兵庫県加東市の青山医院の日記です!

日常のこと 診療のこと 医療レーザー治療のこと その他お知らせを書いていきたいと思います

ツマグロヒョウモンが羽化しました

2021年06月19日 | Weblog
下の子が幼稚園から持ち帰ったツマグロヒョウモンを幼虫から育てていました。
幸い、ビオラやパンジーが花壇にあったので餌には困りません。


1週間ほど前でしょうか。
ようやく蛹になったのですが、それからがとても長くて、毎日、虫かごを置いてあるベンチを通るたびに覗き込んではまだかまだかと待っていました。


なかなか蝶にならないので、もしかして、蛹になったのに育てるのに失敗したのではないかと心配までしていました。

が、じーっと観察すると、蛹でもわずかに動くのですよね。
なんども確認しながら、今日の日を待ちました。


昼に外来が終わった時点ではまだまだ蛹の状態でしたが、昼から子供たちと外遊びをしようと覗き込むと
ちょうど!!
羽化が完了したところでした。






どうも、蝶になるタイミングで観察することができず残念なのですが、今日は蝶になりたての本当に美しい姿を見せていただきました。

しばらく蛹のところにくっついていたので、そっとしておいたのですが、次に見たときには虫かごの中で蛹から離れていました。



軽く羽を触ると大きく羽を広げて数回細かく震え


あ!
写真撮っておきたい

わー
きれい!!!

とワタワタしているうちに、空高くくるくる飛んで行ってしまいました。


去年もその前も幼虫を捕まえては、蝶になる様子をみて、子供たちとの生活を楽しんでいます。

大人だけだと多分幼虫には見向きもしなかったと思います。


良い午後でした。




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爪のトラブル

2021年06月19日 | 病気

当院は美容レーザーなどもしている関係で田舎の開業医でありますが若い女性が受診することもあります。

たいていは美容レーザーと肝斑治療の内服薬

バセドウ病や 鉄欠乏性貧血の方も 通院されています。

 

 

先日、肝斑のお薬を取りにみえた方が 爪の相談をされました。

いわゆる二枚爪だったのですが。

病名としては、爪甲層状分裂症 といいます。

 

82歳、男性、鉄欠乏性貧血により生じた。鉄剤内服で治癒した。

(皮膚科学会の画像をお借りしています)

爪の表面が先端のほうで薄くはがれている状態です。

全身の病気では鉄欠乏性貧血で起こす場合があります。その方は検診で貧血を指摘されたことはないというお話でしたし、検査希望がなかったたため、お話だけで帰宅されましたが。そのあと少し本を調べてみたら、潜在的な鉄欠乏においても二枚爪の原因になるようです。

簡単な採血をして、鉄剤の投与で改善するか見たほうがよかったかな と思いました。

 

マニキュアなどで除光液を使いすぎたり、水仕事や洗剤なども爪を乾燥させます。乾燥することによって爪の水分が不足することが原因で、爪がもろくなったり、二枚爪になったりします。マニキュアの使い過ぎを避けたり、保湿のクリームを爪に塗り込んだり。水仕事の際に手袋を使用するのもよいです。

 

そのほかに、爪を使ってものをつまむ、爪切りをするなど、爪に外からの刺激が加わることが原因で、二枚爪になりやすくなります。特に爪切りで爪を大きく切ると爪に対する負担は大きくなります。爪は小さく少しずつ切ることで爪への負担を減らせます。

 

栄養に関していえば、爪の主成分は、皮膚と同じタンパク質です。肉や魚介類、卵や大豆などに多く含まれるたんぱく質が不足すると栄養素が爪にまで行き渡らず、二枚爪になりやすくなります。食事の偏りや過度なダイエットは控えましょう。

 

二枚爪はちょっとしたきっかけで起こりますが、一度二枚爪になると繰り返しやすくなります。

手や爪の保湿やマッサージ、生活習慣を見直すことで二枚爪になる間隔が空くようになり、健康で強い爪に変わります。

まずはできるところから始めて、健康できれいな手元を手に入れましょう。

 

 

一つ一つの症例がとても勉強になります。

いつもありがとうございます。

 


 

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