去年（こぞ）の桜-6-

傷つけたことは悪いとは思いません
そう思ってしまったら
逆に終わってしまうんじゃないでしょうか
僕は寧ろ
一歩進めたと思ってます

去年（こぞ）の桜-5-

僕にとってのテーマは
残りの人生を一緒に過ごしたい人なのか
「見極める」と言うことなんです

去年（こぞ）の桜-4-

電車に乗り遅れたら
それは自分が乗るべき電車ではなかったと
次の電車を待てばいいやと
最近はそう思うようになりました

去年（こぞ）の桜-3-

だから「告白」と言うのも
最近は「コクる」と言うんだそうですが
まったく意味のないものなんです

去年（こぞ）の桜-2-

月が地球の周りを回るように
そう言う運命なら自然と結ばれると思います
火星に無理やり自分の周りを回わらせてみても
やっぱり太陽の方がいいと言うと思うんですよね

去年（こぞ）の桜-1-

「付き合う」というのは
僕にとって何の意味もない言葉なんです

今は少し落ち着いて

この記事を書いているのは、1か月も先。

飲み会の後で気まずい別れ方をした後、ショックでブログどころではなかった。
ここしばらくの彼の話も、花の画像も、ずっと後で入れたものだ。

底のない落ち込みから、どうにか上を見始めたのは10日も経ってから。
でもまだそのことを記事に書く気にはならなかった。

そのうちにまた日が経ち、書いておくべきことがたくさんあるなと思った。
だけど彼のプライバシーに気を使って言葉を選んでいたら、記事は完成しなかった。


プライバシーと言う点で、彼は変わった人だと思う。
PCも携帯も、メアドは本名。
余計なものひとつついていない、覚えやすいメアドだ。

さらには、初めてちゃんとしゃべった時、自分のことを殆どすべて話してしまった。
仕事のことやプライベートのこと。
趣味や生活習慣のあらゆること。
履歴書＋身上調査報告をまとめて受け取ったようなもんだ。


彼は嘘をつかない。
彼は見栄を張らない。
そんなことをするには、プライドが高すぎるからだ。


だけどときどき、彼の言葉は難解になる。
解読するのに、ひどく時間がかかる。

あの夜、彼が私に語った言葉は、ほとんどがヒエログリフだ。

街を彩る花たち-4-

公園の連翹
中国原産なので、漢字で書くと読めない。
レンギョウ
英語名のGolden bellsの方がわかりやすい。
花言葉は集中力。
花言葉って、いったいだれが考えたんだろう。

街を彩る花たち-3-

公園の木瓜
カタカナで「ボケ」と書くと、かわいそうな花になってしまう。
バラ科なので棘がある。
「ボケ」に向かってツッ込むと、棘に刺されるかもしれない。
学名Chaenomeles speciosa
（美しく開いたリンゴ）

桜よ、心あらば

あの日から、彼と連絡が途絶えている。
気持ちが落ちまくって、立ち直れない。

だけどお花見には行く。
なんかが切れてしまっても、行かない、とは決して言えない。
今はその日だけを心待ちにしている。

今年は桜の開花が例年より早いらしい。
困る。
いろいろ予定があって、花見の日は早められない。

どこか咲いているところを探します。

彼がこう言ったんだから、たぶん本当に探してくるんだろう。
そう言う人だ。

毎日桜の開花状況をネットで調べている。
この辺りだと、開花予定は3月末。
予定より1週間早いと、花見の日は葉桜だ。


彼は花の季節にはまだ早い街にいる。
逢いたい気持ちで時を進められるなら。


春くれど　今年の桜　心あらば　花開くのを　今しばし待て