勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

I LOVE・・・

2007-10-04 | TVや舞台やスポーツのお喋り
7月15日以来、久々のルミネ。
だが今日はネタを見に行ったわけではない。
そう、「YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100」が目的。

7じ9じが終わり、溢れていたお客さんが三々五々帰っていく中、閑散としたロビーに到着した。
開場は9時半。
ここで庄司さんには残念なお知らせだが、開場を待っているお客さんは、私を含めて4人だった。

全席自由なので、映画を見る時の指定席である後方の中央に座る。
ルミネで映画上映なんてどんな感じかと思っていたが、舞台全体がスクリーンで大画面だ。
ゆったりした姿勢で上映開始を待つ。

『I LOVE MARILYN』
この題名から予想する内容は、やはりラブロマンス?
だがそう思っている人、芸人のラブロマンス映画なんか見たくないよ、と敬遠してしまった人は絶対損をする。
或いは「リンカーン」のキスドラマのようなチープなアクション物だと思っている人、きっと驚くだろう。

この映画、ロケなんか全然ない。
ただの白い部屋。
そこだけですべてが展開する。
舞台劇・・・ともまた違うんだな~。

これが映画?と言う向きもあるだろうが、映画はあらゆる試みを許される、監督のイマジネーションの世界だ。
斬新。実験的。
そんな言葉がぴったりと当てはまる。

内容はもちろん書けないのだが、予想外に、本当に予想した以上に凄い映画だった。
最初はビックリ、途中から笑い始め、ラスト15分はツボにはまりすぎて笑い転げていた。
(他の人は笑っていないようなので、笑い声は抑え気味だったが)

45分弱の映画上映が終わった後、私は思わずこう言いたくなった。

鬼才・庄司智春が放つ渾身のデビュー作!!
この感性にあなたはついてこられるか!?


もう大絶賛だ。

脚本を担当した金井夏生さんと言えば、「臭いTシャツ」でお馴染みのあの人。
2002年~2004年にかけて文化放送で品庄がやっていたラジオ番組に、関係者でもないのにいつもいた夏生さん。
藤谷さんと共に、品庄のライブには欠かせない縁の下の力持ちだった。
きっとこの台本も、ふたりであれこれ相談しながら、楽しく書かれたものではないだろうか。

それにしても公式の[ストーリー]に書かれてる内容。
何とかなりませんかね。
確かに「ラブストーリー」なんだけど、ただの「ラブストーリー」じゃない。
これを読んで、私は危うく見に行くのを止める所だった。
危ない、危ない。
見終わった後、思わず来て良かった・・・と呟いた。

内容はちょっと胸に痛いかも。
「私を愛してるんならこれをやってよね!」
言わなかったとは言えない。
と言うより、何度も言った覚えがある。
そんな我侭を許してくれる人に、今日は心から感謝しよう。
Comments (4)
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