今朝、NHKFMで能楽鑑賞・宝生流「鶴亀」を聞いた。
祖母は生前、観世流を習っていた。
2・3日前、倉庫を整理していたら、当時のカセットテープが二本見つかった。
一本は「鶴亀」「猩々」「羽衣」。もう一本は「班女」「鶴亀」。
まだ聞いていないが、どんな内容なのか、興味はある。
テープと共に、数十冊の本。
「神歌」「高砂」「嵐山」「鸚鵡小町」「楠露」「草子洗小町」「養老」「高野物狂」「三井寺」「巴」「海士」「俊寛」「杜若」「班女」「鵜飼」「楊貴妃」「通小町」「半蔀」(はじとみ)「鉢木」「景清」など。
いくつかの本をめくって見た。
「通小町」の冊子に、謡曲仕舞大会のプログラムが挟んであった。
祖母の名も記してある。
思い出しながら、全ての本を書棚に並べた。
立ち退きで、今は存在しない家の一室に座り、
テープを聴きながら、稽古をしている祖母の姿が、
頭に浮かんだ。
・・・。