月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

自分のエネルギーをあげるワークショップ

2012-12-09 20:39:27 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)

ここのところ仕事に関することばかり書いているが、どうやらトンネルのむこうは見えてきた。

コピー的にはほぼ最終形にちかいところまでいき、
あとはデザインとの調整やら、クライアントの意向にそったかたちで修正する段階までようやくたどり着いた。


仕事のスキルが高い人と仕事をしていると、自分もそのレベルまでいかないと、釣り合いがとれないので
一生懸命に努力をするし、単純にチームで仕事をすることが楽しい。

そういう意味で、私は本当にこれまで人に恵まれてきたと思う。

いつも自分より大きな器の人が支え、刺激をくれ、
ヒントを投げかけてくれ、カバーしてくれた。

時には
湾曲した物言いで檄を飛ばして、
自分の能力以上の力を発揮できるように引き上げてくれる人がいた。

本当に感謝だ。私ももっと誰かの為になる働き方しないといけないな。

さて、これまでに書きたかったことをぼちぼちと紐解いていこうと思う。

まず11月後半、「コーチングワークショップ」に参加した時の話を
すこし…。

コーチングオフィス「CHUKA」主宰のコーチと、あるご縁から
仕事でコーチ自身のライフスタイルを取りあげさせてもらい
今度は彼女が主宰するワークショップにも参加させてもらう機会があった。

ワークショップは年3回開催され、パーソナル・ファウンデーション(自己基盤の強化)と
コミュニケーション力を磨く、の2部構成である。


1、自己基盤を強くし、「ポジショニング」を明確にすること。
2、10年後のVISION

自己基盤というのは、自分がなりたい方向や目的達成のために、
自分自身の価値観とか、本質をしっかりと見極めて精神力(意志)を鍛えることである。

そのためにまず、自分と自分をとりまく「モノゴト」の位置をつかみ、
自分の現状・現在をはっきりとさせ、
なぜその「モノゴト」がその位置にあるかと考える訓練をする。


年齢・職業を問わず、集まった参加者たちと腹をわって意見を交わせたことは、
私の世界観を大きくしたし、話の内容も興味深かった。

次にコーチが5つの質問を定義し、それらの答えを真っ白な紙に書いていく作業だ。

1、 あなたは全身に酸素がいきわたっていますか?いきわたってないとしたらどんな場所ですか?

2、 あなた自身、既成概念によって縛られることがありますか?

3、 囚われ人になったあなたを、オープンにする「鍵」は?

4、 あなたの人生で絶対に失いたくないもの(自分の価値)は何ですか?

5、あなたが最終的にやりたいことは何ですか?

これを自問自答したあとで一人一人発表していくのだが、やはり難しいのは2・3番である。

ある人は、「時間」に縛られる既成概念があり、
たとえアクシデントがあっても待ち合わせ「時間」を守るためタクシーを飛ばして
現場に駆けつけたりするそうである。

私は、この時にぼんやりとしたものしか浮かばなかったのだが、
家でもう一度考え直してみたら、ある答えにいたった。
よく見られたい、という既成概念が自分の中にあるのかもしれない。
だから、がむしゃらに勉強したり、来訪者があるとサービスしすぎたり…、
時々しんどくなるのはこういうことであったか…。

本来の自分自身に、もっと自信をもてばよいのだ。
そのために経験を積み、自分を磨くように切り替えよう。

コーチは、次に青いシートを2枚手渡した。

ポジショニングシートAには、
「現在の自分自身のポジショニング」。

今、心のなかに占めている大切な「モノゴト」をその大きさや位置を考えながら、
大きな円や、真ん中にある円や、端のほうの円のなかに、
それらを言葉にしておさめていく。


ポジショニングBには、
「在りたい自分自身のポジショニング」を書くのである。




このあとは、「5カ月後のVISON」をテーマに
コーチングスキルを学ぶ。

自分が「5年後にどうありたいのか」、
そのために何が必要か、について。

2人1組みになり相手の鏡になって質問し、共感し、承認し、
フィールドバックにしながら相手の話を丁寧に聴いていく。

「それからどうなったの?」
「あなたがそう思い至ったきっかけは何?」
「もっと詳しく聞かせて!」と質問を繰り返してしながら
相手の真実の回答を導いていくのだ。

この後、今度は選手交代して、相手の質問にそって自分が答えていくのである。

終わったあとは、
高揚していた。

なにより、コピーライターの大先輩である、コーチ自身が素晴らしく、
その挑戦力みたいなもの、
その生きる姿勢に
大いに影響をうけるのだ。


今に夢中になりながらVISONに前進できたらいいな、

年末までのカウントダウンと、同時に、
今年やりたかったことの帳尻をあわせる時にきている。