のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

Pina

2012-02-19 | 日記
 今晩はいろいろと選択があったのですが、映画『Pina』を観に行くことにしました。その前に、居酒屋で集まって、楽しく食事をしました。本日のお勧め、イサキのお刺身も頂くことができました。
「デザート食べる?ハニートースト?バナナクレープ?両方頼みましょう。」
 今日の彼女はいつもに増して食欲旺盛。ハニートーストが初めての二人のうち、一人に渡った部分は、はちみつがほとんどかかっていなかったようで、
「何これ?パサパサ。」
 不評でした。ごめんなさい。
 映画館には、私達だけでした。それを楽しんでいるうちに他のお客様がいらっしゃいました。それからKAの衣装部屋で働く方がいらっしゃいました。終わると、後ろの列に、バンドリーダーのリチャードさんもいらしていました。
 映画が良かったので、みなで驚いて話しました。私は観ながら自分も踊りたくなってきたのですが、そういう人も他に居たようです。良い選択でした。
 帰ってから調べると、日本では『ピナ・バウシュ 夢の教室』と言うのも上映するようです。こちらも観たいです。

それで私はどうなるのだろう

2012-02-18 | メディア
 直しをお願いしていた手袋の確認を一番にしなくてはならなかったのですが、届いていなかったこともあり、すっかり忘れていました。練習に行く時に気付き、衣装部屋に取りに行きました。試着をしてみると、少し大きいようです。いつもは無いところに縫い目があったり、着け心地も違います。急いで直しをお願いすると二十分で出来るとのこと。ショーの前に練習できます。
 その手袋でショーに出なくてはならないことだけでも緊張が走るのに、
「今日のショーでスカートの色を見させてくれる?」
 昨晩の舞台で練習でそれを見るとおっしゃって、着けていましたが、照明がいつもと違うので善し悪しの判断が出来なかったそうです。手袋とスカートを着けて練習をしました。どちらもしっくりせず、注意深く出ていくことにしました。
 顎関節はまだ痛みがありました。ストレスとなっていることであろうもののうち、一つ、すぐに解消できるであろうことがありました。実験してみようと一回目のショーの前に試みると、そのショーの途中で痛みが無くなっていることに気付きました。大きく口も開けられて、面白いなと大きく笑いました。
 スカートのライナーの色を見ると言うことは、アーティスティックコーディネイターと衣装部屋のエリックがご覧になっているということです。そのことで少し緊張もありました。しかし、昨日カイロプラクティックで整えて頂いた身体は良く動き、また、いろいろな“問題”を消して頂いたことを信じ、古谷野先生のお言葉を思い出して、きっとゲイルが見守ってくれているだろうと感じて、それで私はどうなるのだろうと思うと、楽しくなってきました。歯切れ良く、パッとと思いながら、最後のフルートを投げると、上手く投げられました。まだ感覚は全然ありませんが、とりあえず今日は出来ました。
 スカートの色は、照明に当たるととても良い色になるとのこと。これで決定となるようです。
 ゲイルはやはり見守っていてくれたようでした。
「階段を一つ上に上がる“段階”なのよね、きっと。」
 今日は二人で少し涙を流しましたが、彼女の問題は解決されて、大きなストレスが解消されて、どっと疲れが出たようでした。私の問題は全てが解決されていませんが、少しは前に進んでいることでしょう。
 今日はたくさんのお客様が立ち上がって拍手をして下さいました。喜びが私達の方に覆いかぶさってくるかのような、大きな拍手を頂き、涙が出そうになりました。
 ズラの生徒さんに差し上げる千羽鶴、その完成をみんながとても喜んでくれました。小さな紙を折っている段階では、最終的にこのようになると想像をしていなかったようです。「良い仕上がりね。」と、あたかも私が作ったようにみなさん褒めてくれましたが、私は色の順番に鶴を糸に通しただけなのです。折り慣れていない人が一生懸命に折ってくれた数羽の鶴、鶴を折るのは慣れている人が折ってくれたたくさんの鶴、みんなの鶴が集まって、素敵な千羽鶴が出来たのです。シェリーが用意したKAのロゴが入ったパネルの裏に、ブライアンがズラのスクールのロゴを描いてくれました。パネルにはみなでサインをして、その下に千羽鶴を吊り下げました。ズラはとても喜んでいました。ズラの生徒さんにみんなの思いが届きますように。
 昨日、千羽鶴を作っていて、練習が出来なかったので、今日は居残りです。フルートの新しい表面加工のテストもしなければならないので、それも兼ねながら、フルートを回しました。


 二月十七日付の夕刊デイリーに掲載して頂きました。

顎関節、千羽鶴

2012-02-17 | KA
 朝食を外に食べに行くことになりました。注文したものが来るか来ないかの時に、左の顎関節に痛みを感じました。口を開けると痛みがあります。小学生の頃に同じような痛みを感じたことがあったような気がしました。今週の頭に寝違えたことが関係しているかもしれませんし、ストレスからなのかしらなどと思いました。幸い、今日はショーに出ない日なので、カイロプラクティックに電話をすると、いつもの先生はお休み、その先生がいらっしゃらない時に診て頂く先生はもう空きがなく、もう一人先生がいらっしゃると言うので、その先生にお願いすることにしました。
 先生は、いつも診て頂く先生と同じように、身体に質問していました。先生が先ずおっしゃったのは、
「何か感情的な問題があるみたいだね。」
 その後、それはお父さんに係わっていることではとおっしゃいました。父とは関係ないですが、感情的な問題と言うのは当たっていると思います。それを取り除いて下さいました。しばらくすると、
「恐れ?」
 これも当たっています。それから、
「最近何か毒になるようなものを食べたかな。食べたくないのに無理に食べたとか。」
 私は笑いました。このところ、外食が続いていました。嫌いなものを食べることはありませんでしたが、外食続きで身体が疲れていたのかもしれません。
「そうだね。身体がもういっぱいいっぱいになって、それを拒否したいから顎の痛みに出たんだね。」
 ここの先生方は、水を飲むことを勧めます。今朝は、出掛けたので水を飲む機会があまりなく、また、その時私の喉は乾いていました。先生が、身体に訊くと、
「え、二リットル半の水?」
 それはあまりにも多いと調べ直すと、私の身体は取り込んだ水を使っていないと言うことが分かりました。これにも驚きました。私は、朝にたくさん水を飲みます。身体が欲するので飲むのですが、トイレに行く回数もビックリするほどあり、飲んだものがそのまま出ていくような感じでした。それを治して下さり、もう一度身体に訊くと、一リットル半の水で良いようでした。
 帰ったらぬるま湯に海塩を溶かし、二十秒ほど口に含ませるように言われました。理由は分からないとのことですが、そうすることにより筋肉が緩むのではないかとおっしゃっていました。帰宅すると、早速やってみました。少し痛みが緩和された気もしました。
 カイロプラクティックへ行く前に、古谷野先生とお話しすることができました。吐き出したいことと、ご相談したいことがありました。いろいろと良いアドバイスを頂きとても有難かったです。
 MGMに行くと、すぐに千羽鶴の作成に取り掛かりました。糸に通す段階に来たのです。シェリーが色ごとに袋に入れて、番号と折り上がった鶴の数を書いてくれていたので、とても助かりました。二十色ある鶴、五十一羽ずつあるはずなのですが、揃ってはいません。でも二羽多く、千二羽折り上がっているので、千羽鶴を仕上げるのには足りています。足りない色をどう埋めるか考えながら、四十羽を一本の糸に通し、それを二十五本作ることになりました。途中でピラーティスとお化粧をして、残りの時間は続けて作っていました。
 ショーの間、出番と出番の間に手伝ってくれるアーティストも居ました。サラは、分かっていることも確認をしながら慎重に作ってくれました。男性のアーティストも手伝ってくれました。ミッシェルは、四十羽の鶴を通し終えるところまでエピローグに出ていくぎりぎりで完成させました。私が糸の処理の説明をしなかったので、針を抜くのが少し大変でした。シェリーは一回目のショーが終わると来て、丁寧に仕上げていました。ブライアンは、二回目のショーの時に来てくれ、私の通しているものの続きをしてもらいました。彼がそれを仕上げる間に、私は次を始めて、半分出来たところで、またその続きをしてもらいました。ブライアンは、昨年日本の為に千羽鶴を折る企画を立ち上げてくれた人。その時と同じように、心をこめて鶴を糸に通していました。
 あと数本で仕上がるところでしたが、今晩はショーの後に来週のイベントの為の練習があり、仕上げることが出来ませんでした。時間を見て、身体を温めて、練習に臨みました。今日は、ミュージシャン達も残り、そのイベントの為にレコーディングをしました。舞台の上では、「確認だけで良いからね。」とみなにステイシイが言い、私には特に大きな声で言っていました。
 私は、スカートのライナーの色確認があり、衣装を着けていました。一人で真剣にステイジングのような感じで、恥ずかしかったです。舞台の上では、力いっぱいではなく、緩く優しく舞っていました。クリエイションの時に、突然舞台の上で何かをすることがあり、それ位で踊ると、「その方が良いんじゃない?」と振付家のジャックさんに言われたことを思い出しました。今晩は、残業して下さっているみなさんと楽しいひとときでしたので、残って下さっているバックステージテクニシャンのみなさんにも少しはお楽しみ頂けるようにとも思い、優しく踊りました。
 練習が終わると、千羽鶴の作成を再び始めました。きっと明日、ズラに渡したいのだと思い、仕上げてから帰ることにしました。鶴を糸に通し終え、それを纏めて仕上げると、午前三時。出来上がって良かったです。

出来ない

2012-02-16 | KA
 私はいつも六時から音を掛けて通し練習をするのですが、今日はその時間に何かがありそうな気がしました。ホワイトボードに確認しに行きましたが、何も書いていないので、大丈夫と思い、六時の通し練習に向けて練習をしていました。ところが六時になると、放送が入り、京劇のみなさんの練習があることが分かりました。みなさん、一回の通しだけするつもりだったようですが、上手くいかず、終わりそうにありませんでした。私は隅で曲なしで通すことにしました。エイドリアンでしたら、私に一言伝えて下さるだろう、また、以前なら腹を立てる自分であったろうと思いながら、今日は、私がコーチだったらこうはしないだろうな、と落ち着いて考えていました。昨日も何かありましたが、腹を立てずに処理できたことを思い出し、感情の起伏が少ない日なのかと思っておりましたが、どうやら年を取ったのかもしれません。
 湿度がある日で、フルートがいつもより滑らない状態ではありました。でも、気にならないほどでしたので、そのまま使うことにしました。しかし、ケイジに置いたもう一本のフルートを手にすると、本当に滑らない状態になっていました。
 二回目の最後が上手く行かずに終わることになりました。もう何週間も手ごたえ無く、出来るか出来ないか分からない状態でやっています。時々やってくることで、考え過ぎなのかとあえて練習をしないこともあるのですが、今回は練習をしてこの状態を乗り切ろうとしています。でも、抜け出せないのです。楽屋に戻ると
「出来ない…。」
 と呟きながら泣いてしまいました。久しぶりに泣きました。ゲイルの問題は一人では解決できないことですが、私の問題は私だけのことなのです。彼女に比べたら簡単なことなのではないかと考えました。二回目のショーが終わると、ゲイルに話しました。すると彼女は、
「見たわよ。」
 と言ってから、
「あなたが手で弾いた時に丁度曲が変わったでしょ。そこで、ああこれは双子の男の子ではなくてただの棒になったんだと思ったわ。とてもドラマチックだったわよ。」
 お客様がみなさんゲイルの様に想像豊かであれば良いのですが…。然して難しことをしているわけではないのに出来ないこのもどかしさ。この状態に陥ると、いつも何か違う終わり方にしようかと思うのですが、それは自分に負けた気がして、どうにか解決するまで闘います。でも、それが本当に良いことなのか、分からなくなってきました。派手なことに変えるのは簡単ですが、静かに終わるのにふさわしいものが何かないのか、ショーが終わってから考えてみました。友人との約束がありましたが、お願いして、練習することにしました。辞めて欲しいと言われるまで闘うことは良いことなのか、諦めてと言う訳ではなく、ショーの為に自ら辞めた方が良いのか、考えます。 

ニコルとアリソンの為に

2012-02-15 | KA
 新しく双子の女の子の代役をするアーティスト達の為に、エピローグの練習がありました。シェリーと私は、その場に居なくても良かったかしらと思うような感じでしたが、何かの役に立っていることを願います。六時にそれが終わり、少し身体が冷えていたので、気を付けて動かすようにしました。
 一回目のショーが始まる前に、ゲイルの様子がおかしくて、心配しながらショーをしました。二回目もまだあるので、ショーが終わるまで待って声を掛けることにしました。
 二回目は、少し疲れているようでした。動かしたらエネルギーが生まれるかと思いましたが、そうはならず、でも、自滅することもなく。

寝違え

2012-02-14 | KA
「昨夜、雨降ったでしょ?」
 激しい雨だったようですが、全く知らずに寝ていました。今朝は良い天気です。雨が降ったからなのか、雪の中に避難したからなのか、今朝は、くしゃみもなく良い感じでした。
 ZEDの衣装部屋で働いていらした方がいらして、少しお話することができました。
 新しい衣装が届いていました。今使用しているものは、つい最近から使い始めた気もしますし、まだまだ見た目は新しいと思うのですが、交換するようです。早速練習で着てみることにしました。
 首を寝違えたようで、下向き、特に左下を向くと痛みがありました。ひとつひとつ動きと痛みを確認しました。腕を肩より高い位置で後ろに持っていくと痛いので、踊りの中で三か所痛みが走るところがありました。自分で良い方向に持っていけることは行ないましたが、今日はこの痛みと共に過ごすことになることでしょう。気になるところがあると、良い緊張があると信じて。
 双子の男の子が代役でした。ヤンチャオは、数カ月に一回しか代役をする機会がないので、タイミングがどうしても違くなってしまいます。首の痛みと共に注意して行ないました。
 少しリラックスし過ぎているようなところが見受けられたので、ひとつひとつ丁寧にと言い聞かせました。
 シェリーが、渡した折り紙をまだ折ることが出来ていないのなら、みなで折ってくれると言ってくれましたが、百二羽、全て折り終えていると言うと、とても驚いていました。
 良いタイミングで友人が来ているので、サプライズのパーティが出来ると思っていたのですが、事が上手く運ばず、二人で普通の夕食になりました。映画になりそうな今日起きたことを話す友人は、少年のように目を輝かせていました。
                    

真っ白なブライアンヘッド

2012-02-13 | 旅日記
 少しお日様が出ていたかと思うと、雪。サラサラの雪が、横に飛んでいました。外を少し散歩しました。
     
 大きな氷柱が見られました。
     
 車はすっかり真っ白で、掛けたエンジンが一度止まってしまったので、心配でした。様子を見ながら山を登ると、すっかり雪に覆われてしまった車の救出に雪かきをしているご夫婦を見かけ、お手伝い。雪かきを済ませ、その車を運転すると、ブレーキが利かないようで、道の脇に積まれている雪で車を止めていました。金曜日までご滞在と言うことなので、修理の方を呼ぶ時間もあるようです。
     
 山を登り、一万四百二十フィートの標識を過ぎた辺りは、さらに真っ白と言う感じでした。
          
 折り返して、スキー場を少し見ました。
     
 エンジンを止めるとまた動かなくなりそうなので、動かしたままにして、様子だけ見ました。街まで行けば、車がもしも動かなくなっても何とかなるだろうと、お昼御飯もそこまでお預けです。 
 山を下りて行く途中に、立ち寄ったところには、小川もあり、また違ったきれいな景色でした。
               
 小さな町で、昼食を食べると、ラスベガスに戻りました。
 途中、真っ黒い雲が目の前に広がっていました。そこまで行くと、大雨。大雨どころか、先が見えないほどの激しい雨になりました。フロリダで激しい雨の中を運転していた時のことを思い出しました。あの時よりは良かったですが、本当に激しい雨でした。
 ラスベガスに戻ると、買い物に出掛けました。ベラッジオでは、チャイニーズニューイヤーの飾り付けがされていて、男性一人が、その中で演奏していました。
          
 大きなスーパーへ行くと、レジはもの凄い列。今日は月曜日ですが、バレンタインデイの前日で混んでいるのでしょうか。前の方が、私が手に持てるものほどしか買わないことが分かると、先に入れて下さいました。
 洗濯をしながら夕食の準備。ご飯と野菜をたくさん食べたい夜でした。
 久しぶりにミシン掛けをしました。強い糸を買いたかったのですが、売り切れていて、仕方なく使った糸は弱くて、捗りが悪かったです。とりあえず終わらせましたが、糸を購入出来たらやり直さないといけないかと思います。

雪のブライアンヘッドへ

2012-02-12 | 旅日記
 お天気の良いラスベガスをお昼頃後にして、ユタ州のブライアンヘッドへ向かいました。メスキートを過ぎて一休み。ヴァージンリバーと山が広がる景色に、少し涼しい爽やかな風が吹いていました。
          
 セントジョージを過ぎた頃でしょうか、お天気が悪くなりだし、遠くは雨が降っているよう。そして、その中に虹が見え、その虹を潜って行くことになりました。
     
 ザイオン国立公園を過ぎた頃から雪が見られました。ハイウエイを降り、山を登り始めると、あたりは暗くなり、真っ白な雪景色。車のチェーンは、四輪駆動の自動車には必要ないことを初めて知りました。小さな枝々に積もる雪が、とても綺麗でした。ホテルは、まるで雪に埋れているようでした。まだ新しい綺麗なホテルは、木をふんだんに使用していて、素敵でした。
     
 明日、明るくなってから見る雪景色が楽しみです。

2012年桜咲く

2012-02-11 | KA
 新しいスカートと新しい表面加工のフルートを試すには、早く行かなくてはなりませんでした。ほんの少し、来週でもいいかしらと思いましたが、やはり早く行って試すことにしました。
 出掛ける前にゴミを捨てに行くと、予想通り桜が咲いていました。
          
 大きな木は面白い芽が出ていました。
     
 MGMの桜も咲いていました。良い一日になりそうです。
          
 持ち帰った五十枚の折り紙をほとんど折ってしまったので、次の色をもらおうと尋ねると、今の時点でみなさんは二百枚位折れたと。私があと五十枚もらって折ると、百枚。千羽鶴の一割になります。紙は受け取り、この色は折り切るつもりですが、そんなに急がなくて良いかと思っております。
 くしゃみと鼻水の対策に使用しているエッセンシャルオイルが、私を元気な気にさせているのかもしれません。本当は疲れているような気もします。気を付けて、と言い聞かせながらショーをしました。一回目のショー、客席でお立ちになられたお客様は、誰かに恋をしているよう。とても可愛らしかったです。視線はピエールルックに向けられているようでした。二回目のショー、私は投げキッスを頂きました。
 お世話になったコーチのことを大切に出来ない彼女。用事があるならともかく、友達とお酒を飲むためなどと分かると、悲しくなります。
 ジェニファーは強くて優しいです。私は彼女と同じ強さはあると思いますが、あのような優しさはありません。彼女が笑って過ごせますように。

照明のルックさんと再会

2012-02-10 | KA
 良いお天気。くしゃみが連続して出ました。鼻水も出て眉間の辺りがボーっとしています。花粉症の対策遅れ。今から出来ることを考えて、実行することにしました。コンタクトレンズは大丈夫でありますように。
 鍵を替えにいらして下さいました。
「これはだいぶ古いね。オリジナルのものだね。」
 修理の方は、分かっているようでした。
 大きな音がするので、向かいの部屋にカーペットクリーニングが来ていると思い、訪ねました。先日私の部屋をクリーニングして頂いた時、終わった後にお礼を言うことが出来なかったからです。でも、私の部屋にいらして下さった方とは違う方々でした。いらして下さった方々には伝わらないと思いますが、お礼を言いました。
 近所に公園を造っています。通勤途中で、木が植えられているのが見られました。
 一回目のショーのまだ始まりの頃、
「トテモクサイデス。」
 と言いながら楽屋に入ってきたシェリー、どこが臭いのか訊くと、この楽屋が臭いと。私は花粉症に、メラルーカのエッセンシャルオイルを使っていたので、全く気付きませんでした。
 一回目のショーが終わり、カツラを外しに行こうとすると、クリエイター、照明デザイナーのルックさんがいらっしゃいました。ご挨拶をすると、
「どう、英語は出来るようになった?」
 このような質問をされるとは全く思っていなかったので、笑いました。その後またお会いしたので会釈をすると、彼は通り過ぎてから、
「カワイイ。」
 と大きな声でおっしゃいました。振りかえると、五メートルぐらい過ぎたところでこちらを見て微笑んでいらっしゃいました。KAには、日本語が分かる人がたくさんいるのですが、彼はそれを知らないのでしょう。私はとてもおかしくて、大きな声で笑いました。
 シェリーが千羽鶴用の折り紙を持って来てくれました。二十色もあるそうです。下の方になる鶴はきちんと折れていないと上の鶴を支えられないだろうと、きちんと折れる人にその色を渡されました。その内に、やはり上の方もきちんと折れていたほうが良いと言うことになり、中間をみなさんにお願いすることにしたようです。色の違いが微妙なので、似たような色ではなく、はっきり違う色だと分かるものを二色出し、折り終わるとビニール袋に入れて、次の色を出すようにしていました。
「こうすれば、あなたが繋げる時に分かり易いでしょ。」
 私は、折り鶴を糸に通す役を仰せつかっております。シェリーは、本当に何事も完璧にこなそうとする方です。
 身体に不自由がある男の子がショーを観に来てくれました。握手をしようと手を差し出したのですが、彼はこちらに手を差し出すのも大変そうでした。ミロと言う名の男の子、とても可愛らしかったです。