彫師伊之助捕物覚え=このタイトルは副題である。
この副題に惹かれて100円棚より購入。
彫師伊之助捕物覚えは3作からなるシリーズものでそれぞれタイトルは、「消えた女」「漆黒の霧の中で」「ささやく河」
作者は、直木賞作家・藤沢周平 映画化された原作多数、たそがれ清兵衛・武士の一分が有名ですかね。
彫師伊之助捕物覚え
彫師は彫師でも神社仏閣彫物師でなく版木彫り職人、(浮世絵等摺り用の木版彫刻)だた名前が伊之助!!通称「伊之」奉公先が「彫藤(ほりとう)」(笑)ちなみに修行先は、「彫安」
ネーミングだけでいけてませんか?相野彫刻に魅せられている私としたは、これだけで十分♪
内容的には、彫職人としての活躍は、基本皆無なので彫物好き期待としては、少々物足りませんが、時代小説のハードボイルですかね?あっさりしてますが、現代版・探偵小説ですね。
シリーズ3作目・「ささやく河」
元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助。定町回り同心石塚宗平の口説きに負けて、何者かに刺殺された島帰りの男の過去を探るはめに。綿密な捜査を進め、二十五年前の三人組押し込み強盗事件に辿りついた時、彼の前に現れたあまりにも意外な犯人と哀切極まりないその動機ー江戸を流れる河に下町の人々の息づかいを鮮やかに映し出す長編時代ミステリー。
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