再読のための覚え書き
真珠の首飾り
ニコライ・レスコフ(1831-1895)
神西清訳
《ムツェンスク郡のマクベス夫人》
裕福な商人の元に嫁いだカテリーナ・リヴォーヴナは、退屈な日々に飽き、夫の出張をいいことに、使用人セルゲイとの愛欲の生活にのめり込む。
そして、残虐な展開。シェイクスピアの「マクベス夫人」同様、罪の意識から幻影に怯え始める。
《真珠の首飾り》
レスコフ版「クリスマスキャロル」
《かもじの美術家》
乳母は若かりし頃、伯爵が所有する劇場の女優だった。同じ劇場で働く髪結(かもじ)の青年アルカージイと恋仲になるが、横暴で独占欲の強い伯爵が彼らの前に立ちはだかる。
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レスコフは、かつてのロシアではトルストイよりも人気の作家だったそう。日本ではあまり知られていないが、話の展開がとてもおもしろい。
2021.7.15読了
岩波文庫
1951年2月10日初版発行
1987年4月8日5刷
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