昨年の暮れ、船小屋に幼稚園の遠足に行って以来、半世紀以上経って行ってきました。私が覚えていたのはアーチ型の橋と河原で遊んだ事だけです。
船小屋では昔からわき水が吹き出しており、この上を飛ぶスズメがよく落ちていたため、『雀地獄』と呼ばれていました。1804年~1818年難病で苦しんでいた老人が病の苦しさからいっそのこと死んでしまいたいと『雀地獄』の水を飲み、その中に浸りました。ところが、死ぬどころか気分が良くなり長年の病気が楽になり、一ヶ月もすると治ってしまいました。この噂が広がり、近くの村々から湯治客がやって来るようにようになったため、村の大庄屋が井戸を掘ることを決め、有馬藩の殿様に願い出て井戸を掘ったのが船小屋温泉の始まりとされています。
※船小屋はソフトバンクの2軍の本拠地です。