あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

ロジックはお好き?

2009-12-09 23:37:59 | テレビ番組

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) 九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)
価格:¥ 777(税込)
発売日:1976-07
毎週水曜日は、『相棒』を楽しみにしています。

今回は、無人のバスのシーンから始まったので、ふと、昔たしか『ショートショートの広場』で読んだのではないかと思ったのですが、『奇数』という掌編を連想しました。

(作者は斎藤肇氏です。最初名前を聞いたとき、“新撰組……?”と思ったけれど、字が違うのでした)

ずいぶん前に読んだので、内容は曖昧なのですが、バス停ごとに7人降り、次に5人降り、さらに次に3人降り、さて、もうバスの乗客は自分だけだけれど、つぎのバス停は自分の降りるところではない。だが、なんだか法則を壊してはいけない気がする。どうしよう……。と、主人公が悩んでいるうちにバス停は近づき、そして……。

という話なのですが、もちろん、相棒の方はそんな奇談めいたエピソードではありません

『相棒』の主人公杉下右京警部は、論理的に事件を解いていくタイプで、たとえひらめきや勘で答えに辿りついたように見えても、たぶんそれは彼の頭の回転の速さが常人と違うためであろうと思っているのですが、今日観ていてふと、ロジック中心のミステリを読み返したくなりました。

ロジックのミステリ、って、だいたい何を連想するのでしょう。クイーンか、チェスタトンか(あれはパラドックスか……?)あるいはコリン・デクスターとか……?

でも、私が真っ先に思い浮かべたのは上記のこの本でした。

私は最初、『安楽椅子探偵傑作選』という短編集でこの表題作『九マイルは遠すぎる』を読みました。

そういえば、特命係って、基本的に捜査を阻害されているから、安楽椅子探偵めいたことになることって結構ありますよね

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気になるクッキングトイ

2009-12-09 18:24:08 | 日記・エッセイ・コラム

Pasta Pasta (パスタパスタ) Pasta Pasta (パスタパスタ)
価格:¥ 13,125(税込)
発売日:2008-12-04
昨日、例によって夜、ぼーっとしながら『ぷっすま』を観ていたら、プロの方が庶民的商品からベスト1を選ぶ特集をしていて、このテーマが好きな私は、“おっ”と思ってちょっと興味を持ちました。

とくに気になったのは、パティシエ鎧塚氏が選んでいた、クッキングトイベスト。

前々から興味あるジャンルなので、どんなのがおススメなんだろう、と結構喰いつきました。

その割には、ちょうどベスト1を当てたとき(あ、番組としてはベスト1を当てるクイズ形式のゲームになっているわけです)またボーっとしていたので、メーカーがこれか曖昧なのですが、たしか、1位はドーナツメーカーだった気がする。

(番組ホームページで確認しようとしましたが、まだ更新されていないのか内容チェックできなかったので、違ったら後日修正します)

レンジで作るドーナツメーカー Home Sweet Doughnut レンジで作るドーナツメーカー Home Sweet Doughnut
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:

他にも“生キャラメルポット”とか“いえそば”とかいろいろ出てきて、実際に作るところまで見られてかなり面白かったです。“あ、結構簡単なんだ、しかも美味しそう……”とちょっと欲しくなったりして。

でも、わたしがもともと気になっていたのは、上にあげたパスタメーカー(主にショートパスタが作れるのではないかと……)なのです。パスタ好きなので

でも、イイお値段なんですよね…… まあ、大人用はもっと高価かと思いますが。

ところで、私よくアイドルが出ているバラエティーを観るのですが、何かの本で、“十代の時はアイドルに興味がなかったのに、今になってハマるのはオバサンの証拠”とありました。

実感しますね

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女将軍は、救い手なき塔の中の姫君 『大奥⑤』

2009-12-07 00:26:45 | アニメ・コミック・ゲーム

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)
価格:¥ 650(税込)
発売日:2009-09-29

この、男女逆転大奥の物語、最新刊を、また友達に貸してもらいました。

花は元禄、生類憐みの令やら、赤穂浪士討ち入りやら、エピソードには事欠かない華やかな時代ですが、やはり印象に残ったのは女将軍綱吉の悲しみでした。

最高権力者とはいっても、将軍である彼女らはむしろ囚われびとで、世継ぎを作る道具でしかない。

家光は人柱といい、綱吉は岡場所で身体を売る男たちより卑しい、と言った女将軍たちの哀れは、なによりそれでも自分の責任から逃げようとしないところですね。

自分を救い出してくれるものが現れることさえ期待せず、運命に殉じる姿が、いじらしくも哀しい。

八代将軍吉宗は、そんな大奥の中どう生きるのか、今後の展開が気になるところです。

それから、赤穂浪士討ち入りも、なるほど、と腑に落ちる展開でした。

気持ちのすれ違いと、プレッシャーによる悲劇だったのですね。

シンさんが以前コメントで書いて下さってましたが、なぜ浪士たちがあんなにも江戸の町民たちに支持されたか、綱吉が絵解きをするところは私も感心しました。

今後どんな展開があって、どう幕末へと続いていくのか……楽しみにしています。

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私は塩派なのですが。

2009-12-06 23:54:29 | 食・レシピ

私は塩派なのですが。

ところで前回チラッと書きましたが、『きのう何食べた?③』で、みそラーメンのエピソードが出てきました。

珍しく賢さんが料理するのですが、なんとも美味しそうで

作り方では、卵をレンジ処理するのが参考になりました。 袋ラーメンを作る時、卵をいい感じに仕上げるのが難しいので。 (でも、黄身を突いておいても時々爆発する、とありましたが、ホントにしました)

自分なりになるべく近づけて作ってみたつもりでしたが、ふだん自分が作る塩ラーメンより、かなりガッツリした感じになって驚きました。

でもたまに食べたくなる味かも……。 またいつか、より近いものを作りたいなと思っています

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手元に置きたくなってくる 『きのう何食べた?』

2009-12-06 00:41:21 | アニメ・コミック・ゲーム

きのう何食べた? 3 (モーニングKC) きのう何食べた? 3 (モーニングKC)
価格:¥ 590(税込)
発売日:2009-10-23
このシリーズを貸してくれる友達は、まったく料理をしないヒトです。

もともと食に執着しないタイプで、料理をする必要性も感じてなかったみたいですが、あるときどういう心境の変化か、“私、料理できなくても大丈夫かな?”とやや不安そうに訊かれたことがありました。

“大丈夫、ダイジョウブ!”と安請け合いしましたが、その理由は二つ。

まず、今はコンビニもあり、外食産業もバラエティー豊富なので、しなくても何とかなる、ということ。

そしてもう一つは、いざとなったらまぁ、私程度には(ひと様に食べさせるほどのものは出来ないが、自分の口を養うくらいなら何とか)出来るだろ、と思ったからです。

見たところ、彼女は手先の器用さも頭の中身も段取り力も、私より優っているので。

こと段取り力は、料理には絶対必要ですよね。

……てなわけで、段取り力の無い私は、このシリーズの主人公、筧さんの料理の手際の良さには、いつも感心してしまう!

この3巻目は作りたい料理が1、2巻より多く、思わず買おうかと思ってしまった。

とくに作っておける料理!茄子の南蛮漬けサラダとか。(私は、メイン、サブのおかず、汁物、という基本的3点セットでも、すべてを食べごろに仕上げるのが難しいので)

クレープブランチもちょっとキュンとしました。クレープって、10代の頃しか作ってないな……。そうそう、生地、寝かせるんだよね、とかノスタルジー感じて。

番外編っぽいけど、年越しラーメンも妙に美味しそうだった。塩派の私が、思わず味噌味を買ってしまったくらい

そうして、1、2巻の時も感じましたが、ゲイである主人公に共感するところもたくさんありました。

老いてきた両親が、孫のことはあきらめて、近所の子を可愛がっているのを見て、切なく感じるところとか……。(ウチは猫だ)

ゲイの方とアラフォー独身女子とは、結構共通点あったのだな……。しくしく

とはいえ、なんとなーくほのかに幸せな気分になるコミックでもあります

コメント (2)
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