あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

司書のお嬢さん、ごめんなさい。

2009-12-15 23:23:31 | 日記・エッセイ・コラム

フランス料理を私と
価格:¥ 2,650(税込)
発売日:1987-12

最近図書館でも、《本を盗らないで》という張り紙をよく見ます。

それだけ、本やCDを盗ってしまう人が多いんでしょうね。

以前上にあげた、伊丹十三さんの本を図書館で借りて、貸出期間中に読み終えられなかったので、また借りたいと思ったことがありました。

ところが、いつまでたっても書架に返ってこないのです。誰か借りっぱなしなのかしら、とちょっとイライラ。

そんな折、古本屋さんでこの本を見つけ、あ、良かった、と買いました。

そのときふっと、思ったのです。まさか、この本は実は図書館の本で、転売されたものじゃないのかって。

でも、すぐに違うな、と思いなおしました。図書館の本はカバーフィルムでコーティングされていて、剥がすのは困難だからです。その本にはカバーも、剥がした形跡もなかった。

(でも、だとすると図書館の本を盗むのはどういう目的なのか?カバーやバーコードをきれいに剥がす方法があるのか?)

それと、ちょっと性質は変わりますが、切り取られた本に出会ったこともあります。

初心者向けのかぎ針編みの本を図書館で借りて、しばらく読んでいてふと、違和感を感じました。

よくみると、数ページが切り取られているのです。しかも、良く見ないと分からないくらいきれいに、です。

私は怒りましたそんなにきれいに切り取る技術とエネルギーがあるなら、他に向けろよ!

で、怒りながら「この本、〇ページから〇ページまで、切り取られています!」と司書の人に告げて返却しました。

もちろん、怒りは切り取った人へのものです。けれど、私の剣幕におびえたのでしょう。司書のお嬢さんはなぜか、「申し訳ありません!!」と私に謝りました。

こ、こちらこそすみません……貴女を怒ったのではないのだ……

ところで、せっかく買った伊丹さんの本も、買ったことに安心して、まだ全部読んでおりません……

色々な面で、申し訳ないです

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防げないものか……?

2009-12-15 22:53:08 | 日記・エッセイ・コラム

万引き経験、あります……といっても、やられてしまった方のお話

専門学校生の時、本屋でバイトをしておりました。

個人でやっている本屋さんにしては、小さくはないお店でしたが、クリスマスシーズンや年末年始の繁忙期以外は、基本的に売り子は一人でした。

そのうえコミックのコーナーは奥にあり、レジにいると背を向ける形になります。

加えて私はボーっとした売り子でした。たぶん、一冊、二冊はよくやられていたことでしょう

そうして、ある日事件は起きました。

厳密には、私の担当時間帯ではありませんでした。でもまったく他人事ではなかった。

コミックコーナーのひと棚、やられてしまったのです

横山光輝氏の『三国志』でした。全巻盗られました担当時間帯のひとは激しく落ち込んでいました(店長さんは責めなかったけど……)

それだけ大量に盗るのは、おそらく転売目的でしょうね。断じて出来心ではない!

私もショックでしたし20年の時が過ぎ去った今でも、『三国志』を見ると胃がキュッとします

それに、その後も本のある職場に勤めまして、高価な本を盗られてしまったことがあります(これは私の担当時間帯だった)

だから、万引きで潰れてしまう本屋さんがある、なんてニュースは、他人事ではないのです

でも、手口がプロ化しているというか、とうてい素人の店員さんでは防げない感じ……

どうしたらいいのでしょうね……

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少し引きました。 『とりぱん8』

2009-12-14 23:13:38 | アニメ・コミック・ゲーム

とりぱん 8 (ワイドKCモーニング) とりぱん 8 (ワイドKCモーニング)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2009-11-20
この、『とりぱん』シリーズ大好きです。

新刊が出るのをいつも楽しみにしています。

けれど、今回の巻は、ちょっといつもより、私の中ではトーンダウン。

なんでなのかな、と考えていましたが、どうも、202、203羽(変換ミスではありませんとりぱんですから)のせいではないかと。

マイマイガという蛾が、大発生するエピソードですね。友達で蛾や蝶が大嫌いなのがいるのですが、卒倒しそうなネタ

“たいていの虫は平気な私が、さすがにドン引いた”と作者も書いていますが、私はそれほど虫に強くはないですけど、年齢が年齢なので、“キャー、毛虫!”なんてことはありません。

けど、このエピソードで、蛾の置き土産の卵から、無数の毛虫がうぞうぞ大発生するエピソードは引いた引いた

さすがに絶叫するでしょうし、退治するのも嫌だろうなぁ……

と、いうわけで、今回はすこーし、テンション落ちたのでした。

でもやっぱり面白いですけどね。(猫のエピソード多かったのはちょっと嬉しかった)

あと、お便りコーナーも結構好きなのだ

ああカンちがい編は笑ったし、夜店の話は少し怒った

来春発行予定の9巻が今から楽しみです

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大根づくし。

2009-12-14 20:50:07 | 食・レシピ

大根づくし。
数日前に、葉っぱの付いたみずみずしい大根をいただい話をしました。 で、古くならないうちにと今夜は大根づくしです。 セオリー通りに上をサラダ、中ほどを煮物、下を大根おろしにしてパスタに乗せました。 さらに皮をきんぴらにしたかったけれど、段取り悪いので夕食時間までに出来ず諦めました。 汁ものだけはキャベツです。 このところ胃が痛くて食欲のなかった母が、煮物を結構食べてくれたのが嬉しかったです。

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面白いけど身につまされる。 『あさって朝子さん』

2009-12-14 11:55:47 | アニメ・コミック・ゲーム

あさって朝子さん あさって朝子さん
価格:¥ 840(税込)
発売日:2009-07-23
先輩に貸していただきました。

伊藤理佐氏の『あさって朝子さん』。

読みたいと思っていたので嬉しかったのですが、期待を裏切らず面白かったです

プレスとして働く、30歳独身朝子さんの(ヘタレな)日常のあれこれをつづったコミック。

“あるある!”というエピソードてんこ盛りですが、とくに気になったのがひとつあって。

朝子さんが年下の男の子の同僚に、“年上の女と年下の女、どっちがいい?”とわりとよくあるからみを酒の席でしたら、さいしょは引いてた男の子が、ふと、思いついたことを語るんですね。

彼は7歳年上の女性と付き合ったことがあったと。そして若い彼女ができて別れ話をしたときに、その女性が涙を拭くためにとりだしたハンカチがヘンな柄だったというんですね。

“なーんか歳とあってないというか。若い時買ったまんまなんですかねー。それかまだ自分が若いと思ってるのか。なんかそれでホントーに冷めちゃったんスよ”

“うわっ”と思いました。若い男の子の残酷さもさることながら、思い当たる節あったからです。

まず、肉体が歳とるほど、精神は歳をとらない(気が若い)。そして、日常よく使っている当たり前の品は、自分と合わなくなっていることに気付きにくい、ということですね。

私も可愛いハンカチとか使っちゃうし、気をつけねばと思いました

それと、“30歳なんてまだ若いわよね”と思って読んでいたのですが、まさに同年代の人が出てくるんですよね。朝子さんの同僚、橋本さん。

美しくかっこいい40代である彼女は後輩たちに憧れられてはいるのですが、渋い、と言われる彼女の言葉遣いのエピソードがまたちょっとショックだった!

“しきふとか、えもんかけとかはさすがに言わないなぁ”と思っていたのですが、後輩たちが“なんか古い”と盛り上がる《わ》と《れ》と《そ》の書き方が、まさに私と同じ

年齢ってこういうところに出るのだなぁ……しみじみ

コメント (2)
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