「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

現場定例

2016-03-09 14:24:08 | 16南陽台
今日は南陽台の家の現場定例でした。
現場の進捗としては
・外壁の構造用合板耐力壁の設置
・1階床ネダノン構造用合板の設置
等でした。

また
・屋根充填断熱(ブローイング)の打合せ
・今後の検査予定の打合せ
・外壁貫通スリーブ等について
打ち合わせをしました。


外壁の構造用合板耐力壁は、厚み12mmの構造用合板を使用し、釘(CN65)を100mmピッチで打ちつけたものを使用しています。
これは大臣認定を受けたもので、片面張りで壁倍率を4.0倍(通常は2.5倍)確保できます。
構造用合板を止めつける釘の仕様・ピッチ及びめり込みを見て、きちんと施工できていることを確認しました。
写真には羽子板ボルトの座彫穴に充填した発泡ウレタンが見えています。
これを平らに削り取ってから外壁の構造用合板を張ります。



南陽台の家は南側の軒が屋根先端で1.2m程度出ています。
これを支えるために南側は垂木のピッチを通常の1/2の227.5mmとしています。
垂木の間は通気のスペースになっていて、水下から水上まで空気が抜けます。


ネダノン合板と土台(2階床梁)の隙間を塞ぐため、気密用のパッキンを土台(2階床梁)の上に設置してあります。ネダノン合板で挟み込むことで効果を発揮します。


グリーン化事業で多摩産材を構造材の50%以上使用しています。
この柱は杉ですが、E130の性能が出ています。

屋根充填断熱(ブローイング)の時期は少し遅れるようですが、外周の梁を大きめにしてあるため断熱・気密を壁先行で進めても問題なく納まるようになっています(逆でも問題なし)。


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