夕べから今朝にかけて、私が京都に来て初めて経験するような大きな台風が、駆け抜けて行きました。
ベランダから見る山科川が、ぐんぐん水かさを増し、夕べ何度も水の増え具合をベランダに出ては観測していました。
日付変更線を越えて、もう寝ないとと寝ることを試みるも、寝る部屋の近くには、消防署があり、絶えず何か無線連絡が入っているのが聞こえますし、廊下挟んで向かいの部屋で寝ている娘の携帯に何度となく緊急情報が入る音がするし、なかなか眠れませんでした。
朝起きて、又ベランダから川やあたりの道を見ると、めったに車の渋滞が起きない道が、大きなトラックや、一般車両が長い列を作って渋滞していました。
お巡りさんも見えましたし、車に声をかけて、指図したり誘導したりされていました。
どうも、名神高速道路と、京滋バイパスが通れないか、何かがあるらしい感じでした。
娘がどうやって会社に行こうか悩んでいました。
普段使う交通機関が、地下鉄東西線、琵琶湖線、奈良線、嵯峨野線、すべて家の近くから乗って、会社へ行くまでのどこかで、冠水しているところがあり、普段通りに行けません。
会社に電話したら、遅くなっても、また誰かと組んでタクシーに乗ってでも出勤するように言われたそうです。
それでいろいろ調べて、かなりの迂回ルートを選び、遠回りで出社しました。
11時ごろに会社に着いたそうです。
帰るときも、未だどの線も復旧しておらず、遅くなると言う事でしたが、今日の勤務シフトでは6時に仕事を終わり、7時には家に帰り着く予定の日が、会社の車で京都駅まで送って貰ったと言う事で、思ったほどは遅くならず、8時過ぎには帰って来ました。
長男は、今日は休日と言う事で仕事は休みで良かったのですが、事務所として借りている住宅の専用駐車場に止めていた自分の車が、駐車場の裏にある幅1メートルくらいの用水路の小さな川があふれ、その近辺は、人の腰辺りまで水があふれ、5階建ての住宅が何棟か密集していますが、1階部分は水につかり、勿論駐車場の車も水につかりました。
長男の車も、座席のすぐ下まで水が入り、電気系統がダメになったらしく、エンジンがかかりません。
自動車保険をかけてる会社に電話して、相談した結果、レッカー車で車を購入した販売店まで運んで貰うことになりました。
しかし、今日は、レッカー車も予約がいっぱい入り、今日は無理とのことで、明日朝の9時に来て貰えることになりました。
長男の友達も、長男と同じ駐車場を借りておられ、朝の6時ごろに、二人の人が団地内に大声て「避難して下さい」と言って回られたので、その友達は、病気がちのお母さんを自分の妹さんにあずかって貰おうと、3~4キロ離れた妹さんの嫁ぎ先へ連れて行こうと、車に乗せ、その時はエンジンがかかり、少し行ったところで止まってしまった。
それからは、どうにも動かないので、すぐレッカーの依頼をされました。
しかし、レッカーが来てくれたのは、お昼になるちょっと前でした。
運んで貰ったところで修理の見積もりをして貰ったら200万かかると言われたそうで、それだったらもうこの車は手放して、もう少し小さい車に買い替えると言われたそうです。
それを聞いて、長男も又悩みだし、僕の車は200万もはしないと思うけど、あまり修理費が高いようだったら、未だ買って2年ほどしか乗ってないけど、買い替えた方がいいのかなぁと・・・
今日は、遠く離れた親戚から、又友達から「台風はどうでした?」とあまりにもニュースで、「京都の伏見と言うのをよく聞くから、心配になって」と電話を貰ったり、またこちらも気になるところへ、安否や被害の様子を聞く電話をしたり、一日中台風に振り回された感じでした。