マノエルさんが建てたので、マノエル劇場というんだって。
そのマノエルさんはマルタ騎士団(ヨハネ騎士団)長だった人です。
1731年に騎士たちの娯楽のために建てたものだ。
そう庶民には関係ないわけで、それでこんなーに小さいんだ!
と納得してしまいました。(集客数なんて関係ないのよね)
周囲には4層のバルコニー席がありました。
装飾で一番気に入ったのはシャンデリア! でしたあ。
土間席に実際に座ってツアーガイドさんの解説を聞きました。
私の他には参加者はたったの4人。プライベートにガイドさんを
雇った感覚です。
ガイドさんが質問はありますか?と言ってきたので、
他のヨーロッパ人に負けじと私も質問しました。
「マルタ島にはバレエ団があるの」
「あるわよ」
「バレエもこの劇場でみることが出来ますか」
「ええ、できます。今でもやってますよ。でも
夏の間はやりません」
「バレエの学校もあるんですか、ここマルタには?」
「ありますよ、でも夏はみんなバケーションで学校はお休みです」
バレエのことばかり聞いたのは、
娘がマルタ島でバレエのレッスンを受けられたら最高だと思ったからだ。
こんな小さな国(淡路島の3分の2の大きさ)に
しっかりと根付いている文化の深さ、質の高さには驚きです。
写真は18世紀に使われていた衣装と音響の小道具。
実際、私たちツーリストに使わせてくれました。
動かしてみるとあら不思議、本当にリアルに音が出てきました。
どんな音だったかって?
それが・・・・思い出せない。
波の音だったような、馬の蹄の音だったような、
風の音だったような・・・・・。
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