暑いですね。
今日はスポーツの日でオリンピック開始ですが、かなり暑さも厳しくなっているため、そういった意味でも、コロナ感染症の広がりという意味でも無事に開催されることを期待します。
今日は休診ですが、明日は通常通りの午前診療です。
よろしくお願いいたします。
さて、36‐7度の体温ほどもある気温上昇です。
水分摂取は十分されていますか?ちゃんとクーラーを効果的に使用できていますか?
私たちの体の半分以上 、大人で約60%、子供では約70-80が水分でできています。
身体の中の水分には水のほかに塩分やカリウム、たんぱく質など体を整える大切な成分が含まれています。
体内の水分が不足すると、熱中症になるばかりではなく、そのほかの大きな病気を引き起こす可能性もあり、ちゅいが必要です。
成人の体重のうち3%以上の水分が失われると脱水になるといわれています。
炎天下の運動や畑仕事などの大汗で脱水になるイメージの人もいるかもしれませんが、体から出ていく水分は尿や便、肌や呼気からの蒸発によるものなど(不感蒸泄といいます)があり、知らず知らずのうちに水分は失われるものです。
気温が増えれば、それだけで、不感蒸泄が増えます。また、胃腸炎などでの下痢でも便から水分が失われています。
部屋の中にいるだけでも、汗で水分は失われます。
脱水はめまいや立ち眩み・発熱などの症状が出ることもありますが、血液が濃くなり、固まりやすくなることで脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。また、脱水になると尿量が減って、濃くなることで尿路感染症を起こしやすくなったり、尿路結石を起こしやすくなります。本来なら洗い流される雑菌やカルシウム沈殿物が尿路内に滞り、感染や結石を起こしやすくなるのです。
夏はとにかく水分、水分が大事です。
ただしビールなどは水分にカウントしません。アルコールによる利尿作用で飲めば飲むほど尿が出て、脱水が進みます。
夏場のビール、おいしいですが、それ以外の水分摂取もしっかりと!!
よい休日をお過ごしください。