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J・S・バッハ「無伴奏チェロ組曲」全曲演奏に行ってきた

2022年08月16日 23時08分02秒 | ギター日誌
8月16日(火)
「カフェ・インク・ブルー」にチェロの演奏会に行ってきた。
演奏者は長野在住の村上 曜。
全く知らない人だ。
バッハはキリスト教と深い関係があるとの観点から、
バッハの曲を宗教的に考察されている。
モチーフの形状から宗教的な意味合いに通じる話は初めてで、
なるほどと共感できた。
(たとえば、三角形のモチーフは十字と切る形とか)

バッハの無伴奏チェロ組曲は第一番から第六番まであるが、
それを全曲通しで演奏するという。
ギターでも弾かれることのある、ギターを弾く人にとっては縁の深い曲だ。
全曲を通して聴ける機会はそうあるものではない。
拍手を送るつもりで出かけていった。
このカフェでのライブには何度か行ったことがあるが、
グランドピアノが置いてあって、10人も観客がいれば一杯の感じのスペースだ。
ムリして詰めても20人が精一杯かな。

500円のワンドリンク付きで2千円。
会場費を考えたら大幅な赤字だろう。
観客は3人きりだった。
まさしくサロンコンサート。
こんな感じでチェロを聴くのは初めて。

10分程度の休憩を入れて、約2時間の演奏。
決して楽しい音楽ではない。
聴く方も苦行である。
オレも演奏する側に立つこともあるので、いろいろ考えさせられた。
ギター合奏とマンドリンクラブに入っているから、
オレがやるとすれば20人くらいはお義理で来てくれそうだ。
そう意味じゃ、合奏に参加したことは大きいな。