再読のための覚え書き
汽車の罐焚き
中野重治(1902-1979)
「私」の家に、知人の縁を通して、鈴木という青年が訪ねてきた。
鈴木はかつて、「私」と同郷の地で国鉄の汽車の機関助手をしていた。
鈴木が語る国鉄労働者の仕事と待遇の過酷さを、「私」は聞き書きしようと思い立った……。
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治安維持法で逮捕され、2年間の未決期間を経て、「転向」を約束して出獄した中野重治の作品。しかし、検閲当局によって執筆禁止の処分を受けることになる。
2023.3.2読了
汽車の罐焚き
角川文庫
昭和31年11月25日初版発行
昭和43年3月30日6刷
旧仮名遣い
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