時代劇は「ファンタジー」です。
誰もその時代には生きていないし、その時代の風景を見たこともない。
だから、好き勝手なことをやろうと思えば、いくらでもできる。
でも、だからこそ、
「嘘」に見えちゃいけない。
「嘘」だけど、「嘘」じゃない。そういう画にしなきゃいけない。
特に今の時代の観客は目が肥えているし、昔に比べて評価も厳しい。その中でそれなりに鑑賞に堪えうるものを作らなくちゃならない。
だから、現場は大変!
庵野さん、スタッフ・キャストの皆さん。本当にご苦労さまでした。私は『シン・仮面ライダー』好きですよ。あっ、そっちの話じゃないや(笑)
でも時代劇には、長い時をかけて積み上げてきた伝統というものがあるし、そこに現代の技術と現代の表現を加えていけば、新しくて面白い時代劇は絶対に作れる。
私はそう思う。
映像表現というものは、時代と共に常に変化し続けてきた。それは時代劇だって変わらないのだから。
伝統を廃れさせちゃいけない。作品を作り続けなければいけない。
一周廻ってここへ来て、時代劇復興の兆しが見えてきたような感じが、私にはするのですよ。なんとなくですけどね。
日本の文化と伝統、そして日本人の感性により生み出された、日本を舞台としたファンタジー。
それが時代劇。
この作品が、時代劇復興の起爆剤となれば良いなあと思う
今日この頃。
『仕掛人・藤枝梅安 2』愈々本日公開!
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