ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

花や散るらん ~葉室麟~

2013年07月16日 22時01分08秒 | 文庫本

またまた葉室麟

いのちなりけり続編

京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして二人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。


主人公たち以外重要登場人物は、実在の人物。

この作品は忠臣蔵(元禄赤穂事件)の話。

忠臣蔵とは、、元禄14年3月14日(1701年4月21日)、江戸城殿中松之大廊下で赤穂藩藩主・浅野長矩(内匠頭)が高家肝煎・吉良義央(上野介)に刃傷に及んだことに端を発する。この一件で加害者とされた浅野は即日切腹となり、被害者とされた吉良はお咎めなしとなった。その結果を不服とする赤穂藩国家老・大石良雄(内蔵助)をはじめとする赤穂浪士(赤穂藩の旧藩士)47名、いわゆる「赤穂四十七士」(あこう しじゅうしちし)は、紆余曲折の末元禄15年12月14日(1703年1月30日)未明に本所・吉良邸への討ち入りに及び、見事その首級をあげた。

実際には、浅野長矩が刃傷に及んだたしかな理由は、わかっていない為、後世にて吉良上野介が悪役となっていますが、はたして真相は?そのあたりに主人公、歴史的背景をも絡めながら話は展開。

雨宮蔵人が基本主人公なのですが、本筋は、妻・咲弥、いやいや吉良上野介か?いや、柳沢吉保側室町子か?
主役がたくさんいるような作品

最後のラストシーンがたまりません・・・・吉良上野介感が一変するかも!!


第142回直木賞候補作品


 ~いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東の花や散るらん~





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