念願叶って
2月26日は灰谷先生のブレインジム個人レッスン
前回の東京イベントで灰谷先生の勉強会に参加し
先日は武田先生の勉強会にも参加し
原始反射の名前は覚えられないものの、原始反射の残存が発達に影響を及ぼしている
ということは良く分かったのですが
子供の場合は残存テストが難しいので観察するしかない・・・と言われましても・・・いまいち確信もなく
どうしたら統合することが出来るのか
リズミックムーブメントとマッサージ、寝ながらクロスクロールの他に何をしたら良いのか
素人ではさっぱりわかりません
見事に謎が解けました
ボールが投げられない
自転車が漕げない
車の乗り物を足で蹴って乗れない
ご飯を食べるとき、茶碗や皿に顔を近づけて食べられない
(いつも背筋が伸びていて、前傾になれない)
絵や字を書くなど、机の上に集中力が必要なものが苦手
(糊貼りやパズルくらいなら良いけれど)
バランスボールに座るのが得意
背骨がすぐに凹んで歪む
その原因はっ
前方TLR(前方緊張性迷路反射)が出現していないっ
(前方TLR(前方緊張性迷路反射)・・・頭が前に曲がると膝や腰も曲がってしまう。)
体の前の筋肉の使い方が全くわからないということでした
そのせいで、後方TLR(後方緊張性迷路反射)が強く出ていて
(後方TLR(後方緊張性迷路反射)・・・頭が後ろなると、体が反る。膝や腰が固まり姿勢が反っている。)
背筋だけをつかって、姿勢を保ち、日々の運動も背筋に頼って過ごしているようなのです
やけに姿勢が良いし、前かがみになれないなぁ~~
前への重心移動が下手だよなぁ
と2年くらい前から思っていたけれど、前方TLRが出現していないせいだとはっ
わかりやすいのは、FCの時の王子の逃げ方
立ち上がって、強い力で仰け反る
・・・それは前に逃げられないから
前方TLRが出現しないと、自転車はもちろん無理だし
鉄棒の前まわりや前転、ノートに字を書くなどの作業も困難
前かがみになる姿勢が必要なことは全部困難ということですから、
なんとか出現させないといけません
統合の前に出現させないとって話です
先生は王子を腹ばいにさせて、ワニ歩き(爬虫類歩き)をさせようとがんばってくれます
腕を使って前に進み、足の指で床を蹴って進みます
腕でお腹あたりを持って持ち上げ、頭を下げさせてバランスをとらせます
(鉄棒で前まわりをする時に、頭も足も下げてぶら~んとするポーズです)
前の筋肉の使い方がわからない王子は怖がって頭を上げて足を伸ばしたり曲げたり
先生の腕の腕で暴れます
お腹を上に上げて支え、足と頭を下げた状態で、手をつかって前進させたり
いもむし運動(腹ばいで手を下に下げ、体だけで前に進む運動)や高ばいをしようと誘ったり
嫌がる王子をつかまえて、先生が仰向けになり
後ろや横に逃げるのではなく、先生の顔の上を通ってまっすぐ前に逃げるように誘導したり
先生の言うとおりマネをして、出来なくてもやってみよう
頑張ってみよう
というタイプではなく
出来ないことはやりたくないタイプなので
あの手この手で頑張ってくださいました


そして、すぐに大人に頼って、何事も自分でやろうとしない王子の自信をつけさせる為に
「今日は何か1つ出来るようになって行こうな
」
未開封のペットボトルの水を欲しがる王子をみて、
「今日はこの蓋を自分で開けて飲もう
」
・・・と課題を与えてくださいました
開封済みのものは自分であけられるので、ちょっと難度を上げて、スモールステップで・・・未開封・・・
「こうさんは、自分で出来るはず。頑張ったら出来るよ。」・・・先生が何度も励まします。
ブレインジムの運動をして、少しできると褒めてくれて
「これでパワーアップしたから、あの水開けられるんとちがうか
」
腕のマッサージをして、
「これで、力でるはず
」
と最後まで気長にペットボトルと王子を見守り、励まし続けてくれてました。
悲惨な顔をしながら
助けてほしいとせがむけれど、誰も手伝ってくれません
何度も開けようとチャレンジするけれども開けられず・・・
仕方なく紙コップの水をもらう・・・

普段なら、それであきらめるのですが
どうしてもペットボトルを開けたいと思うのか、あきらめずに助けてくれ~と声を発しながらも
ペットボトルと格闘

「今日は絶対に1つ出来るようになろうって話をしたから、
ちゃんと分かって頑張ってる。」・・・そう言ってくださいました
(結局、自分で開けられずに終わったのですが・・・
)
そう・・・先生の王子への話し方は、素晴らしいなと思いました
体は大きいけれど、まるで1歳すぎのような行動の王子
普段の訓練で、OTは良いのですが、STや心理になると
この子は何もわかってない、これでは困るね・・・みたいな感じだし
短い言葉で「コレは何?」「これは?こ~こっ!」とかそんなことばかり
灰谷先生は違いました・・・健常な年長さんくらいに話す口調で
王子がよそ見していようが何していようが、しっかり顔を見て
「自転車に乗れるようになりたいんやろ?だったらがんばろっ!」などと励ましの言葉をかけていきます
言葉のやりとりも、動作のやりとりも未熟で思うようにならない体の王子だけれど
王子が本当は理解力のある子だと思って関わる姿に感動しました
「こうさんなら出来るっ
」
王子の力や可能性を本気で信じてくれる真剣さが王子にも伝わったと思います
さて、ワニ歩きや高ばいの運動を家でもどんどんやっていくと良いみたいですが
前方TLRがないので苦しい王子はやりたがりません
先生のように上手にお腹を支えたり、体勢を補助しながら出来れば良いのですが
毎日の習慣にするにはちょっと難しいので
バランスボール好きの王子のための毎日エクササイズを考えてくださいました
(ワニ歩きや高ばいなんて、赤ちゃんのときしてたけど、あの頃は後方TLRがなかったから出来たのかもねぇ
)
後方TLRが強い王子はバランスボールの上に仰け反るのが得意です
そこから腹筋で起き上がってくるという運動
王子の場合、頭を後ろにして背筋で起き上がってきてしまうので
姫が足を押え、王様が頭が後ろにいかないように、頭をお腹方向に向けさせ
前の筋肉を使って、真っ直ぐ綺麗に起き上がるように補助します
これはわりと気に入ったようで
どうしても背中の力を使ってしまったり、体がよじれたりしますが
頑張って出来そうです
毎日10回2セットを目標で

昼間、姫一人では補助できないので
昨日は床で寝かせて、曲げた足を姫のお尻で固定し
頭をお腹側を向けさせた状態で腹筋させてみました
これでも出来そう
前の筋肉が目覚めたら
きっと色んなことにチャレンジできるね~
念願の自転車も漕げるようになるね~
ものすごく楽しみになってきました
灰谷先生、本当にありがとうございました


イベントに参加できて、調律に続いて、今まで分からなかった謎が解けて感動的だったのでした
写真が全くない記事になってしまいましたが
まだまだイベント報告は続く・・・


前回の東京イベントで灰谷先生の勉強会に参加し


原始反射の名前は覚えられないものの、原始反射の残存が発達に影響を及ぼしている

ということは良く分かったのですが

子供の場合は残存テストが難しいので観察するしかない・・・と言われましても・・・いまいち確信もなく

どうしたら統合することが出来るのか

リズミックムーブメントとマッサージ、寝ながらクロスクロールの他に何をしたら良いのか

素人ではさっぱりわかりません

見事に謎が解けました





(いつも背筋が伸びていて、前傾になれない)

(糊貼りやパズルくらいなら良いけれど)




前方TLR(前方緊張性迷路反射)が出現していないっ

(前方TLR(前方緊張性迷路反射)・・・頭が前に曲がると膝や腰も曲がってしまう。)
体の前の筋肉の使い方が全くわからないということでした

そのせいで、後方TLR(後方緊張性迷路反射)が強く出ていて

(後方TLR(後方緊張性迷路反射)・・・頭が後ろなると、体が反る。膝や腰が固まり姿勢が反っている。)
背筋だけをつかって、姿勢を保ち、日々の運動も背筋に頼って過ごしているようなのです

やけに姿勢が良いし、前かがみになれないなぁ~~

前への重心移動が下手だよなぁ

と2年くらい前から思っていたけれど、前方TLRが出現していないせいだとはっ

わかりやすいのは、FCの時の王子の逃げ方

立ち上がって、強い力で仰け反る


前方TLRが出現しないと、自転車はもちろん無理だし

鉄棒の前まわりや前転、ノートに字を書くなどの作業も困難

前かがみになる姿勢が必要なことは全部困難ということですから、
なんとか出現させないといけません

統合の前に出現させないとって話です

先生は王子を腹ばいにさせて、ワニ歩き(爬虫類歩き)をさせようとがんばってくれます

腕を使って前に進み、足の指で床を蹴って進みます

腕でお腹あたりを持って持ち上げ、頭を下げさせてバランスをとらせます

(鉄棒で前まわりをする時に、頭も足も下げてぶら~んとするポーズです)
前の筋肉の使い方がわからない王子は怖がって頭を上げて足を伸ばしたり曲げたり

先生の腕の腕で暴れます

お腹を上に上げて支え、足と頭を下げた状態で、手をつかって前進させたり

いもむし運動(腹ばいで手を下に下げ、体だけで前に進む運動)や高ばいをしようと誘ったり

嫌がる王子をつかまえて、先生が仰向けになり

後ろや横に逃げるのではなく、先生の顔の上を通ってまっすぐ前に逃げるように誘導したり

先生の言うとおりマネをして、出来なくてもやってみよう


というタイプではなく


あの手この手で頑張ってくださいました



そして、すぐに大人に頼って、何事も自分でやろうとしない王子の自信をつけさせる為に

「今日は何か1つ出来るようになって行こうな

未開封のペットボトルの水を欲しがる王子をみて、
「今日はこの蓋を自分で開けて飲もう

・・・と課題を与えてくださいました

開封済みのものは自分であけられるので、ちょっと難度を上げて、スモールステップで・・・未開封・・・

「こうさんは、自分で出来るはず。頑張ったら出来るよ。」・・・先生が何度も励まします。
ブレインジムの運動をして、少しできると褒めてくれて
「これでパワーアップしたから、あの水開けられるんとちがうか

腕のマッサージをして、
「これで、力でるはず

と最後まで気長にペットボトルと王子を見守り、励まし続けてくれてました。
悲惨な顔をしながら


何度も開けようとチャレンジするけれども開けられず・・・

仕方なく紙コップの水をもらう・・・


普段なら、それであきらめるのですが

どうしてもペットボトルを開けたいと思うのか、あきらめずに助けてくれ~と声を発しながらも

ペットボトルと格闘


「今日は絶対に1つ出来るようになろうって話をしたから、
ちゃんと分かって頑張ってる。」・・・そう言ってくださいました

(結局、自分で開けられずに終わったのですが・・・

そう・・・先生の王子への話し方は、素晴らしいなと思いました

体は大きいけれど、まるで1歳すぎのような行動の王子

普段の訓練で、OTは良いのですが、STや心理になると

この子は何もわかってない、これでは困るね・・・みたいな感じだし

短い言葉で「コレは何?」「これは?こ~こっ!」とかそんなことばかり

灰谷先生は違いました・・・健常な年長さんくらいに話す口調で

王子がよそ見していようが何していようが、しっかり顔を見て

「自転車に乗れるようになりたいんやろ?だったらがんばろっ!」などと励ましの言葉をかけていきます

言葉のやりとりも、動作のやりとりも未熟で思うようにならない体の王子だけれど

王子が本当は理解力のある子だと思って関わる姿に感動しました

「こうさんなら出来るっ

王子の力や可能性を本気で信じてくれる真剣さが王子にも伝わったと思います

さて、ワニ歩きや高ばいの運動を家でもどんどんやっていくと良いみたいですが

前方TLRがないので苦しい王子はやりたがりません

先生のように上手にお腹を支えたり、体勢を補助しながら出来れば良いのですが

毎日の習慣にするにはちょっと難しいので

バランスボール好きの王子のための毎日エクササイズを考えてくださいました

(ワニ歩きや高ばいなんて、赤ちゃんのときしてたけど、あの頃は後方TLRがなかったから出来たのかもねぇ

後方TLRが強い王子はバランスボールの上に仰け反るのが得意です

そこから腹筋で起き上がってくるという運動

王子の場合、頭を後ろにして背筋で起き上がってきてしまうので

姫が足を押え、王様が頭が後ろにいかないように、頭をお腹方向に向けさせ

前の筋肉を使って、真っ直ぐ綺麗に起き上がるように補助します

これはわりと気に入ったようで

どうしても背中の力を使ってしまったり、体がよじれたりしますが

頑張って出来そうです

毎日10回2セットを目標で


昼間、姫一人では補助できないので

昨日は床で寝かせて、曲げた足を姫のお尻で固定し

頭をお腹側を向けさせた状態で腹筋させてみました

これでも出来そう

前の筋肉が目覚めたら


念願の自転車も漕げるようになるね~

ものすごく楽しみになってきました

灰谷先生、本当にありがとうございました



イベントに参加できて、調律に続いて、今まで分からなかった謎が解けて感動的だったのでした

写真が全くない記事になってしまいましたが

まだまだイベント報告は続く・・・
