里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

キツネに化かされたような話 その2

2009年06月09日 | 日々のつぶやき
車を止めましたが、相手が何か言いに来るだろうと、しばらく車から降りずに待ちましたが、一向に向こうも車から降りてきませんので、私のほうから、相手の車のところへ行き、ドアをノックしました。

相手は、運転席の窓だけ開けて、「警察を呼びましたから、もうすぐ来るから待って下さい。今は、保険会社に連絡しています」と言って、携帯電話をかけていました。

普通は、当たったとか、当てられたと感じたら、車から出て、一応双方の傷を確認をすると思うのですが、全く車から出ずに、携帯電話ばかりしていました。

やがて、お巡りさんが一人、バイクで来られました。

お巡りさんが来られたら、やっと相手も車から降りてきました。

お巡りさんが、まず、それぞれに「怪我はありませんか?」と聞かれました。

勿論どちらにも、衝突(当たった)したと言う感じはありませんでしたから、怪我はありませんでした。

「それではどういう状態だったのですか」と聞かれ、

私:「右折を始めて、まだ交差点の中にいる時、急に、かなりのスピードで、左側へすれすれに入って来て、前で、急に止まられたので、接触しました」

お巡りさん:「ブレーキが効かなかったのですか」

私:「ブレーキは効きました」

お巡りさん、相手に:「なんで急に止まったのですか」

相手:「前が渋滞していたので、止まらなければ、僕が前の車にぶつかるからです」

私:「この人の車の前に、2台左折した車が、スムーズに流れて行き、渋滞はしていませんでした」

相手:「○○薬局へ入る車かな

私:「薬局の駐車場に入る車もありませんでした」

相手:「僕は、信号を2回待ちしたんです」

(それで今度こそと信号の変わり目にあわてて交差点に入って来たと言わんばかりでした)

確かに対面側の道路は、道幅が狭く、他方が優先になっているため、曜日や時間帯によっては、すぐにその場を通過することは出来ない時がある事は予測できますが、この時は、この車の前に2台左折した車があり、その2台の車から3台分くらい空いて、この車がやって来ましたので、信号を2回待ちしたと言うのもうそです。

(ああ言えば、こう言う ウソばかり言います)

お巡りさんが、双方の車の傷を、それぞれ相手にも確認させたうえで、巻尺のようなもので、路面から何センチのところと言う風に計られました。

私は、その時、相手の傷が、右後ろではなく、左後ろに一本の横線のような傷がありましたので、右後ろに傷がつくはずなのでは?と、不思議に思いましたが、その場で、私はオドオドしていましたので、質問する勇気がなく、聞きませんでした。

私のほうは、ちゃんと接触した前の左側に傷がありました。


たいした傷ではありません。黒く、小さい点のようになっているのが傷です。黄色で囲った中に、写真では見えていませんが、横に2か所塗料がはがれた、小さい黒い点があります。

お巡りさん:「接触による物損事故として届けておきます。1週間から10日くらいで証明は上がります。お互いに住所、氏名、電話番号、車のナンバー、保険会社の名前などを交換して下さい。あとは示談書でと言う事になります」と言われました。

相手:「車もへっこんでいないし、もう、お互いに連絡を取ることもないし、あとは保険会社にまかせておきます」と、私に言いました。

やれやれ、あぁたいしたことにならなくて良かったと思いました。

ところが、こんな小さな接触事故が、人身事故に変わり、警察からの呼び出し、事故現場での立会見分、書類を検察庁へ、裁判などと進展していくことなど、想像もしませんでした。

また、何日か後に続きを書きます。


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