ルキノヴィスコンティほぼ遺作 監督作品 イノセント。
大好き ジャンカルロ ジャンニーニ & ラウラアントネッリ。
セッソマットの二人が今度は 仮面夫婦役。
愛人 ジェニファーオニール と 正妻 ラウラ の間を フラフラするジャンカルロ。
まあ~~~~ 自分の都合のいいようにしか行動しない男なのですが、これがまた・
イノセントは実は ジャンカルロちゃんだったのね。。というオチ。
ラウラアントネッリも肉体美を病的に隠し、不幸な妻役。
ジェニファーオニールは モテモテな未亡人。女性のずるい所満載。
二人とも 美しくない。。。 なんででしょう。 美しく撮っていないのです。
ヴィスコンティは自出より 退廃的な貴族の世界を美しく撮る人なのですが
物凄く上手い。 イノセントな男性(行動はわがままそのもの) との対比を 女性の持つネガティブな部分からさらに際立たせています。
だから 美しく撮ってはいけないんですね。
ジェニファーはまるで クリムトの「ユディト」の様に官能的でうすら怖い。。
男と女の良くある話を パッケージにしてお届けします。という感じの映画です♪