のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

採寸後、トラピースで酔って

2009-07-22 | KA
 痩せたことが発覚したからかなのか、オリジナルのアーティストはみなしているのか分かりませんが、約4年半ぶりの採寸。一番痩せている時ではなく、回復してからで良かったです。
 採寸は、レスリングの方が着るような形の薄い水色のレオタードを着て、それはそれは細かいところまで測ります。それだけ細かく測っても、出来上がって来る衣装が、フィットしないことが多いのは面白いことです。
 サスーンとズラがトラピースの創作をしています。トラピースとはブランコのことで、そのブランコを一つ使い、二人が組んで足にぶら下がったり手にぶら下がったりして作品を作っています。
 昨日振付の手伝いを頼まれ、今日は時間があったのでゆっくりと手伝う事が出来ました。と言っても私はトラピースが出来るわけではないので、技のつなぎや表現の仕方をお手伝いするだけです。彼女達がいろいろと試していることは毎日のように見ていますが、何が出来るのか感覚が全くなかったので、まずは自分がトラピースに乗ってみて、どんなことができるのか試してみました。座る部分が棒のためなのか、思ったよりもバランスを取るのが難しく、初めは静止するだけでも大変でした。そして、以前ケベックのサーカススクールで体験した空中ブランコを思い出しました。二つのブランコを揺らしてキャッチャーの方の手に移ることをした時よりも、この上で踊るのは難しい気さえしました。“O”のアーティストが、トラピースの上に逆さになり頭で支えて揺れているのは凄いことなのだと改めて思いました。
 慣れてくると、手足を動かせるようになり、いろいろと試しているとズラが驚いて、いくつか作品の中に取り入れてくれました。
 6時も過ぎ、二人がショーの準備に向かうと、私はトラピースを低い位置まで下ろし、もう一度何が出来るのか自分で試してみました。そのうちに、なんと酔ってしまい、終えることにしました。
 いつも使わない脳を使うことが出来、新鮮な時間でした。