民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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ビートクラブレギュラーライブ収録 2021年2月

2021年02月14日 16時38分40秒 | ビートクラブレギュラーライブ
終わったぞい。
ライブの収録が終わったぞい。
これで気兼ねなく好きなことが思う存分できるぞい。

まずはプライムビデオで映画か連続物のテレビドラマでも観ようかな。
それともボチボチ始めた生前整理の続きをやろうかな。
積んどいた本も読まなきゃ。
お預けしていた弾きたい曲もいっぱいある。
ジャズギターセミナーも18日と25日の残り2回しかない。
やりたいこと、やらなきゃならないことは山ほどある。
まずは差し迫ったジャズギターの課題かな。

今日はライブがあると思うとなんとなく一日が気が重かった。
「「撰ばれてある恍惚と不安の二つ我にあり」
は太宰治の言葉。
(元はフランスの詩人ヴェルレーヌ)
ライブには恍惚(うまく弾けたときの涅槃の境地)と不安(うまく弾けなかったらどうしよう)の
二つがつきまとう。
今回は練習はしたほうだと思う。
通し練習も何度もしたし、
(それでも10回はしていないか)
つっかえるところは部分練習もじゅうぶんやった(つもり)。

そして迎えた本番。
8時からが収録開始の時間。
7時30分に篠笛の相方と待ち合わせて練習。
いつもながら合わせるのはこの時だけ。
オレは不安を抱えていたので、もしもの時は代わりの曲をやろうと、
前にやったことのある曲を用意してもらっていた。
合わせてみてどうもしっくりしない。
微妙にどっか違うような。
相方も同じ感想。
それでもなんとかなるだろうと曲を変えることはしなかった。

この日、演奏したのは、
1、映画「タイタニックのテーマ」マイハートウィルゴーオン 篠笛との二重奏
アレンジはマンドリンクラブの指揮者(ギターパートも兼ねる)柳沢 洋
2、プロローグ Uru(ウル) ギターソロ 岡崎 誠 編
3、片想い ギターソロ 平倉 信行 編

8時ちょうどに収録開始。
マイクテストを兼ねて「タイタニック」の出だしを試しに演奏。
うしろに映画の有名なシーンが映し出される。
準備が整っていよいよ本番。
目の前の「ON・AIR(オン・エア)」の赤いライトが点灯するのを待つ。

「タイタニック」はフルでやると6分と長いのでリピートを省略して4分にした。
それと転調するとき、笛を持ち替えるのに1小節余計にギターを弾くことに決めた。
この二つ、当日決めたのに、本番は間違わずにできた。
大きなミスもなく篠笛との二重奏は終えることができた。

ここで相方が舞台から降りるのだけれど、
MCの時間がもったいないとしゃべり出した。
その間に降りてもらおうと思ったのだけど、
しゃべり出したので降りるタイミングを逸したのか、
ずっと舞台の袖の片隅に立っている羽目になった。

「プロローグ」はイントロとアウトロにハーモニクスがある。
7フレットと12フレットと飛ぶので楽譜を見ながら弾くのはムリがある。
4小節しかないけど、なかなか覚えられないのに嫌気がさしながらも必死で覚えた。
それでも不安がぬぐい切れなかったのか楽譜を見ながら弾き出した。
ハーモニクスは正確にフレットの真上に指を押さえなければならない。
左指を見ながらでなくてはなかなかできない技術だ。
それを楽譜を見ながら「感」でやったものだからチャンとした音が出ない。
(それでも70%くらいの確率で成功はする)
焦ってしまってイントロ、アウトロ両方でしどろもどろだった。
(いま、楽譜を見ないで弾いてみたらしっかり弾けていた)

「片想い」はイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、サビ、Aメロ、エンディングの構成。
それが楽譜ではイントロ、Aメロ、サビ、Aメロしかない。
楽譜通りに演奏すると2分20秒しかかからない。
それをyoutubeを参考にフルにした。
演奏時間は約5分(浜田省吾の歌は4分30秒ほど)
「プロローグ」もそうだったが、この曲もリピート記号はかなり複雑だった。
それでも練習したせいかどちらもくり返しを間違えないで弾けた。

普通、歌(弾き語り)ではメロディを歌って「間奏」はインストでやる。
オレの場合はギターソロなので、それに倣って、
メロディ部分はギターで弾いて、「間奏」の部分は歌うことにした。
もうライブに出て15年になるけど、歌ったのは今回が初めて。

収録といってもライブと同じく一発勝負。
ライブは生き物、アクシデントを楽しむのもライブ。
ライブの模様は20日(土)6時からyoutubeで配信されます。
オレはそれを見ながら「ZOOM」でわいわいやるつもり。