ファンを大切にする心

昨年まで開催されていた久光のファン感謝デーだが、今年から無くなってしまったようで非常に残念だ

０２年にFCが出来てから毎年春か夏に催されていたファン感
私も０２年、０５年、０６年と３回ほど参加させてもらって、普段はなかなか触れ合う機会のない憧れの選手達によるトークショーやサイン会など、夢のような楽しい想い出を作って頂き感謝している。
それだけに、ファン感開催中止は本当に寂しい

バレーチームのファンクラブというのは、現時点でV・プレミア全部のチームに設けられているわけではないし、FCの存在自体企業にとっても特別メリットがあるわけではないのかも知れない。
チームの体育館は神戸に在っても、久光製薬の本拠地は佐賀県であるという点から、大して宣伝効果の見込めないファン感は開催しても無意味なものとして排除されてしまったのだろうか

FCを存続してもらっているだけでも、会社に対して感謝すべきなのかも知れないが、ダイエー・オレンジアタッカーズ時代の、ファンを大切にする精神とは逆行して、どんどん選手との距離が離れていってしまうようで悲しい

それと昨季のV・プレミアリーグファイナルの会場にて、久光チームのスタッフについて感じた事をちょっとひと言。
「立ち止まらないで列に並んで下さい！並んでいらっしゃる方がいるので・・・」
更に「聞こえないんですか！！」。
久光ブースの前に足を止めた時、聞こえてきた一人の男性スタッフの叫び声である。
私が久光ブースに辿り着いた時は、ちょうど狩野舞子選手とのサイン・写真撮影会が催されていてブース前はかなりの人だかりが出来ていた。
男性スタッフは混乱を避けるために叫んでいたのだろうし、決して無理なことを言っていたわけではない。

でも・・・その横柄な態度に一瞬ムカッときたのも事実である
もしも彼の言い方が『サインが欲しい方は列にお並びいただけますか？　並んでいらっしゃる方がいるので・・・　』だったとしたら、全然印象は違っていたと思う。
彼は、ちょっとでも足を止めたギャラリーすべてに向けて、命令口調とも聞こえる叫び声をあげていたからである
他チームのブースも覗いてみたが、こんな対応をしているチームは一つもなかった。
なかなか言う事を聞いてくれない人々に彼自身イライラしていたのかも知れないが、ファンを大切にする気持ちが全く感じ取れなかったのも事実である。
この日、久光ファンの一人としてとても悲しく情けない気持ちになったのは言うまでもありません