若かりし頃当時の有名な俳優さんと女優兼歌手さんの共演で話題になった映画があったそれが『春琴抄』である残念ながら映画は見ていないけれど谷崎潤一郎さんのこの作品は何度か読んでいる『カリスマ教師に学ぶ近代文学の名作』でこの作品が取り上げられる予定だったので少しずつ読み進めていた作品は文庫本で約60ページ弱の短編なのでそんなに時間はかからなかった当初放送予定は『春琴抄』の2回に分けて放送されるはずだったが前回突如『近代文学史』がはさまれたとここまで放送前に下書きしておいた放送中眠くなってしまい講義内容はあまり覚えていない耽美派とか美など聞こえた折角前もって読んでおいたのに惜しかった再放送された時は聞き逃さないようしっかり集中して聴きたい。
作者は盲目の女性を描く文体として句読点を極力少なく書いている。
朗読よりも書物を実際に目で読んで読みずらさや盲目的感覚を実感したい作品だ。
そのため、それを意識して句読点を殆ど省略した。
効果がどのくらい表現できたかは定かではない。
作者の『盲目物語』を読んだことがある。
その作品はもっと盲目的な文体に仕上がっていると思う。