勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

‘冠’になったらいいのに

2006-04-29 | TVや舞台やスポーツのお喋り
【ピンクの手紙が届いたら】4/22 TX深夜放映

今更だが関東地方限定?かと思うので、内容をアップしながら願望もちらり。

ジム・ジャームッシュ監督の「ブロークン・フラワーズ」(カンヌ映画祭の受賞作品)の映画公開にちなんだ特番。
(私事だが、この監督の前作「コーヒー&シガレッツ」は、借りようと思いながらそのままになっている)
番組はこの映画の見所を流しながら、品川庄司とゲスト(インリン・石川亜沙美)の恋愛感についてのトーク、後輩ガリットチュウのVTRが加わる構成。

映画は主人公40歳のドン(ビル・マーレイ)の元へ、ピンクの封筒に入った手紙が届くところから始まる。
その手紙は、別れた後であなたの子供を生んだと言う内容。
ドンは迷った挙句、その手紙の彼女に逢いにいくことを決める。
と言っても、ドンは恋多き男性だったので、匿名の彼女が誰だかわからない。
付き合った彼女を全部リストにし、その行方を捜しながら、一人ずつ訪ね歩く旅に出る。

昔の彼女が自分の子供を生んでいたという設定に

庄司:恐ろしいことですよ。昔の恋人から20歳の子供がいるなんて手紙が届いたら。
品川:おまえ、その可能性あるよ。40の時、19歳の子供がいるって言われる。
庄司:その話題になったら、脇汗びっしょりかいてきました(笑)

ここで番組がインターネットで意識調査をした結果が発表される。
  ー昔の恋人から手紙をもらったー
     yesー26% noー74%

MC・ゲストの答えはインリンのみyes。

庄司:言い別れ方をしていたら、返事を出すかもしれない。
品川:おまえ、マネージャーに頼むんだろう?返事出しといてって。花出しといてって。
(女性ゲスト、引く)
庄司:(切れ気味に)僕は花出したことありますよ。でもこいつは花も出さないんだから。
品川:(済まして)僕は花を1本ずつ摘んできます。

インターネット調査結果
  -昔の恋人から誘われたら逢いに行くか?-
     yesー80%(男性のみの結果)

ここでガリットチュウの熊谷を実験台に、昔の彼女から手紙が届いたらどう行動するかを相方福島が検証するVTR。
思い出の場所を訪ね歩くうち、熊谷は昔を懐かしみ、彼女への思いを強めていく。
最後に彼女が登場。
熊谷は復縁を求めるが、彼女はあっさり拒否。
男性の方が昔の恋人への思いが強いという結果に。(よく言われることだけど)

インターネット調査結果
  -昔の恋人の名前を全部言えるかー
     yesー67% noー33%

MC・ゲストの答えは、品川のみno

品川:僕は23歳の時(吉本入りの頃)過去をバチーンと切ったことがあります。
庄司:卒業アルバム捨てた人だからね。
(女性ゲスト、驚く)
品川:もし僕が吉本を止めるとしたら、その時は携帯を1回水に落とす。
庄司:解約すればいいだろう!

さらに相手の呼び名についての話になり、

庄司:なんて呼び合うか決める時って、楽しくありません?
(女性ゲストから余り反応なし)
庄司:あれ?俺だけ?
品川:わかるよ。インリンって呼んでいたのが、今日からジョイトイって呼んでいい?みたいのだろう?
(一同爆笑)
品川:おまえはなんと呼ばれてるの?
庄司:智くん、智ちゃん、春くん、トッくん・・・あとショジトモっていうのもありました。
品川:(冷たく)興味ない!

ちなみに昔ロンハーのブラックメールで、庄司くんは相手の彼女から「トモトモ」と呼ばれていた。(好きなんだね、こういうの)

インターネット意識調査
  -昔の恋人が訪れたら、家に入れるかー
     yesー32% noー68%

MC・ゲストの答えは、石川のみno

品川:相手がボロボロになって訪ねてきたとしても?

石川はそれでもno
品川は納得がいかなかったようだが、ちなみに私もno
これはまったく男性と女性の違いだと思う。
どんな風に変わっているかもわからない男性を、昔の恋人だからと言って部屋に上げるのは無用心。
石川も言っていたが、喫茶店とか、人目のあるところなら構わないのだが。
(女性は十分用心してね)

インターネット意識調査
  -昔の恋人には幸せになってもらいたいー
     yesー91% noー9%

庄司:(呆れたように)9%って・・・。(noがありえないと言う意味)

MC・ゲスト全員がyes

品川:あいつ、不幸になれ!とか考えられないよぉー。

ちなみに私はどうでもいい派。
もう関係ない人の人生だし。

庄司:ま、当然ですよね。(幸せになってほしいと思うことが)
品川:別れ方が嫌な感じだったとしても、時間が経ったらよかったことしか思い出さない。
(全員納得)

最後に映画の感想を

庄司:もう少し年を取ってから、もう一度見てみたいです。
(実感がなかったらしい)
品川:みんなで自分なりのラストシーンを考えながらみると面白いかな。

と言うことで番組終了。
(敬称略ご容赦)

OPで品川さんが「今週から始まりました・・・」と言うボケに、庄司さんが「特番!」と突っ込んでいた。
でもこれが実現したら、と思わずにいられなかった。
深夜30分枠で、映画を紹介しながらゲストとトーク。
特番という名の、次クールのパイロット版かも・・・ってね。
このゆるい感じ、いいんだけどな。
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クリスマスローズの思い出

2006-04-21 | Pluviaの窓(写真のお喋り)
10年ほど前のことだ。
暮れも押し迫った頃、私はぼんやりTVを見ていた。
テレビ版を見るでもなく、あちこちチャンネルを変えていたら、ドラマをやっていた。
その雰囲気の異様さにまず驚いた。
ある場面では下品寸前になるまで、ものを食べる人の口のアップが続く。
画面が変わると、写真のように美しい風景が広がる。
内容より、なんだかドラマの絵と雰囲気のマジックに魅せられて、そのまましばらく見ていた。
それは連ドラの総集編らしく、てっぺんを回っているのに延々続く。
ついに眠気に負けた私は、残りを録画してベッドに入った。

これが堤幸彦監督との初めての出会いだった。
ドラマは10回連続のものを2日に分けて放映した総集編だった。
私はこの2日間、夢中でドラマを見続けた。
その年すでに「金田一少年の事件簿」をヒットさせていたらしいが、私はそれを見ていない。
TXの「クリスマスキス・イヴに逢いましょう」と言うドラマで、私は彼の作品に魅せられたのだ。

このドラマの中でクリスマスローズという花のことを初めて知った。
園芸店で捜し求めたが見つからない。
そのうち空前のガーデニングブームが来て、私はやっとこの花の苗を手に入れることが出来た。
クリスマスローズの苗は、高いものだと1万円近くする。
もちろんそんな高いものにはとても手は出ないが、安い苗であまり世話をしていないのに、毎年こんな可愛い花をたくさん咲かせてくれる。

その後「サイコメトラーEIJI」「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「トリック」などのヒット作(話題作)を次々世に送り出した。
印象に残ったシーンは山ほどあるが、こんな細かい芸もある。
「ケイゾク」でのエピソード。

ヒロイン(中谷美紀)が転んで、バックから中身が飛び出す。
雑多なものに混じって、生理用品も・・・。
これがレギュラーでも夜用でもなく、長時間用なのだ。
刑事という仕事柄、長時間用は必需品なんだなと思った。
翌日のシーンで、再びヒロインが転んで、バックの中身が散乱する。
もちろん生理用品の袋も入っていた。
ここからが芸の細かいところ。
中身が減っているのだ。
女性のことなのに、これほど神経が行き届いた監督とは初めて出会った気がした。

堤監督を語らせたら、私は一晩でも話していられるだろう。

不気味な場面はあくまで不気味に、美しい場面はあくまで美しく。
この二つが一つのドラマの中で同居してる不思議さ。
毎年クリスマスローズが咲くたびに、私の中にあの日の衝撃が蘇ってくる。

   堤幸彦監督のブログはこちら
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記録達成は劇的に

2006-04-14 | TVや舞台やスポーツのお喋り
阪神タイガースから、また記録が生まれた。
先日の金本選手のような「世界記録」ではないが、今期の記憶に残る名場面がおまけについて来た。

本日の主役は井川慶選手(26)
舞台は本拠地甲子園球場。
2003年の20勝をピークに、下り坂が続いて来た。
メジャーリーグに行きたいと言えば、「この成績で?」とファンにも呆れられる始末。
今期の成績も、決していいとは言えない。

だけど井川選手にもやっと晴れ舞台が訪れた。
去年のシーズンが終了した時点で、奪三振が980。
1000奪三振と言う記録の達成は目前だった。
これまで2試合に登板して、奪三振10。
そして今日、阪神のDoctor.Kがマウンドに立つ。

この試合で1000奪三振を達成すれば、歴代5位に入るスピード記録。
打線のアシストは万全だった。
初回5連打で3得点の先制。
4回にはシーツの3ランで追加点。
6回にアニキのタイムリーでさらに追加点をあげて、計7点。

そして井川は初回から2三振を奪って快調に飛ばす。
3回に1三振、4回・5回に2三振ずつ、6回に1三振の計8三振。
記録までいよいよあと2つと迫った。
味方の援護もあって、8回まで3安打散発の安定したピッチングが続く。
僅差なら代打もあり得るが、7-0ではそれもない。
問題は100球を超える珠数だけだった。

記録まであと2。
だが回は9回まで来てしまった。
疲れも見えてきたし、もうダメかもと言うムードが漂い始めた。
対する広島の先頭打者・嶋はセカンドゴロ。
やっぱり記録を作られるのは嫌だろうし、三振より無難に当ててくるようだ。
続く栗原・福井が連続安打。
やっぱりダメだ、ここは完封を目指せ。
観客がそんなことを考え始めた時・・・。

広島の倉、三振。
もう甲子園球場はお祭り騒ぎだ。
普段なら「あと一人」コールが起こるところを、「三振!三振!」の凄まじいコール。
広島の打者は梵。
思い切り振ってくるか?やっぱり記録逃れに当ててくるか。
三振だ!!

9回1アウトから2連続三振で、井川選手はひとつの記録を達成した。
おめでとう、井川選手。
そして逃げなかった梵選手、男だね。

最後は思い切り盛り上がり、興奮しまくった。
K・29、興奮をありがとう!
もう一度20勝投手に返り咲いてくれ。
その時が来たら、喜んでメジャーリーグに送り出してあげるから。
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ヒット作はなかったけれど(3)

2006-04-12 | 映画のお喋り
もっと簡単に終わるつもりだったこのコーナー、意外と長くなってしまった。
3行ぐらいで書き切れないのが私の欠点だ。
今回も脇道にそれそうな予感・・・。
と言うのは、ジェニファー・ガーナーの映画を2本見たので、ついTVシリーズ「エイリアス」にも触れたくなってしまうからだ。

このドラマは1シーズンDVD6枚に納められているので、猛スピードで見てしまった記憶がある。
CIAとか二重スパイとか預言書とか、未だにあるの?ってネタなのだが、そこそこ面白い。
しかもあのタランティーノがゲスト出演したりして楽しませてくれる。
(武装グループの非情なリーダー役だった)
考えればこのドラマ、タラちゃんが好きそうなB級アクションネタだもんね。

その「エイリアス」のジェニファー・ガーナーの映画デヴュー作品がこれ。
《サーティーラブサーティー》
13歳の少女が、魔法の粉を浴びると、あっという間に30歳の女性って、あり得ないお話。
トム・ハンクスの出世作「ビッグ」の女性版を狙ったのだろう。

憧れのファッション誌の編集者と言う職に就いて、素敵なマンションに住み、自由気ままに暮らす30歳の彼女。
13歳の少女の夢見た生活がそこにある。
だが当然ながら厳しい現実も待ち構えていた。
13歳の少女なりの発想で懸命に仕事に情熱を傾けるが、裏切りと失恋で一気に奈落の底へ・・・。

彼女の時代の最先端だった「スリラー」を、今の時代の人たちが懐かしさに釣られて踊り出すシーンは面白かった。
が、再び13歳に戻り、過ちを正すことが出来るって言うのは余りに安易。
どんなに後悔しても、やり直しが出来ないからこそ必死に悩んで生きるのが人生なのに。

もう1本はこれ。
《エレクトラ》
ジェニファーにとっては、「エイリアス」の延長にあるような役なので、適役だろう。
忍者がいい方と悪い方に分かれて戦っていると言うストーリーで、ストーリー自身はどうでもいい。
このアニメチックなノリについていけるかどうかだ。
私は面白かったけど。

ただ忍者の教えの極意が「キマグレ」って・・・。
英語圏の民族には東洋的神秘的に響くのかもしれないが、極意が「気紛れ」だよ?
せめて字幕は別の言葉に変えて欲しかった気がする。
ともあれ、ジェニファー・ガーナーはお気に入りの女優さんだ。

《バス男》
題名は関係ない。(もう便乗見え見えだが)
ナポレポン・ダイナマイトと言うとんでもない名前のダサ高校生が主役。
もちろんエルメスとの出会いなんて劇的なこともなく、どちらかと言えばエルメス系の女の子と生徒会選挙で対立。
兄がオタクで32歳独身、ネットで知り合った女性とチャット恋愛中。
この女性のお陰で、オタク兄は見る見る変身。
それに奮起したのか、ナポちゃんは選挙戦の舞台で一世一代のパフォーマンス。
相応の彼女を捕まえて、めでたしめでたし。
と言う話を、淡々と進める。
ナポちゃんのポカ~ン顔に耐えられれば、等身大高校生物語として楽しめる。

《幸せになる彼氏の選び方ー負け犬な私の恋愛日記ー》
このDVD、傷がついていたらしく、3分ほど見られない部分があった。
(お陰でただ券一枚ゲットしたけど)
抜けた部分が、かなり重要なシーンだった・・・ような気もする。

彼氏にふられて傷心のヒロイン(モニカ・ポッター)は、友人の勧めで次々ブラインドデート。
こうして彼女の前に5人の男性が現れ、このうちの一人と結婚することになるらしい。
狙いとしては、彼女がどの男を選ぶか?のクイズ形式にあるらしい。
デートは同時進行ではなく、時期もずれているのだが、5人とのデートをちょびちょび摘みながらストーリーを進めていく。

でも最初の男が良かったら、5人目のデートなんかない。(あったら不誠実なヒロインになってしまう)
5人目の男に彼女は惹かれるが、パターンとして第一印象のよかった男は、結局選ばれない。
最終的には第一印象は良くなかったけど、後でホロリとくるような真似をしてくれちゃう男と、第一印象だけ男との対決になる。

この映画に関してよかった点を見つけるとしたら、主役のモニカ・ポッター。
相手の男性に合わせて、髪型から服装までガラリと変えてる。
元野球選手のエロにいさんの時は、わざと理知的な感じとか、モテ男相手の時は軽そうな感じとか。
うん、この点だけは楽しめました。
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春便りーその3-

2006-04-11 | Pluviaの窓(写真のお喋り)
春先、道端や庭先で見かける小さな白いしずくのような花。
スノーフレ-クだ。

和名「鈴蘭水仙 」(すずらんずいせん)
彼岸花(ひがんばな)科
3月28日の誕生花
花言葉「皆をひきつける魅力」

何故かこの花を見かけると、私は一番春を感じる。
そのひっそりとした可憐な姿が好き。


以下はまったく関係ない話。

鈴木おさむさん原作のドラマ、「ブスの瞳に恋してる」第1回目を見た。
品庄の単独で間近に見たおさむさんは、もちろん素敵な男性だったが、稲垣さんだとタイプが違いすぎて・・・。
村上さんは好演だ。
ただミラクルのイメージが強すぎて、公園で泣いている悲しいシーンなのに、立木を拳で叩いているところで、それが倒れてくるというオチが浮かんできてしまった。
女優志願なのに痩せる努力もしていないところとか、若干不自然なところもあった。
努力して(少しは)痩せたのに、結局笑いものにされたという方が、私は感情移入できると思う。
あるいは女芸人目指してるほうがストレートだったかも。
でも最後の稲垣さんのオチの台詞が面白かったので、今後に期待したい。

以上、前クールでは「夜王」に夢中だった人の感想。
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ヒット作はなかったけれど(2)

2006-04-10 | 映画のお喋り
《スターウォーズ・エピソード3・シスの復讐》2005年製作

「SWE1-ファントムメナス」1999年製作。映画館で観賞。
見所はアミダラ女王の衣装だけと言う感じで、E2は見に行かないつもりだった。
「SWE2-クローンの攻撃」2002年製作。映画館で観賞。
アナキン役のヘイデン・クリスチャンセンが「海辺の家」で気に入ってしまい、うっかり見に行ってしまった。
でもE3は見に行かないだろうな。

前作からそんなに時間が経ったわけではないのに、E1もE2も殆ど覚えていない。
ロード・オブ・ザ・リングはストーリーをちゃんと覚えていたし、さらに3作出揃ってから一度にDVDをレンタルして観賞した。
今回は映画館にも行かず、前作も借りないままE3をレンタル観賞。
1と2のストーリーを覚えていなくても関係なかった。
だって、所詮E4~5へつながるように作られているだけだから。
アナキンを無理矢理ダースベイダーにしちゃうだけの話だから。

もう致命的なのは、アナキンがダークサイドに落ちていく理由付け。
E1を見た時、アナキン少年が母親に別れを告げるシーンを見て、この母親が殺されて、それが理由で・・・なんてことにならないでくれと思っていた。
E2を見て、子供も出来て(無論ルークとレイア)幸せな結婚生活を送ってるのに、愛する妻パドメを殺されて…なんてことにならないでくれと思っていた。
結局パドメが死ぬ夢だけが理由とは・・・(呆然)

さらに致命的なのは、評議会で確固たる地位を得て、政治にも意欲的に取り組んでいたはずのパドメが、なんともつまらない女に成り下がったこと。
妊娠中なのであんまり動けないと言うことはさておいても、アナキンにすがりつくだけのか弱い女に変身って…(唖然)

私だったら、ジェダイが堕落したことにするな。
評議会に入り込み、悪い奴らと手を組んでいる(名目は戦争終結)のをアナキンが知って失望するとか。
もちろんヨーダやオビ・ワンはいい方のジェダイのままで。
ジェダイだって戦争なんか長いことやってりゃ、しかも妻帯も出来ない孤独な生活送ってりゃ、中には悪い奴だって出てくるでしょう。
どこかの星を助ける為、うっかり悪い方のジェダイに味方しちゃったアナキンは、こっちの方が手っ取り早く平和な世界を造れるって言うので、悪の魅力と哲学に屈しちゃうとか。
一度落ちてしまえば、ダークサイドの誘惑からは逃れられないだろうし、幾らヨーダやオビ・ワンに説得されても無駄だったとかさ。

「ダース・ベイダーの誕生だ!」と誇らしげにダース・シディアスが言うシーンで、思わずプロレスラーのダースベイダーを思い出して、笑い転げてしまった。

昔TVで見た、スターウォーズの最初のシリーズ(4~6)の面白さに感動した私には、この1~3の新シリーズは悲しすぎた。(暗いし!)
どうせならハン・ソロとレイアの子供のシリーズなんかを明るく作って欲しかった。
魅力的なキャラを満載してね。


《トリプルX》
《トリプルX・ネクストレベル》

前作はかなり前に見たのだが、母がまったく記憶にないと言うので、2作まとめてレンタル。
まさか2作目で主役のトリプルXが他の人になっちゃうとは思わなかったのでビックリ!(ギャラで揉めたのか?)
前作ではヴィン・ディーゼル扮するトリプルXの、スノボを使ったアクションシーンが最高だった。
007ではスキーだもん。やっぱり新世紀のスパイはスノボだね。
ただ007より悪役のキャラが弱い。ただのサイコにしか見えなかった。

さてネクストレベルでは、悲しいことに前任トリプルXはお亡くなりになったと言う設定だ。
そこで新しくトリプルXの名を襲名したのがアイス・キューブ。
スポーツマンタイプの前任者に比べると、軍人出身だけにノリの軽さがない。
これはこれで嫌いじゃないんだけど、ヴィン・ディーゼルとどうしても比べてしまう。
でも話の中盤からは、そんなことも忘れて素直にアクションを楽しんだ。

2作とも深みはないけど、アクション映画が好きな人なら楽しめる。
特に暗くて重い映画を見た後は、この辺で気分転換をしてみるとよろしいのでは。
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アニキ、オメデトウ!

2006-04-09 | TVや舞台やスポーツのお喋り
アニキ=阪神タイガースの金本知憲外野手・38歳

今日この選手が、地味ではあるが偉大な記録を達成した。
大阪ドームでの対横浜戦で、連続試合全イニング出場を【904】にした。
これまでの記録はメジャーリーガー、元オリオールズのカル・リプケンで【903】
7年間コツコツと試合に出続け、‘世界で一番’になったのだ。

たった一試合で成し遂げる記録は、華やかだが儚い。
どれほど努力しようが、練習しようが、オリンピックのような舞台で金メダルを取るのは、かなりの運も必要だと思う。
地道な努力と、最強の運があっての金メダルだ。

だが7年間に渡って達成する記録は、実に地味だが重みもある。
努力でも運でも、この記録は作れないのだ。
金本選手がこの記録を達成できたのは、日々の精進と何より忍耐の賜物だ。
槍が降ろうが、雷が落ちようが、骨折しようが、金本選手は試合に出続けた。

2004年7月29日、金本選手は左手首を骨折した。
並の人なら「骨折か、じゃあしょうがない」だろう。
でも金本選手は試合に出続けた。
出るだけだったらチームの迷惑になってしまうかもしれない。
この人は骨折したまま、ホームランさえ放って見せたのだ。

連続試合出場はリプケンの2632だ。
金本選手は現在1049。
追い抜くのは不可能な数字だ。年数がかかりすぎる。
追い抜くまでに50歳になってしまう。
でも・・・アニキなら50まで続けてくれるんじゃないか。
金本選手はファンにそんな夢を抱かせる人なのだ。
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ヒット作はなかったけれど(1)

2006-04-08 | 映画のお喋り
半額レンタル週間で、2週間に15作のDVDを見た。
今回は見たかった映画がなかったので、とりあえずの13作と、好きな映画2作を借りてきた。
好きな映画はちょっと置いておいて、まずその他の作品を。

《ライディング・ザ・ブレット》
製作総指揮、そして原作はスティーヴン・キング。
彼の原作映画は失敗作も多いのだが、好きな作家の一人なのでつい見たくなる。
舞台はもちろん東海岸最北端のメイン州。
主演のジョナサン・ジャクソンがなかなかの美形だ。

ただしキング特有のホラー色は余りない。
母親が倒れて入院中という知らせを聞き、主人公のアランは病院のある街までヒッチハイクすることに。
止まってくれた車のオーナーは、みな奇妙な人ばかり。
母と自分の死の影に怯えながら、アランの旅は続く。

幻想的なホラーの雰囲気をかもしだしながら、実はこの映画、アランの成長過程を一晩で描いてしまうロード・ムービーだ。
幼い頃に怯えてしまって乗ることの出来なかったジェットコースター「ザ・ブレット」
アランにとってブレットは死の象徴で、その恐怖から逃れられた時、彼は初めて自分の人生の意義を見出す。
ホラーっぽい青春映画は、見る人によって感想も異なるだろう。

《ボクらのママに近づくな》
《おまけつき新婚生活》
二つ並べたのは、似たような映画だから。
「ボクら・・」は母親の再婚を邪魔したい子供たちから、徹底的にイジめられる男の話。
「おまけ・・」は新婚の二人が買った家の間借り人のおばあさんが、二人を追い出すためにイジめ尽くす話。
この手の映画を見るのに、子供やおばあさんに腹を立ててしまったらおしましだ。

「ボクら・・」の主演はアイス・キューブ。
イジめるのは子供で、その動機も父親に戻ってきて欲しいから、他の男を母親に近づけさせたくないと言う可愛らしいもの。
ましてアイス・キューブはいかつい強面の男なんだから、イジめがいもある。
多分予想はつくと思うが、いつしか子供たちは邪魔な男に懐いて・・・のハッピーエンド。

そこへ行くと「おまけ・・」の方はいささか厄介だ。
作家として処女作を出版し、編集者である可愛い奥さんナンシー(ドリュー・バリモア)と結婚したアレックス(ベン・スティラー)の次の目標は一戸建ての我が家。
やっと気に入った家を見つけたのだが、一つ問題点があった。
家の作りが二世帯住宅で、2階におばあさんが住み着いているのだ。
でも年だし、おとなしそうだし、と踏んで購入を決意。
だがこのおばあさんの正体は…。

アレックスとナンシーの新婚生活は、あっという間に壊滅状態に追い込まれる。
ナンシーは仕事中におばあさんの電話に邪魔され、ミスをしてあっさりクビ。
アレックスは自作の執筆を邪魔され、締め切りギリギリに余所で書き上げた原稿を、おばあさんのせいでなくしてしまう。
(ここはなあ。私は自分の原稿を書き上げたと同時に、外部にバックアップ保存する。この基本的な用心を忘れたアレックスが悪い!)
身も心も疲れ果てたアレックスとナンシーは、ついにおばあさん殺害計画へと走る。

もちろん人のいい二人におばあさんを殺すことは不可能で、全面敗北の終結を迎えるのだが。
オチに関しては、最初から怪しかったし、妙な警官が登場した時点で確定となる。
でも3人の役者が適材適所で、その分かなり楽しめた。
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私的歴史上初

2006-04-07 | 映画のお喋り
ほぼ映画中毒だ。
映画のせいで読書量が画期的に減ってる。
これもみなDVDなるものが発明されちゃったからだ。
こんなに手軽に映画が、しかも半額レンタルだと本の10分の1くらいの価格で見られる。
本は高すぎるぞ!!

このブログの映画のお喋りで、映画館で見た映画の感想は書かないことにしている。
DVDがレンタルされてからしばらくして、改めて見直して書く。(ネタバレ多数だから)
と同時に、あまりにも趣味に合わなかった映画の悪口も書かないようにしている。
それを見て感動した人に悪いような気がするからだ。

でも時が経つに連れ、ブログに書いた映画は鮮明に覚えてるのに、書かなかった映画の記憶は薄らいでいることに気付いた。
見た映画の題名は書きとめてあるが、感想までは書いてない。
感想を文にするのとしないのでは、こんなにも記憶に差がつくものらしい。
そこで思い切って、今日はこの映画について書いてしまおう。

《オペラ座の怪人》

高いお金を払って見に行くほど懐に余裕はないので、もちろん舞台は未見。
原作も未読と言う状態。
つまり有名だけど内容はまったく知らない話を、半額レンタルで体験しちゃおうと言う魂胆だ。
ミュージカルだという知識はもちろんある。
私がミュージカルをあまり好まないということも自覚してる。
この映画を好きになる要素は殆どないとわかっていて借りてみた。

導入部分はモノクロで、静かな幕開けだ。
洋画DVDを見たことがある人なら誰でも知っていると思うが、台詞の音量は普通のTVより小さい。
当然私は音量を通常より上げて映画を見始めた。
話題になったスワロフスキーのシャンデリアのシーンになった。
この後、私はこの映画をレンタルして、自宅で見ようとしたことを後悔することになる。

スワロのシャンデリアは知らなくても、この音楽なら誰でも聴いたことがあるはずという例のあれ、タリラリラ~ン!タラリラり~ン!が、突如大音響で鳴り響いたのだ。
映画としての見せ場とも言うべきシーンで、驚いた母は両手で耳を塞ぎ、私はひっくり返りそうになりながら、慌てて音量を思い切り絞る。
以来耳の痛さと後悔で、私はこのテーマモチーフに殺意すら抱くようになってしまった。

そこからは坂を転がり落ちていくような状態だ。
ミュージカルだと知ってはいたが、全編台詞が(殆ど)なく、音楽ばかりだとは聞いていない。
音楽と台詞が交互に来るのがミュージカルじゃないの?
しかも同じモチーフを延々繰り返すだけの、オペラとは名ばかりのポップス系の音楽も気に入らない。
こうなったらもう映画を見てるというより、好きでもないミュージシャンのライヴに、無理矢理連れて行かれた人状態だ。

私はこれまで様々な映画を見て来た。
自分で失敗したなと言う映画も見た。
見ようと思った限りは最後まで見るというポリシーの下、すべて(面白くなくても)最後まで見届けてきた。
だがこの日、私は史上初の試みに手を染めた。
映画開始から30分過ぎ、早送りを始めたのだ!!!

途中、Phantom(怪人)の生い立ちの説明があったので、そこはちゃんと見た。
そこでさらに腹が立った。
醜い顔のせいでサーカスの見世物にされていたファントムを助けたのは、マダム・ナントカ(名前記憶になし)じゃないか。
それなのに彼はマダムを無視して、クリスティーヌに執着。
結局愛とか、人の優しさとかより、あんたは若さと美貌を選んだんかいっ!
クリスティーヌにいたっては、「音楽の天使」とか崇めていたくせに、初恋の子爵が現れ、ファントムの仮面を取った顔を見たとたん、「キャー、キモイ」だ。
結局孤独を慰めてくれた音楽の師匠より、金持ってる貴族がいいんかいっ!

それでもラストに至る盛り上がりシーンで早送りを止め、最後まで見ることにした。
この辺はそれほど悪くない。
最初の驚きは、映画館で見なかったせいなのでカウントしないとして、それでもファントムが現れてからここまで、長すぎるとしか言いようがない。
それも歌ばかり歌っているせいだ。
「グッドウィルハンティング」のミニー・ドライヴァーがお笑い役を引き受けたお陰で、どうにか見ていられる感じ。

この映画を見て感動された方、ホントにごめんなさい。
先ほども書いたのだが、音楽と言うのはその人の感性次第なのだ。
私にはこの映画、というより、音楽が合わなかったのだ。
映画の作り方の合わなかったが。すごく面白かったフォーン・ブースの監督なのに・・・。

字幕にずっとファントムという言葉が繰り返される。
主役の名前(あだ名)なのだから当たり前だが。
それを見ているうち、恋に狂ったファントム(亡霊)の姿を歌うB'zの『LOVE PHANTOM』が無性に聞きたくなってしまった。
当然これを書いている間のBGMは『LOVE PHANTOM』
口直しといっては、余りに失礼だろうか。
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「品川家のしあわせ」

2006-04-04 | TVや舞台やスポーツのお喋り
マダム路子さんの著書を、かなり遅めではあるが読ませていただいた。
著者はご存知の方も多いと思うが、品川庄司の品川さんのお母様だ。
帯にはこんなことが書かれている。

「ボクは母に『人に笑われないようにしなさい』と厳しく言われて育ちました」
ー末っ子品川祐ー
品川さんは長じて、人に笑われることが命の仕事に就いた。

本書はマダム路子さんの半生の自伝だ。
幼い頃に戦火を浴び、今の人生観の基になる教訓を得たこと。
品川家の両親や兄弟について。
ライフワークとなる「魅力学」と出合ったいきさつ。
山野愛子さんの次男に嫁いでからのこと。
2男2女を生んだ後の離婚について。
まさに波乱万丈の人生が語られている。

特に戦争中(第二次世界大戦・1941~45)の疎開先でのエピソードは迫真だ。
母親と兄弟と著者とで、戦火をかいくぐり、死の危険と隣り合わせの脱出を試みる。
幼い頃にこんな経験をすると、そりゃ人間強くなる。

著者が離婚した時、品川さんはまだ2歳だった。
後にそのお父さんと再会した時、「初めまして」と言われた。
そんな話を聞いたことがある。

その後著者は人生の相方にめぐり合い、一緒に暮らすことになる。
品川さんにとっての「二人目のお父さん」だ。
だが品川さんの口から、この頃の話はほとんど聞いたことがない。
幾つかエピソードは聞いたのだが、全体像ははっきりしなかった。
多分マダム路子とその方が別れてしまったので、今は関係のないその方に迷惑をかけたくないからだと考えていた。

この本を読んで、ああそうだったのか、と思った。

本の終わりごろには、品川さんの兄弟についてもかなり触れられている。
お兄様はもちろん、二人のお姉様も職を持って自立していらっしゃる。
お兄様の奥様も仕事を持っていらっしゃる。
品川さんが代々木でカフェを経営する自立した女性である奥様と結婚されたのは、品川家にとっては必然なんだと思った。
(ちなみに奥様もブログを持っていらして、‘旦那’と呼ぶ品川さんのエピソードを書かれているが、迷惑がかかるかもしれないのでリンクは遠慮した)

子育てに悩んでいる方、女性の生き方を模索してる方、そしてもちろん品川さんを応援してる方は、必読の一冊だ。
Comments (6)
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