サブコンpowercommanderのセッティングを行いました。
こんな感じの表グラフのマス目に数値を入れるだけで
ガソリンの送る量を変化、調整できるパーツになります。
セッティングの大きな流れは動画をご覧下さい。
作業的なものはキャブレターセッティングと同様に
排気ガステスターとシャーシダイナモを使い、
エンジンの燃焼状態を把握して、適正な数値になるように
調整していきます。
動画中でもご説明しましたが、サブコンならでは調整方法として、
一箇所一箇所変更していく細かな作業を要すること。
ちょっとした所でも体感フィーリングに反映していく印象を受けるので、
数値を入力変化させて、エンジンの燃焼状態を見極めていきます。
弊社シャーシダイナモではローラーに掛かる負荷を色々と変動する事で
表グラフのマス目一箇所を見極める事が可能で、実際の走行で
燃焼状態を確認しながら調整するよりも、的確且つ適正に数値を変化できます。
また、サブコンメーカーから色々なデータサンプルが出ていますが、
エンジン内部の個体差が大きく、一概にそのサンプルデータがサブコンを
取り付けた車両に合っている事は無いように感じました。
調整後のフィーリングは排気ガス規制によりかなり希薄燃焼な状況を補正でき、
その効果として低速トルクの扱い易さや、好レスポンスが生まれ、楽しさが引き出せ、
アクセルの開け始めで感じたドン付き感も薄れ、コーナーリングに自由度が増したように
感じました。
インジェクション車では複雑な電子制御により、色々と良いフィーリングを求めると
調整方法などに制限が出てしまいますが、乗り易さを求める時にサブコンは
大きなフィーリング変化が望めるパーツでした。