先週の古典講読『名場面でつづる源氏物語』で初音の巻を学んだ。
初音の書き出しの描写は、
新造された六条院の新春、
寿福に満ちた情景で縁起がいいという理由なのだろう、
室町時代よりある公家では、正月二日の読み初めで、
冒頭の朗読が恒例となっている、と聴いた。
講座の先生も、同様になさるとおっしゃっていた。
それでは、と思い冒頭の、
「年たちかへる朝(あした)の空のけしき、
(~中略から3ページ分~)
げに千年(ちとせ)の春をかけて祝はむに、ことわりなる日なり。」
までを紙に書き写した。
コピーすれば簡単だけど、あえて手書きにした。
「光る君へ」のように筆書きにすれば、もっと好ましいのだろうが。
まだそこまで流麗に書けないので、今回はボールペンで写した。
年を越すまでに、なんとかしたい。
新しい試みとして、この冒頭部分を来年正月二日、読み始めとして朗読しよう。
9月22日(日)17:57追記
2時過ぎ、半紙に向かって書き始める。
約3時間、途中小休止を入れながら、書き進めた。
半紙5枚。
朗読用の写本完成、準備万端整った。
文字は稚拙だけど、個性と考えて良しとする。
自分にはこれが読み易い、今はこれが精一杯。