京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
臨済宗 大本山 天龍寺 法堂
法堂(はっとう)天井に平成9年(1997)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として日本画家加山又造により「雲龍図」が描かれた。
天井(縦10,6m 横12.6m)に厚さ3cmの檜板159枚を張り合わせ全面に漆を塗り、さらに白土を塗った上に直径9mの二重円相内に直接墨色で躍動する見事な八方睨みの龍が描かれている。
法堂に龍が描かれるのは、法堂は、仏法を大衆に説く場所であり、龍が法の雨(仏法の教え)を降らすといわれ、また、龍神は水をつかさどることから「火災から守る」という意味も込められている。
江戸中期の画家、曽我蕭白筆で米国のボストン美術館所蔵の水墨画「雲龍図」を最新のデジタル技術で複製した作品が先日の13日、この天龍寺に奉納された。
雲龍図は1763年制作で全8面、横幅は10メートルを超える大作。もともとは襖絵(ふすまえ)だったと考えられ、荒波から飛び出した巨大な龍を描いている。キヤノンが約1年間かけて複製した。
私の好みで言えば、妙心寺 狩野探幽作 雲龍図ですかね。
妙心寺
ボストン美術館
川面東旧幕
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます