著名な作家、渡辺淳一氏が先月30日に他界されていた。
渡辺氏の「ひとひらの雪」「化身」「失楽園」他、いくつかの作品は読んだことがあります。
「ひとひらの雪」は毎日新聞、「失楽園」は日本経済新聞、それぞれ連載の時から注目していた作品でした。
私見ですが、谷崎潤一郎の耽美派小説の流れを継いだ恋愛小説の名手と位置づけて考えています。
恋愛描写が話題になっていますが、
移り変わる四季折々の自然描写が綺麗で、
日本の季節の美しさを再認識させられました。
渡辺淳一氏のご逝去、
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 合掌。