2022年8月10日(水曜日)午前7時:[ 25c/35c/50% ]{getup0600} 薄曇り、蒸し暑い酷暑
8号線が片側通行ながら昨日から開通し、高速も間もなくだろう。JRは明日から動き出すとか。やっと、敦賀と福井が繋がって、すこしづつ血液が流れだした。
興味深いのは、昨日、福井テレビの取材班が南越前町近くの、海の近くの集落に初めて入ってみると、そこは小さな集落だが、全戸が溢れた川の泥水にどっぷりつかり、救助も援助もなく、自力で家や道路の泥や家具を少しづつ片付けながら、「あんたらがちっとも来てくれんで、南越前町ばかり報道して、不公平や」と全員が不満をぶちまける。
南越前町は繰り返し報道されて、ボランティアも入れば、災害の保険や援助金の申請手続きまで、役場の人間が現地調査して手伝っている。急速に復旧しているのだ。方や、水道の回復どころか、道路に積みあがった大量の泥さえ取り除く重機一台入ってきていない。家の中など、まだまだ、泥だらけで、足の踏み場もない。県か越前町か行政区分は分からないが、手落ちもいいところ。
多分、若者がいない老人主体の集落だから、現状を動画で訴えるなどの情報発信が出来ていなかったに違いない。災害は公平にやってきても、復旧は公平ではない。その決め手が、様々な報道次第。
最近の災害報道を見ていて、地元NHKは少しも人的な現地報道をしていない気がする。取材の人材がいないのか、経営方針なのか、分からないが、生データーを報道していない。
まあ、足で情報を集めるような、そんな時代はとっくに終わっているのかもしれない。ヘリコプターなら飛ばせるのだろう。ドローンなどを駆使して、現地情報を集める県の情報課が必要だ。
さあ、災害にあったら自助努力。まずは動画投稿など、情報発信が大事なのだ。情報がなければ、誰も助けに来ちゃくれない。いつの時代も、その点は、ある意味で公平なのだ。世間が暖かいと思うのは、一部幸運な人たちだけだな。つまり、報道が大量に繰り返された地域だけ。