やんちゃなのに意気地なし

猫の恵太郎は、わが家に来た頃はおとなしい猫と思いましたが、近頃だんだんやんちゃになり、家の中ではまるで天下を取ったように好き放題で、人間をてこづらせています。

スーパーの袋などをもって、ちょっとガサガサ音を立てると、何か貰えるとでも思うのか、さっと飛んで来ます。

料理を始めると、台所へ来て、鼻をヒクヒクさせ、目はキョロキョロ、私やシンクの下の引き出しにつかまり立ちして手を伸ばし、猫の好きそうな食材を取ろうとします。

全く困ったものです。




お菓子の箱にかかっていたひもを持って無心に遊ぶ恵太郎

こんな可愛い面もあるのですが、チャイムが鳴ったり、玄関ドアの外の通路を宅急便や生協の配達の人が台車をひいて通られる音がしたら、一目散に和室の押し入れや、誰かのベットの下の奥のほうに隠れると言う意気地なしです。

いったん隠れたら、「恵ちゃん、もう出ていいよ」と呼びに行くまで出て来ません。






和室の押し入れに隠れている恵太郎です。

来客でも、女の人はいいのですが、男の人だとずっと隠れたままです。

野良猫時代に、よほど男の人に怖い目にあわされたのかも知れません。

子供の声がしても逃げます。