勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

ダコタ!ダコタ!ダコタ!

2006-03-30 | 映画のお喋り
‘I am sam’でブレイクしたダコタ・ファニングの映画を、短期間で3本見た。
製作順に言えば、《マイボディガード》《ハイドアンドシーク》《宇宙戦争》の3本だ。
年に似合わず(子役はみなそうだが)、それぞれの役で自分のキャラを見事に使い分けている。
彼女が売れっ子な理由は十分に理解で来た。
後は使う側の問題だ。

《宇宙戦争》が彼女を起用した理由は、トム・クルーズと同様だ。
干乾びた映画のリメイクに集客能力を買われたのだろう。
この映画の原作は、ずっと昔に読んだ記憶があるのだが、内容は詳しく覚えているほどではない。
それよりラジオドラマ(この言葉だけで時代が想像できる)になった時、オーソン・ウェルズのナレーションがリアル過ぎたため、NYがパニックになったと言う有名なエピソードを思い出す。
ドラマでパニックが起きちゃうほど昔の原作なのだ。
(注:当時私が生きていたわけではない。どこかで聞いた話だ)

『火星人が地球を来襲しました。各地で被害が相次いでいます』
そう、原作の異星人は、火星人だったのだ。
さすがに今の時代、火星人では笑われるだけなので、遠い彼方からやってきた異星人に変わった。

そう遠くない昔、スピルバーグは異星人を友達として扱った。
異星人といえば敵と言う時代だったので、あえて逆らってみたのだろう。
そして今、やはり異星人は敵、と言う映画を作った。
趣旨換えと言うより、パニック映画の原点に戻りたかったのだろう。
普通の人がスーパーマンのような活躍で家族を守る映画ではなく、普通の男が普通のまま、おろおろしながら逃げ惑う映画。
守ろうとした息子に歯向かわれ、娘は悲鳴を上げるだけ。
イライラしてものを投げつけ、変わり果てた風景に唖然とするしかない主人公。
何から何まで普通過ぎる。

だからこそ主人公はトム・クルーズだったのだし、悲鳴を上げるだけの娘はダコタだったのだろう。
普通の男は危機が訪れようが、死に掛けようが、それ以上の活躍は出来ないのが普通で、突如かっこよくなっちゃう映画は嘘なんだよ~と、私たちに語りかけるスピルバーグ。
この時代に原作のままのオチを採用しちゃうスピルバーグ。
やはりこの人はかなりのひねくれ屋だと思う。


《マイボディガード》が彼女を起用した理由は、無論その愛らしさに期待したからだろう。
主役のデンゼル・ワシントンが、死にかけた心に怒りの炎を灯し、命懸けの復讐を始める理由が欲しかった。
軍隊で殺人マシーンとして扱われ、それゆえ自殺願望しか残っていない抜け殻になってしまったデンゼル演じるジョンの、傷ついた魂に光を投げかける清らかな少女が必要だった。

この映画のダコタは、まるで天使のように清らかで優しく、すれた感じや子供特有の気紛れなど微塵も持たない。
ジョンをクマのぬいぐるみのように大切に扱い、深い愛情を注ぐのだ。
いつしかジョンの頑なな心も解れ、彼女との時間が神の贈り物のように感じられてくる。
ジョンの軍隊式水泳の特訓に、健気に従うダコタの姿が印象的だ。
そんな平和な風景の中で、あの事件が起こるのだ。

ダコタの出番は、ほぼここで終了する。
それ以降はR-15指定の、残酷シーンを含む復讐劇へと変わるからだ。
子供を持つ親にとって、この復讐劇は必然であり痛快かもしれない。
別の人にとっては、目を背けたくなる無意味なシーンの羅列に写るかもしれない。
私は肯定派で、それこそスーパーマンとなったデンゼルの活躍を楽しんでいた。


《ハイドアンドシークー暗闇のかくれんぼー》が彼女を起用した理由は、さらに明白だ。
直球勝負、彼女の演技力に期待したのだ。
まして相手役はあのロバート・デ・ニーロだ。
映画はまさに二人が四つに組んだ演技合戦に終始する。
ダコタを起用した、或いはダコタの為に作った映画として、かなりよく出来ている。
(以後ネタバレ!)

ストーリーは、これでもかと言うほど繰り返された多重人格もののサスペンス。
これを聞いただけで、毎日同じおかずを食卓に出された人みたいな顔になる人も多いと思う。
だけど、この映画は多重人格ものとしてはかなりひねりを効かせている。
サブタイトルの「暗闇のかくれんぼ」は映画の中で行われる命懸けのゲームのことだ。
そして登場人物の中に別人格が「かくれんぼ」していると言う意味でもあるのだろう。
しかも「かくれんぼ」してるのは一人ではない。

この映画、ラストになるまでそのことを明白にはしない。
ラストに、ああそうだったのかと言う暗示がある。
(あれを未来への暗示と受け取ってしまっては面白くない!)
その時点から映画の記憶を遡って、壮絶な「かくれんぼ」の意味に気付かされる。
多重人格者VS多重人格者。
この複雑な役を、ダコタは実に上手く演じていたと思う。
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お花見はご近所で

2006-03-28 | Pluviaの窓(写真のお喋り)
桜が満開だ。
駅への道、近くの公園。
思わずぼんやりと桜を眺めている。

今年は鎌倉へ桜を撮りに行くつもりだったのに、時機を逸した。
流鏑馬と桜、二兎を追った結果か。
桜の開花が思ったより早かったのだ。

まあいい。
今年も桜の木を見上げ、ああきれい、と呟いた。
桜を眺める心になれた。
どこで見ても桜は桜。
山桜を愛でに行く時間がない方、お花見はご近所で。
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真実の愛について

2006-03-19 | 映画のお喋り
またしても某店半額期間にて、8枚のDVDをレンタルして来た。
FOXTVとBBCが共同制作したミニTVシリーズ「ザ・グリッド」3枚と、劇場用映画5枚。

「24」を意識したらしい「ザ・グリッド」は、キーファー=バウワーと言う一枚看板の主役がいない分だけ、最初の1枚目は登場人物の顔と名前を覚えるだけで終始してしまった。
場面が激しく移り変わり、原則原語&字幕の私も吹き替え版で見たほど複雑な話なので、気楽な感じでは見られない。
FBI・NSC・CIA・MI5・MI6(すべて実在)の組織名の区別がつかないと、その時点で置いていかれる。
さらに日本人の記憶に深い爪あとを残しているサリンが使用されているので、この事件を思い出したくない方も見ないほうが・・・。
それを除けば、9・11以降の世界がリアルに描かれていて面白い。

さて、映画の方だが、まず3作まとめて。

《奥さまは魔女》
1960年代を代表するアメリカのコメディドラマを、ニコール・キッドマンで映画化した。
と言ってもリメイク版ではなく、言ってみれば「バッドマンビギンズ」
テレビドラマは魔女のサマンサと人間のダーリンが結婚した後の騒動を描いているが、映画は二人が結婚する前の話を描いている。
名前もサマンサとダーリンじゃないし。

とにかく冷たい美女と評判のニコール、そのぶりっ子(古っ!)ぶりが笑える。
ファッションも髪型も、1960年代を意識してるのが面白い。
問題は恋人役のウィル・ファレルに、まったく魅力がない点。
幾ら人間界のことを良く知らない魔女だって、この男には惚れないだろう。

《マダガスカル》
目の前の棚に並んでいたから借りてきた。
ニモは面白かったし。
都会生活に馴染んだNYっ子(動物)たちが、成り行きでマダガスカル島に漂着。
精肉しか知らないライオンやその仲間たちは、本物のジャングルに呆然・・・。
みたいなあらすじが書いてあったので面白いかと思ったのだが。
彼らよりずっと目立ってて個性的だったペンギンさんたちを主役にして欲しかった。

《モディリアーニー真実の愛ー》
中学生の頃、モディリアーニのやたらと首の長い女性の肖像画に惹かれた。
他にも私の好きな画家がたくさん登場するようなので興味を持った。
芸術家の狂気、みたいなものも嫌いじゃないしね。
20世紀初頭の、世界中の絵描きや物書きが集うパリのカフェのサロン的雰囲気も好きだし。
この辺はまったく期待を裏切られなかった。
お、ユトリロだ。
へぇ、ピカソの映画とは一味違ったピカソになってる。
え?ルノアールまで出るの?
しかもピカソの取り巻きはジャン・コクトーじゃないの。
と楽しんでいた。

そしてモディリアーニを狂信的なまでに愛するジャンヌ役の女優さん、まさに彼の絵のモデルの雰囲気を漂わせてる。
彼女に不満はない。
だが!
ー真実の愛ーと言う副題の意味がちょっと違った。
どう見てもジャンヌの愛はー真実の愛ーではない。

多分この映画を見る人は殆どいないと思うので、すっかり書いてしまう。
モディリアーニは子供の頃に患った結核が治っておらず、しかも長年の貧乏暮らし、酒浸り、麻薬(マリファナ)で、身体はボロボロ。
診てもらった医者に、このままの生活を続ければ、余命は1年と言われる。
だが彼は酒もタバコもマリファナも止める事ができない。

ジャンヌは彼がアルバイトをしてる絵画教室の生徒で、すぐさま彼に惹かれる。
二人は子供まで成すのだが、ジャンヌの父親はモディリアーニがユダヤ人であることを異常なまでに憎み、結婚を認めない。
ジャンヌは父親からモディリアーニか子供かの選択を迫られ、子供を置いて彼の元へ。
その後も献身的に尽くすのだが・・・。

私がどうしても認められないのは、彼女の愛情がダメ母親の我が子の可愛がり方に見えるところだ。
一緒に生活していれば、彼の体調にも気付くだろう。
私がジャンヌだったら、縛り上げてでも酒と麻薬を止めさせる。
こんなもんに殺されるくらいなら、自分で殺してやると思う。
でも、彼女がそのことでモディリアーニに何か言っているシーンはひとつもない。
ただ容認してるのだ。
こんなの、決して真実の愛じゃない。

真実の愛を見つけたのは、モディリアーニの方だった。
ジャンヌと子供の為、気が進まなかったコンペに絵を出品する決心をし、その賞金で結婚生活を始める決意まで固める。
彼は全身全霊を一枚の絵の中に込め、それを彼女への愛の証にするのだ。
もしかしたら、彼は酒も麻薬も止めようとしていたのかも知れない。
それを実行する前に、命を落としてしまうのだが。

何も変えようとはしないジャンヌ。
何かを変えようとしたモディリアーニ。

愛すると言うことは、変わらないことではない。
変わっていく自分を相手に認めさせることだ。
変わっていく相手を全身で受け止めることだ。
同じところに留まっている愛は、いずれ朽ちて消えてしまう。
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春便りーその1-

2006-03-18 | Pluviaの窓(写真のお喋り)
寒い寒いと思っていたら、春がそこまで来ていた。
雨が降っていても、震えるほど寒いと言うことはもうない。
3月の雨は菜種梅雨。
これから咲き誇る春の花たちの為には、恵みの雨だ。
そして夏咲きの球根や、種を蒔く季節でもある。
今年はどんな花を植えようかしら。

ちょっとビックリしたことをひとつ。
昨日のアクセス数が、このブログを始めて以来の記録を更新した。
編集画面にログインすると、1週間分のアクセス数を見ることが出来るのだが、こんな数字は記憶にない。
記録してるわけではないので確かなことは言えないが、確かこれまでの最高をかなり上回っていると思う。

アクセス数なんか気にしていたらHPは運営できないので、余り気にしないようにしている。
でもやはり多くの方からアクセスをいただけるのは嬉しいことだ。
お返しと言ってはなんだが、春の香りをお届けしたい。

日本水仙は本来お正月時期に咲くものだが、今年は寒さの為に今頃開花。
ヨーロッパ種と違って、小さな花から甘い香りが漂う。
ひとりひとりに届くといいのだが。
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次長課長、登場

2006-03-17 | TVや舞台やスポーツのお喋り
通常ルミネバラエティには、11組~12組が登場する。
だが今回は10組。少ないなとは思っていた。
でもまさかこんなドッキリが・・・(別にしかけられたものではないのだが)

演者さんのネタがすべて終了すると、いつものように幕が閉まる。
その後で、番組スタッフの方なのか、ルミネスタッフの方なのかが登場し、今回の収録の趣旨説明を始める。
次課長の河本さんと井上さんが別々の場所からゴールのルミネを目指すと言うのが大まかな筋だ。

スタッフさんの話によると、次課長は後30分くらいで来ますとのこと。
家が遠い私はちょっと考えたが、収録時間は15分程度だと聞いて、残ることに決める。
近くの席にいたML仲間のSさんも残っていたしね。
修学旅行中の中学生たちは帰っていったので、下手席ががら空き。
上手席の後部に座っていた人たちがそちらに移動する。
中央の列はTVに写ると言うことで、NGの人が移動。
空いた席を埋める為にまた移動。
え~、TVに写るの~とか思いながら、席を移らなかった私、ほぼ開き直り状態。
嘘をついて来てるわけじゃなし、ブサイクに写ったっていまさら驚きはしない。

このゴタゴタした時間を利用して、ちょっと休憩。
びっくりしたのは、再入場の祭にチケット表示を求められたこと。
お金を払った興行中ならともかく、言ってみれば好意で残ってるわけで、なんでそんなことをしなければならないの?
しかもわざわざこの為に駆けつけたきた次課長ファンがいるとしたら、席だって山ほど空いてるんだから、入れてあげたっていいじゃないの。
ま、係りの女の子とケンカしても始まらないので、素直に表示したが。
だからルミネって!

まだかなりある時間を埋めてくれたのは、前説のカナリア。
若手ではかなり評価を受けているコンビと聞いていたが、トークの腕もなかなかのものだ。
相方の大きなギブスが小さなギブスに変わったネタは面白かった。

そしていよいよ次課長登場!
ちょっと待て。品庄目当てでルミネに来たのに、なんでこんなにワクワクしてるの?
そりゃ、次課長好きですよ。品庄ファンの多くは次課長好きな気がする。
でも品庄そっちのけで、別のエントリー立ててるし。
何か知らないけど、予定外って嬉しかったりするのよね。
街で偶然見かけると、別に好きな芸人さんでなくても、妙にテンションが上がってしまうあの感じに似てるかも。

幕が開くと、舞台の上に立っていたのは井上さんだけ。
あ、これってネタバレになるの?・・・・・まあいっか。
観覧登録サイトには、放映前にブログなどで番組内容を書くことを禁じると書いてあるけど、別にそこに登録して観覧に来てるわけじゃないし。

井上さんの説明によると、まったく違う趣旨のロケで箱根に連れて行かれ、温泉に入っている隙に、服から財布から、すべて持っていかれてしまったそうだ。
何も着ていない状態で、見知らぬ人の助けを借りながら新宿まで戻ってきたらしい。
当然その外見は、黄色の上下の作業服のようなもの、黒のスーツの上着だけ、腰に紫色のマフラー、革靴と言う妙なコーディネートでまとめられている。

と言う話をしているうち、河本さんもやってきた。
ああ、井上さん以上に奇妙なコーディネート!ほぼコントだ。
毛皮の尻尾のついているロシア風の帽子、青のナイロンの防寒ジャケット、お父さんのズボン下、ゴムのサンダル・・・言葉もない。
河本さんは塩原温泉からここまで戻ってきたそうだ。

この後二人はどうやってここまで辿り着いたかの苦労話を面白く語ってくれた。
箱根~板橋のバスを見つけて乗り込んだら、見たこともないところにつれて行かれたと言う井上さん。
箱根から「板橋区」へ向かうバス、あるわけないでしょう。
しかも何も着ていない状態で、国道まで出てしまったと言う話には、さすがに相方の河本さんも呆れていた。
でも井上さんはネタ書きだから、全部が天然とは言えないんだけどね。

最後に二人はマニアック物まねのショートコントで締めてくれた。
目の前で見る築地のマグロ、残った甲斐があった。
それに一日の間に、人を15人くらいしか見ていないから、こんなに大勢の人に出迎えてもらえて嬉しいと言った河本さんの言葉も真実だと思う。
若手が必ず通るドッキリ企画、この寒い中、ホントにご苦労様!
もっと売れても、また裸で国道出ちゃってね。
その気持ち、忘れないでね。

そう言えば品庄って、ドッキリ企画ってやってないよね。
売れ始めたらすぐ、冠番組もらえたり、今はひな壇芸人として定着してたり。
何かもう、思いっきり若手って言う企画のTV番組で、うろたえている品庄が見たくなって来た。
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え?ルミネで次課長のTV番組収録?!

2006-03-16 | TVや舞台やスポーツのお喋り
4年間使った携帯を引退させ、やっとカメラ付きの機種に変えた。
普段からデジカメを持ち歩いているので携帯のカメラは特別必要なかったが、友達とのデータのやり取りが出来ない(PC経由でないと)が不便。
今回はその携帯カメラで撮ったカナリア(鳥ではなく若手芸人)の写真をアップしてみた。

この写真から想像はつくと思うが、今月2度目のルミネだ。
カナリアは本日の前説&中説。
え?ルミネに中説なんてあった?とお思いの方もいるだろうが、今日はあったのだ。
通常の興業が終わった後、ルミネであるTV番組の収録があるということを知ったのは、入場時に渡されたビラを見た時。
ま、その話は置いといて、まず通常のルミネレポから。

今日はネタばかりのルミネバラエティの日。
演者さんは順に
前半:サカイスト~レイザーラモン&なかやまきんに君~水玉れっぷう隊~ティーアップ~品川庄司
後半:ルート33~チーモンチョーチュー~じゃぴょん~博多華丸大吉~はりけ~んず

まず驚いたのは、サカイストがボケとツッコミを入れ替えたことだ。
以前はお兄ちゃんがツッコミ、弟がボケだったのに。
何で?何で?私は前の方が好きだったのに。。。
レイザーラモンはHGの‘フォー’を封印して、コントのコンビとしての道を模索中。
もともとの形に戻ったんだろうが、お客さんの反応は微妙かも。
水玉さんのショートコントも久しぶりなので嬉しかった。
途中R15指定のようなネタをやる時、アキさんんはしきりと修学旅行の中学生を気にしていた。
ネタが終わると、さっとお詫び。アキさんらしいな。

前半ラストは品庄。
品川さんはいいともで着ていたアーミー風のジャケット、庄司さんは最近のお気に入りらしい黒のジャケット。
今日は庄司さんのテンションが、今年に入って一番と言っていいほど上がっていたので、もう笑いっぱなしだった。
これからの漫才はツッコミも目立たなければ、と言う品川さんの意識がいい風に反映されていた。

後半は、今私が若手で一番押してるチーモンチョーチューにやられた。
期待通りの面白さだ。
オリエンタルラジオは例外として、チーモンちゃんにもどんどん頑張ってもらいたい。
天狗になったらおしましだからね。

R-1を制した博多華丸さんのマニアックな物まねを生で見られたのも楽しかった。
さすがにルミネのお客さんはみなR-1のことを知っているようで、暖かい拍手が起きたのもいい感じだった。
コンビの片割れがR-1優勝という状態をどう生かしていくのか、これからの華丸大吉にも期待したい。

長くなりそうな気がしてきたので、次のエントリーに続く。。。
(次課長で検索してくれた方がいたら、次ですのでごめんなさい!)
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1月の話を今頃

2006-03-12 | TVや舞台やスポーツのお喋り
今年の1月19日、よしもとFandandoTVの∞(無限大)に品川庄司が出演した。
見られない派の私は、Fandangoのいただき画像だけで我慢していたのだが、先日見られる派のYさんから、録画ビデオをお借りした。

∞1部はオリエンタルラジオが、2部はほっしゃん。がメインパーソナリティを務める。
この日の1部のゲストはインパルスで、2部が品庄。
私にとっては垂涎の一日だったわけだが、Yさんのお陰で全編見ることが出来た。

内容はとっても面白かったのだが、それはさておき、ちょっと気になることがあった。
放送から2ヶ月も経ってるので、多分指摘した方が多いはずと思いながら、やっぱり気になる。

それは1部のインパルス・板倉さんが禁煙の為にネオシーダを利用してると言う話だ。
オリラジの中田くんと禁煙を約束したものの、お互いに挫折してしまい、双方とも顔を合わせづらくなっていた。
中田くんは禁煙したと言い張っていたが、板倉さんが挫折したと言ったとたん、ほっとしたように実は自分も・・・と告白。
これを機に、妙に距離を感じた二人の仲が良くなっていくって流れ。

そこで板倉さんがネオシーダを吸えば絶対禁煙出来ると力説。
「タバコと違って、ニコチンとタールが入ってないんだよ」
ええっ?ホント?
気になったので検索してみたら、こんなサイトがあった。
こちら
でも発売中止になっていないところを見ると、どうなんだろう。
どちらにしろ、タバコ代わりに吸うのはやめた方がいいような気がする。

その後もほっしゃん。オリラジ、板倉さんの中に品庄が加わって、禁煙談義に花が咲く。
庄司さんはもともとタバコを吸わない人で、25歳の時、ロンブーの淳さんに勧められた吸ったのが始まり・・・と言うのは品庄軍で聴いたことがある。
淳さんはホントに庄司さんをかわいがってくれる優しい先輩なのだが、この部分ではちょっと???だった。
でもさんま御殿でも言っていたように、庄司さんは今ではすっかり禁煙してるそうだ。
筋肉がパワーアップしたのも、禁煙のお陰かな?

その禁煙の仕方が面白い。
タバコとミニコントしてるんだそうだ。
人がタバコを吸ってると、「おまえ、俺のこと誘惑してるだろう。でも無視~って言うんです」
庄司さんらしいと言えばらしいが。
しかも某大物芸能人に勧められて2本ほど吸ったが、その後も禁煙は続いていると言う。
頑固なところも庄司さんらしい。

さてさて、第2部のトークも話題盛りだくさんだが、今日はこの辺で。
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許すって大切だけど難しい

2006-03-08 | 映画のお喋り
あまりにも長くなったので、もう1本の為に別のエントリーを立てた。

【ザ・インタープリター】2005年・アメリカ
  監督:シドニー・ポラック
  出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン

こちらはかなり硬派な感じのサスペンス・スリラー。
いかにも社会派シドニー・ポラックの作品らしい。
架空の国、アフリカのマトボ共和国の内戦に巻き込まれた国連通訳の女性シルヴィアをニコールが、事件の担当となったシークレットサービスのケラーをショーンが演じる。

このマトボ共和国の大統領ズワーニが、平和主義の運動家だった頃(今は独裁者)に書いた著書の序文がテーマ。
「銃弾の音は大きく響く。真実の声は小さいが、やがて銃声を圧倒するだろう」
無論ポラックは、この映画に反戦の意を込めている。
銃では何も解決しない。平和を望む声は、初めこそ小さいかもしれないが、必ず銃声に勝つのだと。
この映画を作った国の大統領に、その大統領を選んだ(最近は支持率も落ちてるが)国民にも訴えたかったのだろう。

ストーリーは大統領暗殺事件に巻き込まれた通訳と、彼女を守ることになったシークレットサービスを中心に展開する。
シルヴィアは白人だが、れっきとしたマトボ共和国の出身。
しかも独裁者となったズワーニ大統領に両親を殺されている。
純然たる巻き込まれ型ではない。下手すると、彼女の陰謀と言う感じも匂わせる。

だがその映画はストーリーそっちのけで、「人を許す」ことが大きなテーマになってる。
印象的なエピソードがあった。
両親を殺されたことを恨んでいるはずだと言うケラーに対して、シルヴィアはこんな話で答える。
「マトボでは古い風習があるの。殺人を犯したものの処罰を決めるのは遺族なの。泳げないように縛り上げた犯人を川に沈めるか、その場で許すか決断するの。川に沈めると決めたら、家族は一生を喪に服して暮らす。許せば遺族の魂は救われ、忘れることが出来る」

ケラーも妻を亡くしたばかりだ。男と逃げる途中、男の運転ミスで妻は死ぬ。
ケラーは妻をその男に殺されたと思っている。
「俺なら川に沈めてやる」
その時、ケラーはそう言うのだ。

だが最後にケラーはその意見を変える。
この時のショーン・ペンがすごく素敵だ。

この映画に関しては、硬派なイデオロギーなんかに興味ないよと言う人には面白くないとしか言えない。
信念とか、許すことの難しさについてを真剣に考えることの出来る人は、多分面白いと思う。
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久々ヒットのサスペンス

2006-03-07 | 映画のお喋り
すでに先月のことになってしまったが、2週連続7枚のDVDを借りた。
1週目はサスペンス2枚に不満が残った。
笑えるコメディにめぐり合う事もそうそうはないので、それだけでも良かったのだが。
さて、かなり遅れたが2週目。
昨日のエントリーで書いた「ハワードと7人の魔法使い」は特別枠扱いってことで、5枚の順位を付けてみる。

5位ーアビエーター
 ハワード・ヒューズを知らない日本人には、長すぎる映画。
 飛行機墜落のシーンは迫力があって、そればかりが印象に残ってしまった。
 ディカプリオの演技の上手さはよくわかってる。
 オスカーにだって相応しいと思うが、もっと別の形で狙って欲しい。

4位ーナショナル・トレジャー
 こんな映画かな、と思って借りてきたら、こんな映画だった。
 ニコラス・ケイジ、こんなに髪の毛あったっけ?
 そんな余分なことを考えてる暇があるってことが問題。
 もっと息をつかせぬ展開に持っていって欲しかった。

3位ーウィンブルドン
 テニスを愛し、自分でもプレーしている私には、かなり楽しめた。
 普通の俳優さんがトッププレイヤーを演じているのだから、多少のことには目を瞑る。
 フットワークがダメでしょう、なんて野暮なことは言わない。
 恋愛が男性にはいい影響を、女性には悪い影響を与えるってことにも文句は言わない。
 最後は別の結末を予想していたが、こんな夢物語もたまにはいい。
 男性のシンデレラストーリーだってあっていい。
 何より驚いたのは、スパイダーマンの決して美人とはいえないヒロイン、
 キルスティン・ダンストが、この映画ではめちゃ可愛かったこと。
 試合中のモノローグも小技が効いてる。

2位&1位は、あえて順位をつけない。
どちらも面白いサスペンスだった。

【バタフライ・エフェクト】2003年・アメリカ
  監督:エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー
  出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート

「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」と言うカオス理論が題名の由来だそうだ。
主人公エヴァンの特殊能力が、バタフライ・エフェクトを巻き起こす。

ストーリーはエヴァン7歳の頃から始まる。
ある小さな町で、エヴァンは母と二人で生活していた。
そこでエヴァンは遊び仲間3人と、ストーリーの軸となるみっつの事件を体験する。
初恋のケイリーにトラウマを残す、父親の幼児虐待。
ケイリーの兄が始めたダイナマイトを使った悪戯。(どころか殺人)
ケイリーに手を出すなと脅すため、エヴァンの犬を焼き殺すと言う兄の残虐行為。
だがエヴァンは問題のシーンで必ず記憶をなくしてしまう。

大学生になったエヴァンは、トラウマが元で、ケイリーが不幸な生活をしてることを知る。
その時、彼の中に潜伏していた能力が目覚める。と同時に、なくした記憶も蘇る。
(ああ、ネタバレ)
7歳からつけている日記の文字を見ているうち、エヴァンは記憶だけ現在のままで過去に戻ることが出来ることに気付く。
当然エヴァンはケイリーの為、父親の彼女に対する虐待を止める。
その結果、ケイリーは幸せになるが、兄ともう一人の友達が不幸に。
今度はダイナマイトの爆発を防ごうとする。
その結果・・・という風に、過去を変えるたび、誰かが必ず不幸になるのだ。

最後の最後にエヴァンが出した結論・・・。
それはケイリーの一言が決め手になる。
「父と母が離婚したとき、私は母を選びたかった。だけどあなたと離れたくなかったから、嫌いな父を選んでしまったの」
エヴァンは愛するケイリーと、友人たちの幸せの為、過去を変える最期の旅に赴く。

この手の話はよくあるようにも思うのだが、やはり次はどうなるだろうと期待感が高まる。
日本でドラマ化出来そうだ。(出来たら面白いと思う)
ところでアシュトン・カッチャーと言う俳優は「世界でもっとも美しい100人」に選ばれ、向こうでは人気があるそうだが、私には???だった。
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初恋の人に逢えた感じ

2006-03-06 | 日常のお喋り
先日借りたDVDの中に、「ハワードと7人の魔法使い」と言うのがあった。
「ハウルの動く城」の原作者・ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーを、BBCがTVドラマ化したものだ。
子供向けは承知の上、ファンタジー好きの私はためらいなくレンタル。
ま、それなりに楽しめた。
そこで前々から読んでみようかと思っていた「ハウルの動く城」を買うつもりでAmazanを覗いてみた。

私のファンタジー好きは、子供の頃に遡る。
原点は学校の図書室で借りた「ナルニア国物語」
はい、近年映画化されて、何かと話題になっているあれだ。
無論その頃にハリー・ポッターが出ていれば、多分夢中になっていたのだろうが、私には遅すぎた感がある。

そして同じ頃に、もうひとつ私の心をわしづかみにしたファンタジーシリーズがあった。
「ナルニア国物語」は、面白いと思った時点ですぐに本屋さんで全巻買い揃えた。
でももう一つのシリーズは本屋さんには置いてなかった。
絶版になったと言われた。
泣く泣く諦め、そのまま忘れ去っていった。

Amazonで「ハウル・・」をカートに入れようと思った時、突如私の頭にこの思い出が蘇って来た。
もしかして、ここでなら見つかるかもしれない。
出版社を変えて、再販されているかもしれない。
ところがずいぶん昔のことなので、本の題名も作者名も何一つ覚えていない。
海外文学~ファンタジーで検索し、1000以上ある本の題名をポツポツ見ていた。
そして・・・。

思い出した!主人公の名前は《タラン》
早速検索・・・やったぁ~!
『プリデイン物語シリーズ・第1巻・タランと角の王』ロイド・アリグザンダー著
あったよ、ありましたよ。全7巻。
在庫が2点しかない巻もあり、即注文。

届いた時の感想は、初恋の人にめぐり逢えた感じ。
読みたいと言うより、あの頃感じたことをじっくり思い出したい感じ。
脇役のギデオン王子、大好きだったなあ。
第2巻ではボロボロ泣いたっけ。。。
ああ、懐かしい。

届いてからしばらく経つが、まだ1ページも読んでいない。
思い出をじっくり楽しんで、子供の頃の気持ちに戻って、最初の1章からゆっくり味わいたいと思っている。
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