陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

熊野古道~大雲取越 (1)

2009-09-24 22:38:57 | Weblog
仕事をしていたら足の痛いのをすっかり忘れた。
あのきつかった行程の記憶もだんだん薄れてゆく。
ここらで思い出してアップしておこう。

  

高野山宿坊を後にして小口バス停へ。
途中のトイレを借りた土産物屋で熊野古道のウォーキングマップをゲット。
じっくり読んでいたら『大雲取越』は上級とある。大丈夫か?
11:00
さぁいよいよバスを降りて歩き。
川縁には彼岸花。向こうの山中腹の家では犬がよく吠えていた。
 
しばらく民家の間を抜けてゆく。ここでも犬がよく吠える。
最近の犬は吠えないが語り部の人によるとイノシシ除けに吠えるような犬が飼われていると言う。
28の石が道端にあって、 いよいよ古道に入る。
500mごとに数字が減って熊野那智大社へ抜けたところで0になると説明を受けた。
28×500m。 14キロ 歩くのねん~♪ あの向こうの尾根まで歩くのよん~♪
  

昭和30年頃までは家があった痕跡が道のサイドに残る。
電気が引けないので田畑を置いて里に下りることになったそうだ。
石の段々がちと歩きにくい。段々のところどころにかわいい黄色い花を見つけては和む。
語り部さんからチャボホトトギスと名前を教えてもらった。

円座石(わろうざいし)
語り部の説明を聞いたけど右から左のおそれありと説明も写しておいた。正解だった^^;

 
ここから除々に勾配がきつくなった。

楠久保の地蔵を過ぎてから、
胴切り坂と言う、しんどさのあまり首と胴を切り離してくれと言いたくなる坂が待っていた。
一気に標高700mくらい登る。距離にして2.4Km。
もう写真を撮るゆとりなし。汗だく。
 
とか言いながら、かわいい花をみつけるとふと立ち止まり、
大幅にメンバーに遅れ、歌碑やなんたら旅籠跡での語り部さんのお話は聞き取れない私でした
きつい登りでは
   六根清浄~~♪~懺悔、懺悔~♪
   ろっこんしょうじょう~さんげ、さんげ~♪
語り部さんと掛け合いで声を出してリズムを取ると不思議とちょっと足が前に出た。
大したことないという風評で杖を持っていなかったら、
バテバテの私に語り部さんが自分のリュックから杖を取りだして貸して下さった。
ヤバそうな人様に用意がしてあったらしい。
史実に詳しく、山歩きに詳しく、気遣いもあって、飽きさせない話術の語り部さんに大いに感謝、感謝。
肝心な史実はホント聞いてなかった。スミマセン
と、言うところでつづきはまた明日。