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ドッグ・ラン考

2012-11-25 01:35:01 | ドッグ・ラン、ドッグ・パーク
今年に入ってから、藤沢の引地川親水公園ドッグ・パーク新横浜公園ドッグランの会員になり、
ドッグランへ行く機会が圧倒的に増えた。

自分の犬をリードに繋いで散歩するだけでなく、リードをはずして思いっきり遊ばせてあげたい、
そして走る自分のワンコの姿を見てみたい、と言うのは犬の飼い主なら誰もが抱く自然な欲求だと思う。
なのでそれが堂々と出来るドッグランは、飼い主にも犬にも嬉しいはずの場所である。


(新横浜公園ドッグラン)

通ってみると、色々な犬種の犬と出会え、犬達が走る美しい姿も見られて本当に楽しい。


(引地川親水公園ドッグパーク)

が、その一方で、色々な性格の犬、及び飼い主が居て、正直言うと手放しで楽しめるものでは無い
と言うのも感じ始めている。

そもそもドッグランって何だろう?
と思って調べたのでまとめてみる事にした。


実は・・・日本では、「ドッグラン」と言う名称が一般的だが、
英語では、ドッグ・パーク(Dog Park)ドッグランに該当する英語である。
(Dog Runとも言うらしいが、Dog Parkの方が一般的)
Dog Park・・・つまりは、そのまま「犬の公園」なのだ。

日本では、ドッグラン(Dog Run)と言う名称からか、どうしても
「犬を思いっきり走らせる場所」と捉える人が多い。


(海の公園 「犬の遊び場」)

私も以前は「走りなよ~~」と自分の犬に言ったものだが、どうやら誤った認識だったらしい。

英語版Wikipedia”Dog Park”によれば・・・


ドッグ・パークは、「社交の場である」とはっきり書かれている。
犬が他犬と交流し、飼い主同士も交流する場である、と。

カリスマ・ドッグ・トレーナー(番組名: The Dog Whisperer)で有名なシーザー・ミラン
「ドッグ・パークに行く事を、散歩の代わりだと認識してはならない」と言っている。
(著書にも書いてあるそうだが、番組内でも度々言及している。)
更に、「ドッグ・パークへ来る前、30分程散歩させてエネルギーを発散させてから来なければならない。
何故なら、テンションの高い犬をそのままランに連れて来ると、要らぬ争いを招く事があるからだ。」
とも言っている。

嬉しくてはしゃぐのは構わないが、普段散歩もロクに行かないために貯まった鬱憤(うっぷん)を晴らすために来る場所ではない、とも。

鬱憤は、飽くまで「のエネルギー」であり、それをドッグ・パークに持ち込むと他の犬との争いに発展するからだ。

ちなみに・・・犬と言うのは、負のエネルギーを嫌い、時にはそれを攻撃する習性があるらしい。
(by シーザー・ミラン)

つまりは・・・ドッグ・パークは「運動場」ではない、と言う事になる。
もちろん、遊んで走るのは、構わないが、走らせる事を目的に来るのは誤りなのかもしれない。

日本は、まだドッグランに関する歴史も知識も浅く、誤った認識の元利用し、騒動に発展する事も少なくない。
ドッグラン運営側が啓蒙活動をするべきなのだろうが、客の立場である利用者に対し、強い事を言えないのが現状だ。
残念ながら、マナーに関しては、使う側の意識の高さに期待するほかなさそうである。


(富士吉田、道の駅のドッグラン)