巨人単独首位 マジック２点灯

「１０．８はジャイアンツの日になる」
試合前、原監督が語った必勝宣言が現実のものとなった。

３回裏の李の先制２点タイムリーは見事だった。
６回表の亀井のファインプレーはチームのピンチを救った。
あのボールが抜けていたら、もしかしたら違う展開になっていたのかも知れない。
内海の押し出し四球で１点を失ない阪神に行きかけた流れを引き寄せたのは、６回途中から登板した山口だった。
本当にあの大事な場面でよく満塁のピンチを凌いでくれたなと思う。
８回裏の、鳥谷を気迫のピッチングで三振に打ち取った場面も見事だった。
そして７回裏のラミレスの４３号ソロHR。
２アウトから一発を放ったラミレスはやっぱり凄かった。
そして心配していた守護神クルーンだが、最終バッターの赤星まできっちりと抑えてくれた。

７月９日の最大ゲーム差１３から遂に単独首位の座を勝ち取った巨人。
打つべき選手が打ち、抑えるべき選手がきっちり抑えてくれた、まさにチーム全員が自分の仕事をこなしたからこそ勝ち得た勝利だと言えるのではないだろうか。
今日の試合は、野球の素晴らしさ、醍醐味を感じることの出来た、非常に内容の濃い試合だった