月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

フリーという仕事の掟

2012-12-03 23:59:20 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)

今日は電車のなか、iPhoneからのブログ更新。

いよいよ12月に突入だ。

あれからずっと目前の仕事に
一日の大半の時間を割いて、日々を過ごしている。

先週は週末プライベートで三宮にも出掛けたし、残しておきたいネタが沢山積もっていく一方だが、
それらを愉しんで更新していくその余裕すら今の私には見つからない。

おそらく超売れっ子のコピーライターなら、こんなのオチャノコサイサイ、イツモノコトヨ、
とこうなるのだろうが、私の場合はたいていの場合がオチャノコサイサイとはならないから、
不器用な仕事の仕方をしているのだろう。

現在抱えている案件の内容はいずれも数ページのパンフレットや
会員の人だけが読む情報冊子。

案件によってそれぞれのデザイナーさんが配置されていて、
早く原稿を出してあげないと作業にかかれないし、
12月初旬までに手際よく仕事を終わらせておきたいだろうし…ということで、
申し訳ない気持ちでいっぱいのまま、わが身の羽根を抜いて
反物を織っているような状態で今の仕事を進めていっている。


それでも、NHKの連続テレビ小説「純と愛」は欠かさず観る。
最初に登場する荒井良二のイラストを観ながら、
なっちゃんが幼稚園の頃に毎日のように書いていた
お絵かきを懐かしく思い出しながら…も。

私はどちらかといえば、ムダにエネルギーを費やす純タイプの人間だな。
いつもめいっぱい空回りをしながら、関わる必要のない人にさえも最終的には無視できないで、
「おじいー、どうしょう」(どないしたらいいんだろう、なんでだろうか)
と叫びながら人生のコマを進めていくタイプである。


年齢とともに時間のスピードが速まるというが、
1カ月、1週間、一日が全速力で過ぎていくようでもある。

今日の電車のなかでの愛読書は、松浦弥太郎の「松浦弥太郎の仕事術」だ。

小説じゃあない本を手にしたのは久々である。

彼は言っている

「仕事においては80%の出来でも何とか許される合格点、
時にはそんなこともあるかもしれません。
しかしギリギリの合格点などというものはプロである以上、忘れたほうがよいラインです。
百パーセントのことをするのが仕事の場合ではスタンダードなルールだということです。
できればそれすら超えて、二百パーセントを目指しましょう。
言うまでもなく二百パーセントとは物理的なことではなく
受け取ってくれる人の喜ぶ度合いを示しています。
自分なりの付加価値をつけて相手を喜ばせることが僕のいう200%なのです。
約束を守る。
時間を守る。
相手を喜ばせる、
この3つが仕事の三原則でありセットのようなものです(一部から抜粋)」

フリーという名がつく以上は忘れてはいけない仕事の掟なのである。