標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

激動の世界の動きに対応するためにも、我が国の膿を出し切ってほしい。

2018-05-08 19:29:58 | 日記
19日間、与党と一部野党とで審議していた国会がようやく正常化した。
しかし、「(政治や行政の不祥事が相次いでいるのは)首相の言動があるからだ」とか「総理は膿を出し切るというが、膿とは具体的に何なのか」などの質問に対して、総理は何も答えなかったとのこと。また、財務省の決裁文書改ざん問題について、国会を冒とくしているとの発言には、「国民からの厳しい目を真摯(しんし)に受けとめ、信頼回復に向けて総理大臣として責務を果たす」と実行が伴わないお決まりの答弁をしている。



一方、副総理・財務大臣はセクハラ問題について、「セクハラ罪という罪はないでしょう」と発言をしている。取材記者が、女性議員を増やすつもりはないのかという問いに、「今の女性の比率は何対何?」と逆質問を繰り返して、「知らないから聞いているんだよ」と即答できない記者をあざ笑うかのようにニヤニヤしていた。この大臣は、記者となると逆質問をして問題の核心を避ける。はぐらかすのが得意なようだ。

総理は、「膿を出し切り真摯に丁寧に」を繰り返す。それも、「うそ」も真摯に丁寧に説明しているのかな?と疑わざるを得ない。副総理は、事務次官の文書改ざんやセクハラ行為なども、私の問題ではない、自分は悪くないと言わんとしている。

また、副総理は、今日の会見で「(文書改ざんは)どの組織でもありうる。個人の資質だ」という主旨の発言もしたとのこと。
「セクハラ罪という罪はない」や「文書改ざんもどこでもある」という発言は、被害者や国会、公務に携わる一般職員ひいては国民を愚弄する発言だ。

明日は、日中韓の首脳会談が東京で行われる。北朝鮮の非核化問題が重要な議題となるようだが、明らかに中韓と日本とでは北朝鮮に対する対応が異なる。中韓は、制裁の緩和を図りながら対応する方針だが、日本は緩和せず、最強の制裁を続けるという態度だ。中韓は北朝鮮と首脳会談を行ったし、アメリカは日程・場所の調整までできているようだ。しかし、日本は今のところ会談を行うといった兆しはない。北朝鮮の課題については中韓米任せだ。

国内における総理・副総理のお粗末な対応は、所外国にも見透かされている。もう、ごまかしの上塗りではなく、真に膿を出し切って欲しいと願う。
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