のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ノーW.O.D.

2008-11-29 | KA
 新しいことを本番ですることに決めたので、緊張をしていました。クリフデッキの中で待機している時に、ジュリアに話しかけられたので、こういうことは言ってしまった方が緊張がほぐれるのか、試してみました。そして、いい状態で舞台に立てました。新しいことは、一番良い出来ではありませんでしたが、まずまずのスタートです。

 森のシーンで待機をするとすぐに「ホイール・オブ・デスがありません。」と。そして、「バトルフィールドの準備をしなくてはいけないので、なるべく時間を掛けて下さい。」と。
 KAの目玉でもあるこのアクトが出来なかったことは過去にもありました。その時は、その知らせもないままに舞台にのり、迫上げられるときに異変を感じ、咄嗟に“演技”をしました。そして、その後双子の男の子が戦う場面があったのに、私はそこへいなかったことを思い出しました。私は、「カウンセラーと退場するのですか。それとも、双子の男の子は助けに来るのですか。」と確認すると、ステージマネージメントはそこまで考えていなかったよう、無線で確認をしてくれました。
 カウンセラーは時間を掛け、演技をしました。私はそれに反応するようにしました。そして私は強いスポットライトの中に捕らわれていました。双子の男の子はいつものように助けに来てくれたのですが、タイミングがとても早く、ひと通りの戦いがいつものように終わった時に裏の準備はできていなかったようで、通常ならばすぐに下がっていくリフト5がいくら待っても下がっていきませんでした。ただ待つわけにもいかず、“演技”をしていたのですが、待ち時間があまりにも長すぎました。
 エピローグでタタミへ向かうと、ホイール・オブ・デスは途中まで下りてきている状態で止まっていました。大丈夫とは分かっていても、腰を屈めて移動しました。先日のキャンセルで、ホイール・オブ・デスは修理してあることと思いますが、どうしたことなのか、心配でした。
 二回目のショーの始まるギリギリまで、ホイール・オブ・デスの修理をしていましたが、結局直らず、二回目のショーもこのアクトを抜きにすることになりました。ホイール・オブ・デス抜きのスレイヴケイジの待機をしている時に、カウンセラー役のヨークが来て、今回は彼が跪いた時に私の足を彼の頭にのせて欲しいと言いました。私はびっくりして、そしてすぐに「出来ない。」とはっきり言いました。彼はとってもがっかりして項垂れて、一度去ってからまた戻ってきました。私は納得のいかない彼の方がよっぽど分からず、説明をしました。さらに、演技の案を出すと、「そうか、そうか。」と納得して、張り切って舞台に向かっていきました。もう4年もショーをしているのに、面白いことです。

 この一週間、ストレスが絶えない日々でした。久しぶりに二日間ある休みを十分に使って、心身を休ませたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする