この車両は、少し前にエンジンメンテナンス作業を他店でされたようなのですが・・・。
メカノイズがかなり大きく、また気になる点が多々あるので確認の為に
上部を開けることになりました。
開けたばかりの車両なので、もったいないと思いましたが・・・
オーナー様と相談の上、作業を進めさせて頂きました。
先ずは、1時間~2時間ぐらいかけてエンジンを冷します。
それでは、オーナー様と一緒にエンジン上部を開けていきます。
キレイなR100RSなので、キズ防止の為に覆いつつ作業を進めさせて頂きます。
オーナー様にお時間を頂き、詳しく説明させていただきながら作業を進めさせていただきます。
先ずは左側のエンジンから。
BINGキャブレターを外すと・・・。
どうやらオーバーフローしていてような様子が見られます。
ガソリンがエンジン内に入っていたようです。
シリンダーヘッド。
プッシュロッド。
どうしてか?錆びていました。
ヘッドを外したところ。
前回開けてから、7000キロ走行とは思えないぐらいカーボンが付着していました。
シリンダーにも。
バルブにもカーボンがミッチリでした。
また、段付磨耗していました。
見た感じで段がついているのと・・・虫食いキズがあるようなのでバルブは交換になると思います。
シリンダーヘッド。
シートリングに虫食いがありました。
インレット側。こちらはカーボンが噛んでいました。
バルブリフター。 こちらも虫食いキズが出始めた感じです。
ポツポツ虫が喰ったようにキズがありました。
サイドにも削れが多くありました。
つづく。