うーむ、長門が秀忠ではなく、信康だったとしても
ならば秀忠はどこにいるんだ?
まあ、それはともかく。
今回の展開で、時代劇ファンの方なら気が付いたのではないでしょうか。
あっ、これ。
『忠臣蔵』をやろうとしているな、と。
まあ、大体予想通りだったとはいえ、西岡徳馬さん演じる広松がねえ、まさかあんなんなっちゃうなんて、これは予想の遥か上を行く展開でした。
広松は真田さん演じる虎永の真意を全部わかってるんです。わかった上で、それを全部受け入れて、ああいう行動にでた。
虎永もそんな広松の想いを受けて、心で泣きながら命を下す。
西岡さんと真田さんとの演技の掛け合い。お互い命がけの
真剣なやり取り。
何時命を失うかもしれぬ乱世にて、いかに命を使い尽くすか。広松は見事に命を使い切った。
武士とはかくも、気高く、哀しいものか…。
今回は完全に、西岡徳馬回です。西岡さん素晴らしかった。真田さんが西岡さんをキャスティングすることを強く要望したというのも、よくわかりました。
西岡徳馬、素晴らしい俳優さんです。
真田広之演じる吉井虎永と言う人物には大義がある。日の本を分裂させず、一つにするという大義が。
しかしそれが簡単なことではないことをよくわかっているし、苦労人であるが故の策謀家でもある。
策謀家である虎永の根底にある大義。それを広松はよくわかっていた。
良い家臣を持ったね、虎永さん。
長門と広松によって、逆転の目を掴んだ虎永。さあ、いよいよ
天下分け目。
※戸田広松を演じた西岡徳馬さんは、オーディションによる選出だったそうです。真田広之さんが強く希望したというのは、私の勘違いでした。
謹んでお詫びして訂正いたします。
しかしいずれにしろ、このキャスティングが大正解であったことは
間違いない。