のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

iPhone

2007-07-14 | KA
 あと10日後に迫った“キャバレー”、今日はフィナーレのリハーサル。わざわざ2時間も取るということは、ただお辞儀をするだけではないってことね、と思って出かけました。
 こういうことをする時にはいつも思います、日本のバトンの人達だったらこれは30分で終わる。

 2時にリハーサルが終わり、MGMにそのまま行って仮眠。それからグリーンルームでコンピュータをしていました。「ああ、お腹空いた。でももう少し。」と何度も言っていると、クレベーフがご飯を買ってきてくれて、一緒に食べました。
 そこで彼が見せてくれたのはiPhone。あれ、彼は電話を換えたばかりだったはずだけど…。「そう、クレージーなのはわかっているけど…。」と、彼。
 私はiPhoneの記事を読んだばかりだったので、とても興味深く見させてもらいました。
 これは凄いです。
 まず、全てが画面をタッチしての操作です。普通は縦長に使いますが、iPhoneを横にすると、画面が横長になります。もちろん写真を摂れますし、保存した写真を見るときは画面に触って選択して、その写真を大きく伸ばすように指で触ると写真が大きくなります。友達の写真を撮って、その人の電話番号に一緒に登録しておくと、その人から掛かった電話で待ち受け画面がその顔に変わります。交通情報は航空写真の地図が示してくれます。そしてこれも写真と同じように拡大できます。だから空からの自分の家を見ることもできるのです。そして、もちろん音楽も聴けます。
 「これ持っていたら飽きないでしょ?」彼は笑っていました。

 おいしいお昼を頂いて、元気にショーが始まりました。
 アーチャーズデンのところは、真っ暗な中、いつも目を瞑ってキューを待っています。まずはステージテクニシャンが舞台の準備が整ったという合図をステージマネージメントにして、私達は彼らからキューをもらって舞台に出て行きます。ステージテクニシャンの合図で目を開けて、ステージマネージメントの懐中電灯の灯りがつくのをみて舞台に走って行く、というのがいつもの私の行動なのですが、今日は目を瞑っている時に「ゴー!!!」と叫ぶようなジュリの大きな声がしました。私はジュリの懐中電灯のフラッシュを見損なったと思って、「しまった。ごめんなさいジュリ。」と思いながら出て行きました。そして、きっと今日はボーっとしているのだから注意しなさいということかもしれない、とも思いました。
 お蔭で無事にフルートも回り、安心しているところでジュリに会いました。「ごめんなさい、ジュリ。私、アーチャーズデンのところでキューを逃していたでしょ。」すると彼女はしばらくキョトンとしてから、「ああ、『ゴー!!!』と大きな声で言ったのは懐中電灯の電池がなかったからなのよ。あなたがキューを逃すことはありえないでしょ。それに、もしもあったとしたらわざと大きな声を出して言うことはないわよ。」と。安心しました。これで安心して3日間の休みを迎えられます。