長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

レスコーフ「真珠の首飾り」

2021-07-16 11:15:00 | 

再読のための覚え書き


真珠の首飾り

ニコライ・レスコフ(1831-1895

神西清訳


《ムツェンスク郡のマクベス夫人》

裕福な商人の元に嫁いだカテリーナ・リヴォーヴナは、退屈な日々に飽き、夫の出張をいいことに、使用人セルゲイとの愛欲の生活にのめり込む。


そして、残虐な展開。シェイクスピアの「マクベス夫人」同様、罪の意識から幻影に怯え始める。


《真珠の首飾り》

レスコフ版「クリスマスキャロル」


《かもじの美術家》

乳母は若かりし頃、伯爵が所有する劇場の女優だった。同じ劇場で働く髪結(かもじ)の青年アルカージイと恋仲になるが、横暴で独占欲の強い伯爵が彼らの前に立ちはだかる。


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レスコフは、かつてのロシアではトルストイよりも人気の作家だったそう。日本ではあまり知られていないが、話の展開がとてもおもしろい。



2021.7.15読了


岩波文庫

1951210日初版発行

1987485



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