のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Phantom-The Las Vegas Spectacular

2008-11-03 | 日記
 注文した車のカギがようやく届いたというので、早起きをしてお店へ持って行きました。自転車を積んで行き、一度戻って朝食を食べてから、ミスティア劇場へリハーサル。その間に修理が終わっていることを願いました。
 リハーサルは衣装を着けて、舞台効果と合わせて確認。今日は1曲目のみで45分間のリハーサルでした。リハーサル自体は大変ではありませんが、こうやって毎日足を運ぶのは、生活を忙しくします。
 終わると、ミスティア劇場のあるTIから車のお店まで自転車で戻りました。車でも走ったことのない道を走り、夜は危険な感じがする街並みを通り過ぎました。
 カギはドアのハンドルを取り換え、元のカギのコードを認識させて修理を完了させたそうです。見積もりより150ドルも高い出費となりました。でも、これで安心です。
 今日やりたかったことの一つはピラーティスのスタジオへ行くこと。インターンを無事に終えられたお礼に。
 先生に100時間が終わっていたことを話すと、普段はあまり感情の起伏のない先生ですが、大きな笑顔でハグをして下さいました。プレゼントとカードを渡すと、「今日もやっていくでしょ。」と。私はその予定にしていませんでしたが、折角なので、ここでは最後になるであろうピラーティスをしました。
 先生のプライベートレッスンが終わったので、私も終わりにしました。
「教えることが一番学べることかな。私は教え始めた頃、自分がやっていることが正しいのかどうかとても心配で、質問されると自分で同じ動きをしながら確認したり、時には分からなくて先生に訊いて確認してやっていたけれど、3年経った頃から自信が持てたの。」
 そう話して下さいました。もう一度お礼を言って帰ろうとすると、
「私はいつもここにいるからね。」
 ドアを開けると少し冷たい風がそよ吹き、見上げれば秋の空でした。
 夜は『オペラ座の怪人』を観に行きました。噂は聞いていて、一度は観たいと思いながら観ていなかった作品です。“O”にフリーチケットが出たことを聞き、運良く誘って頂きました。
 これは良かったです。噂通りに本当に良かったです。私は他で『オペラ座の怪人』を観たことがないのですが、ラスベガスで行われているものは、特殊効果をたくさん使っているそうです。その特殊効果だけでなく、全てが良かったです。最近観ていた、大道具などがシンプルで役者さん達の力がよく見られるショーに、厚みを加えたと言ったらいいのでしょうか。豪華さもこのショーの見どころの一つだと思います。役者さん達の素晴らしさは元より、見応えのあるショーでした。
 一緒に座っていた友達と興奮しながら劇場を後にしました。お金を払ってでも、もう一度観に来たいと思いました。
 よくラスベガスへいらして下さる方に「他に何かいいものは…。」と訊かれるのですが、これからは『オペラ座の怪人』を勧めます。
 珍しくラスベガスに留まることになってしまった3連休もこれで、充実感が得られました。