ユーラシアンホワイト 欧亜純白
基本好きになった作家なので嫌いなストーリー展開でないのですが・・・・
上下刊あわせて約1300ページ!!
通常はひいてしまうほどの文量ですが、抵抗なく読みはしたのですが、やめられないとまらないのイッキ読みにはなりませんでした。
国際的は麻薬取引事案・ロシア、アメリカ、中国、日本など世界各国の犯罪組織が絡む壮大なスケールの題材
ただ、いかんせん物語を複雑にしようとしたのか?麻薬とそれに絡む犯罪組織、行政機関の解説部分が重い。
ダブル主人公であるDEA(アメリカ麻薬取締局)ベリコフと厚生省麻薬取締官・三崎を取り巻く協力者との間での会話に終始し、従来作品ような次から次に起こる事件への展開力、ドキドキ、ワクワクがあまりありませんでした。
感想文は、これぐらにしておきます。(笑)
1997年香港。中国返還を直前にひかえ、世界中の犯罪組織のあいだで激しい抗争が展開されていた。そのカギを握るのは、中国本土を経由し、香港からアメリカ国内に持ち込まれる「チャイナホワイト」と呼ばれるヘロイン。虎視眈々とビジネスチャンスをうかがう、ロシアマフィア、シチリアマフィア、中国マフィア、日本の広域暴力団。その野望を打ち砕くべく、DEA(アメリカ麻薬取締局)のベリコフと厚生省麻薬取締官事務所の三崎が立ち上がる。
「黄金の三角地帯」と「黄金の三日月地帯」という世界二大ケシ産地を抱えるユーラシア大陸をまたにかけて、新たにヘロインビジネスを牛耳ろうとたくらむ謎の人物「ホワイトタイガー」。国境・人種を超えた犯罪組織の熾烈な抗争と罠、謀略、暴力の渦。ロシア、中国、日本―ユーラシア大陸に広がる“白い悪の連鎖”を潰せ! ベリコフと三崎、二人の闘いの行方は? 超巨編ハードボイルド完結篇。
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