初めてヘナを使ったのは、確か3年半ほど前。
「頭痛が治る」と母親に勧められ、JR丸岡駅の前にある小さな美容院でやってもらった。
確か7000円以上はしたはず。
で、こんなの続かない…と思って本場インドで探したの。
正確には、スリランカ~インドをぶらぶらしていた頃、地元の人や美容室の人に尋ねて手当たり次第に購入して回ったのです。
それがコレ ↑ 。
ちなみに真ん中ちょい左の「Bigen」は、どうやら日本製「ビゲン」の元祖のようで、ヘナではない。これはフィリピンでもケニアでもどこにでも売っていて、一箱、確か200円くらいじゃなかったかな。
ここ2年間ほど使い続けているのは、一番右の怪しいインド人のやつ。
一袋100円ほどで、スリランカなら大抵スーパーマーケットに置いてある。
(下のブルーの女性版は、このまえケニアに行ったときに、グリーン版の代わりに買ったもの。同じくインド製)
数年前から若白髪が大量発生して困っている私にとって、髪染めにかかる費用をどう抑えるか?は一大関心事なのです。
かといって、日本で市販されている790円くらいのリキット白髪染めは頭皮に合わない。
確かに手軽でラクだけど、時間待ちの時にチクチクするし、その後も抜け毛が増えるような気がする。
だから、日本製の安物白髪染めは買わないって決めたの。
そういう訳で、安物ヘナ愛用者に転身したのだけれど、先日、今度はインドフェスの会場で新たなヘナに出会った。
これはインド好きの日本人が売っていたもので、1500円/200g(左の銀袋)というから、私の愛用品に比べれば高級ヘナということになる。
聞けば、知り合いのヘナ畑で、ヘナの葉っぱのみを摘み取った100%ピュアなヘナ粉だという。美容院で使っているものともそん色なく、トリートメント効果バツグンとのこと。
それで聞いてみた。
「私、ずっとヘナ使っているんですが、ひとつだけ気に食わないことがありまして…」
「なんでしょう?」
「粉を水で混ぜる時に、見えない粒子が飛び散って床や壁に付くんですが、気づかずにいるとそこが染みになっちゃって取れないんです」
「はぁ…」
「そんなことはないですか?」
「多少は飛び散りますが、洗えば取れますよ」
「本当に?」
「ツメできゅっきゅっとやれば取れます」
「ってことは、やっぱり私のが安物だからでしょうか」
「う~ん、でも取れないってことはケミカルな成分が入ってますね」
そこで、本物とはどないや?と思い、試しに買ってみることに。
色が違う部分は「インディゴ」の粉(こちらも100%オーガニックらしい)で、ヘナだけでは黒くならないためにインディゴを混ぜて染めるのだそう。
本当はヘナで染めた後にインディゴで再度染める(時間で色調整する)のが正しいらしいが、怠慢な私は「最初から混ぜてしまえぃ!」ということで、インディゴの割合で色調整することに。
そして、水で溶かしてペイスト状に…↑。
ここで驚きの “違い” を発見した。
①とっても水に溶けやすい。
スーッと水を吸い込む感じ。安物は水を弾いてなかなか混じり合わないのに。
②なんと、粘りがある!
まるで山芋をたっぷり入れたお好み焼きの生地みたいに。
③ところどころ “ダマ” はできるが、潰しても粉が吹き出さない。
④髪にスーッとなじんで、時間が経ってもカピカピに固まらない。
安物は固まった部分が粉状化して、髪を触る度に飛び散ることがある。
それらの違いにイチイチ感動しながら、頭に塗りたぐること数十分…。
ぷわ~んと抹茶のような草のにおいが、染み込む…染み込む…
そして待つこと40分。(これはいつも適当です)
その間、暇だったので、私の身の回りにあるインド製品を撮影しました。
↑ これはシャンプー。愛用している「Vatika」は、特に真ん中のブラックオリーブ入りがお気に入り。
↑ 歯みがき粉。奥の「Colgateハーバル風味」はアメリカ製なので中国でも売っている。(日本にもハーバル版あるんかな。)手前のやつはインド製。すっごく良かったのだけれど、また現地に行かなければ買えない。
↑ 石鹸。右はサンダルウッド入りソープ。左は“女性の大事なところを洗う用”のソープらしい。(パッケージに惹かれて買ってしまった…@ケニア but インド製)
↑ 確かこれもインドのどこやらで買ったゾウ石鹸。下手な彫刻がかわいくて。
これら「シャンプー」「歯みがき粉」「石鹸」の3点セットは、海外に行った時に必ず買い溜めることにしている。現地産のものがあれば現地産のものを。なければインド産のものを。(それでも、どこに行っても意外とアメリカ産ばかりで、地元産を見つけるのは容易ではない)
動機は「日本のより安いから」なんだけれど、使ってる内に、逆に日本製のものを毛嫌いするようになってしまってね。
多分、日本のは匂いがキツいんだろうな、と思う。アメリカ産も然り。
ナチュラルそうなやつは値が張るんだしね。
…そうこうしている間に時間が経ったので洗うことに。
そして乾かして鏡を見、「ギョエッ」と叫んだ。
赤いやないか…!!!
どうやらインディゴが足りなかったらしい。
そうか、ヘナだけでは本当に染まらないんだ。
これが「自然」の色なんだ…。
明日はインディゴだけを染め足そう。。。
インド好きの兄ちゃん曰く、「ヘナ髪になれば、インディゴだけでも大丈夫ですよ」。
すでに草くさい私。
もしかしたら、草食系男子とやらにはモテるのか…しらね。
昔の写真データを整理していたら、こんなものが出てました。↑
ここ、インドを放浪したことのある日本人だったら大抵の人は知っていると思われる「クミコの家」というゲストハウスです。
・・・正確には、そのゲストハウスの女将である「クミコさん」のプライベートルームなんですが。
白いシーツが敷いてあるのがベッドで、上に置いてあるのが私の夕飯用に作ってくれたピラフのような食べ物。で、左側に並べてあるのが、私のカバンとジャンパーです。(その奥に布が被さっているものの正体は不明)
ここね、すごいんですよ。
実は、「今夜は満室だ」と言われたので諦めて引き返そうとしたら、クミコさんがぼそっと呟いたんです。
「あ、ワタシの部屋だったら空いてるけど」
それで、「そこでいいです」ってことで了解した後に更に呟かれたこと。
「ま、ワタシの部屋っていうか、ワタシのイヌの部屋なんだけど。」
・・・・・え?
っていうか犬小屋を客に貸す女将ってどうなの?それってフツー?と自問自答してはみたものの、次のホテルを探すのはかなり面倒だったのでそのままオッケーと言ってしまった。そして、後悔しました。
実に3畳ほどしかないその部屋のベッドはね、寝返り打てないほど狭いんですよ!
寝返り打てないんですよ、上の写真のベッド!!!
しかも見ての通り、毛布なし!カーテンなし!かろうじてシーツがきれいで助かりましたが、ふと寝転んで頭上の柱を見上げると、なんとまぁたくさんの蛾、蛾、ガァ!!!!!!!!!!(怒)
そして極めつけは、全てに目を瞑って消灯した後にやってきました。
・・・窓の外から、いかにも死に倒れのイヌの鳴き声が、クウン、クウン、と聞こえてくるんです。
クウン、クウン、と。。。。 息絶え絶えな苦しい悶え鳴きが、聞こえてくるんです。。。。(涙)
そこはまさに聖なるガンジス川のほとり。死体も流れてくるガンジス川のほとりです。
シャレにならん・・・・・と思いながら、疲れ切った身体をよいしょと起こして窓辺まで行き、イヌの姿を探してみました。
・・・・・・・・ あれ? ない!?
おかしいな、そんなはずないのにな、確かに聞こえるこの鳴き声はどっから来るんだ?・・・と首をかしげたその時、突然扉がバタン!と開いてクミコのイヌが~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
なんてね。
しょーもないこと書いてすいません。
ガンジス川のほとりに死に倒れのイヌの姿があったかどうかは覚えてないんですが、まぁ、その辺までは事実です。
とにかく、そんな思い出は実はどうでもよくて、この度新たに「ひとり旅テク」というカテゴリーを追加しました。
随分前に書いて別のサイトで公開してたもの(一部加筆修正)なので、あんまり面白くないかもしれませんが、一人旅に行かれる際には何かのお役にたてるかも・・・と思って一気に追加しました。
「女性独りでよく行くわね・・・」というようなことを言われることが度々ありますが、旅にもテクニックがあるもので、それさえ習得してしまえばオンナといえどもヘッチャラさ☆ということが多々あります。
ただし、こうした旅テクや旅感覚は数ヶ月ご無沙汰しただけで鈍ってしまうのも事実ですので、英語と同様、定期的にブラッシュアップが必要なようです。
旅の前にはご一読を☆
コミュニケーションは言葉だけじゃありません。
大事なのは、目と目の会話。
しかし目だけじゃ辛いので、アゴを使いましょう。
私が知る限り、マレーシアやフィリピンなどではアゴを上に動かします。
ちょうど水平な通常位置から5度ほど上にアゴを突き出す感じで、日本人に向けてやれば失礼だと受け取られるかもしれません。
スピードは0.5秒くらい。「カクッ」という感じです。
例えばそのアゴーアゴ会話に言葉を付けるとすれば、
「君、かわいいね。」(カクッ)
「あらそう?ありがと。」(カクッ)
そんな感じです。
またインドやスリランカでは、アゴを横に動かします。
ちょうどインド式の首振り人形(見たことはありませんが)をイメージしましょう。
左右10度くらいの幅で、往復3回くらいが目処のようです。
日本でいう「いいえ」の振り方ではなく、鼻を基点にアゴと頭は反対の方向に動くようにします。
頭よりアゴを意識した方がやりやすいですが、あまり振りすぎると頭が痛くなります。
この動作には一応の意味があり、
「オッケー」とか
「まぁいいんじゃない」とかそんな感じの意味を含みます。
ですが、そういった状況じゃなくても言葉の代わりに頭を振ることが多く、例えば
「ハロー」とか
「ありがとね」とか軽く言いたいときにアゴを動かして済ませます。
何はともあれ、現地の人の真似をするのが一番です。
言葉は分からなくても、こうした簡単な動作で心は通じるもの。
そして慣れてきたら、アゴと同時に眉をピクッと動かしてみたり、思い切ってウィンクしてみたりしましょう。あまり挑発しすぎることのない範囲で。。。
旅を楽しめること間違いなしです。
(写真は巧みなアゴ技を使って声をかけてきたインド人商人)
最も手軽にできるのは、洗剤でジャブジャブ洗う方法です。
ただ自分が洗濯機になったつもりで洗うのです。
洗剤は、少なくともアジア各国ではコンパクトな袋入りのものが売っています。
ので、スーパーやその辺の小さな店で安く購入が可能です。
ジャブジャブ洗うための器ですが、ホテルの洗面所にバケツがあればそれを使うのがベスト。
なければ洗面器に栓抜きが付いているかどうかを確認し、あればラッキーです。
それもない場合は、少し大きめで丈夫そうなビニール袋を使うと便利です。靴やかばん、洋服を買ったときに入れてもらえる厚手のもので、イザという時のために小さくたたんで持っていると良いでしょう。
そうした器に洗濯物を入れ、水を注ぎ、洗剤を少量加え、あとは水をかき回しながら揉み洗いすればオッケーです。いちいち石けんでゴシゴシやらなくても、自然と水が黒く濁ります。
その後、水を入れ替えてジャブジャブやること約3回。
あとはハンガーや紐に吊るして乾かすだけです。
(写真はインド・マイソール市で滞在していたホテル。1泊700円ほどで快適でした☆)
上の写真は、インドの市場でお世話になった男の子。
最初は「片言の日本語を使って客引きにやって来た怪しい不良少年」だと思っていましたが、連れて行かれた先での様子やその他モロモロから判断して、結局彼に市場を案内してもらうことにしました。
(ちなみに写真は、彼が“特製お香”をつくっているところです。)
より良い写真を撮るためには、常にカメラ(もしくは体勢)をスタンバイしておきたいものですが、海外の場合は外国人がカメラを持ち歩いても支障がない場所と、非常に危ない場所がクッキリ分かれています。
しかし「ここは安全かどうか?」を自分で判断するのはなかなか難しく、また比較的安全だとしても最初から一人で撮影に挑むのは心細いもの。
そこで、賢く撮影するには「現地で得た友達に聞く」のが最も効率的かつ効果的!というわけです。
ちなみにその友達が信用し得る人間かどうかは、自分で判断するしかありません。
眼力を利かせて・・・嗅覚も働かせて・・・ ここが一番の勝負どころです。
友達づくりに成功したら、今度はその人に何気なく撮影場所に案内してもらいましょう。
初っぱなは自分の足で現場を歩いて雰囲気に慣れることが原則ですが、少しだけ慣れてきた頃は、敢えて友達に甘えて色々と教えてもらう方が得策だと思います。たとえば、「撮影しても良いかどうか」を対象に尋ねるとき、現地の言葉で聞いてもらった方が被写体が気構えずに済みますし、そこでお互いが話している隙に撮影できれば、より自然な表情が撮れたりもします。
ただあまり頼りすぎると友達に煙たがられるので気をつけましょう。
現地の友達がまだ得られない内に撮影する場合は、焦らず時間をかけて臨むことです。
例えば大勢の人が集まる市場などでは勇んで写真を撮ろうとせず、初回はぐるぐる見て回って買い物をし、その場の空気や景色に慣れることを優先した方が良いと思います。
どんなに安全そうに見える場所でも、行って早々高価なカメラを胸の辺りでブラブラさせて見せびらかすような外国人には、私が現地の人の立場でも意地悪したくなるでしょうから。
ちなみに大まかな安全情報は、ホテルの受付人に聞くのが最も楽です。
ですが信用できない場合には、誰か信用できそうな人に出くわすまで辛抱強く待ちましょう。2~3人に聞いて「大丈夫」なら大丈夫ということです。
特に一眼レフで写真を撮る場合、いかにもローカルな場所で撮影するのは勇気が要ります。万一危険を感じた時にサッとカバンにしまえるように、常に気を張っていましょう。
私の必殺業は、大きめのストールを首からぶら下げることです。ちょうどカメラの紐も隠れますし、体の前でカメラ本体を構え、ストールで隠している状態ならシャッターチャンスを逃さず撮影することも可能です。
そして一端チャンスを掴んだら、必ずモノにする勢いでシャッターを切りましょう。
同じチャンスは二度と訪れないのですから。
笑顔を忘れずに。
常に謙虚に。
撮影の旅は出会いの旅、運試しの旅でもあるのです。
成田空港の検査員にとっては 『味噌は液体』 だということです。
「違うだろう!ペイスト状の固形物だろう?」
などという反論には応じてくれません。
なぜなら、言うこと為すことに一切融通が利かない“ロボット型”の若造だからです。
ローションやシャンプーなどの液体のみならず、お味噌も一緒にチェックインのカバンに入れましょう。
海外の空港で気をつけるべきことは、動物の頭蓋骨や毛皮などを買った場合にそれらが違法(希少動物等)ではないかどうかを確認すること・・・くらいでしょうか。
安いローカル線では荷物チェックが甘く、ペットボトルの水でも機内に持ち込めてしまう場合がありますが、そういった激安ローカル線の場合、荷物の重量には厳しいことがあります。
何キロまで預けられるのか、重量オーバーの料金はいくらかを押さえておきましょう。
でなければ、一般的な重量オーバー料金は15ドル/キロとかなり高額ですので、フライト前に想定外の出費で涙をのむことになります。
ちなみにチェックインする荷物は、カウンタースタッフによって2キロ程までは多めに見てくれます。知らない顔をしてお世話になりましょう。
日本のもので海外使用のものは機種自体が割高だし、加えて通信料もやたら高いし、だからといって海外の携帯電話を買うのは不安・・・。
インターネットで充分な人はそれで良いでしょうが、やはり携帯を持っていると何かと安心+便利です。
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最善策は、海外で安い携帯電話を購入すること。
最も安いのは NOKIAのBL-5CA(恐らくこれが機種名)です。
携帯屋さんならどこにでも置いてあります。
携帯本体の値段は国によって違い、私が知る限りバンコクが一番安くて3000円弱だったと記憶しています。(その後、フィリピンで2000円以下の携帯を発見。でも確かに壊れるのも早いです。)
一般的に田舎の方に行くほど高くなるので、本体は都心部で購入しましょう。
**
本体を購入したら、次はSIMカードです。
日本人には馴染みの薄いこのチップの扱いは、海外では常識中の常識ですので恐れることなかれ。勇気を出してトライしましょう。
まず、10センチ四方くらいのカラフルなパッケージがたくさん並べてある店に行きます。大概、通りに面したショーウィンドウなど見えやすい所に並べてあるのですぐに探せます。
店の人に「スィムカード!」と言って、パッケージの上の方に記載されている番号を適当に選びます。その番号が、あなたの携帯番号です。
購入したらパッケージを開け、中に入っているプラスチックのカードのようなものを取り出します。そのカードの一角に ICチップが付いているので、チップの四方(プラスチック)を切り離しましょう。
そして携帯電話のバッテリーを取り出すと、シルバーの簡素な蓋みたいなものがあります。それをパカッと開いてカード(SIMカード)を乗せ、再びシルバーの蓋を閉じれば出来上がりです。
カードの向きは形で判断できるのでご安心ください。IC部分が下向きです。
***
ここまでできたら後は「ロード」の仕方です。
電話代金を払うには、お手軽なプリペイド方式と日本のような月末請求の方式がありますが、外国人にとっては「プリペイド方式」の方が簡単です。
同じように携帯電話会社っぽいポスターが張ってあるお店、もしくはコンビニなどに行き、「プリペイドカード!」と言いましょう。
代金をあらかじめ払って、その分だけ通話できる方式なので、自分の状況に合わせて代金を決めればオッケーです。(まずは200円分くらいからが妥当。)
プリペイドカードには裏にスクラッチできる部分があって、そこを削るとPIN番号が現れます。
同じく裏面に書いてある英語を眺めて4桁くらいの数字を見つけ、その番号の後にPIN番号を入力して通話ボタンを押せば完了!という仕組みです。
料金がなくなったら自動的に通話またはSMS(テキストメール)送信ができなくなるので、再びお店を探してプリペードを購入しましょう。
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また、プリペードカードを購入する以外に、お店でロードしてもらう手もあります。
ポスターが張ってある小さなお店に行き、「リロード!」と言いましょう。
そして自分が買ったSIMカードの会社名(携帯のトップ画面に表示されているはずです)を伝え、自分の電話番号を教えるもしくは紙に書きます。
大事なことは、自分の電話番号を事前にメモっておくこと。
もしくは自分の番号を携帯電話にセーブしておきましょう。
後はお金を払えば店の人がやってくれます。プリペードカードと違い、非常に低額から入金が可能です。SMSしかやらない地元の人たちは、基本的にこっちの方法でリロードしているようです。
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海外使用の日本携帯を使うより、上記の方法で海外携帯を使う方が断然お得だと思います。
なぜなら、特に長旅の醍醐味は「良き出会い」にあり。と思うからです。
日本の家族や友達に電話するにも断然安いですし、海外でできた友達とも気軽に電話やSMSができます。そして何より、ただの旅行者気分から脱却して、いかにもその地に馴染んでいるような上級クラスの気分を味わえることも、海外電話を購入するメリットです。
インターネットやスカイプ通話もいいですが、海外のネットカフェでは日本語が使用できないこともあります。
せっかくの海外でパソコンの前に長時間座るより、海外番号をゲットして日本の家族や友人に知らせましょう。(その場合、滞在国の国番号をガイドブックか何かで確認して下さい。)
そして受信した場合には自信をもって「ハロー?」と答え、海外にいる開放感を存分に味わってください。
たとえば上の写真は、私の全荷物(カメラバッグ以外)を運んでくれているポーターさん。普段はポーターなど頼まず自分で持ち運びするんですが、インドでは私が道を尋ねたのをいいことに、強引に(低額で)運んでくれちゃいました。
・・・つまりこれが私の生活用品の全てだった、ということです。
インド人の頭一個分、ね。
それで、長旅には何を持って行けばよいか・・・。
例えばガイドブックに書いてあるような「トイレットペーパー」などは要りません。
現地で買えるものは現地で買いましょう。
そこで現地で必ず買えるもの(その方が安いもの)を先にリストアップします。
・シャンプー
・石けん
・トイレットペーパー
・タオル/ハンカチ
・歯みがき粉
・生理用品
・毛抜き/手鏡/綿棒など
・ブラシ
・虫除けスプレー/蚊取り線香
・ノートなどの文具
・長靴
・カッパ/折りたたみ傘
・帽子/ショールなど
・飴など菓子類
・カップラーメン
・懐中電灯
・ハンガー/洗濯ばさみ
・洗剤
・靴下
・オートミールなど栄養があるもの
・ビタミン剤
・おいしいコーヒー/ティー(緑茶はないかもしれない)
・米/パン/ジャム(梅干しはない)
・ID用の顔写真
・携帯電話(生活術のページをチェックしてください)
ですので、日本から持って行くべきものは限られます。
・好みの衣類(計5着ほど)/ズボン(計2着ほど)
・好みの下着(計4着ほど)
・タオル(1枚)
・風邪薬および常用薬
・パスポート/航空チケット
・旅行保険の冊子
・財布/現金/クレジットカード(暗証番号を要確認)
・好みの化粧用品
・日焼け止め
・歯ブラシ(海外のものは大きくてブラシの質が悪い)
・お風呂で身体を洗うタオル(心外な風呂場でもほんの少し気持ちを癒してくれる)
・カメラ/ケーブル/充電器
・海外使用のコンセント(ひとつで万能型のものがベスト)
・好みの本/ガイドブック(本当に読むのか否かは人それぞれですが)
・必要ならばインスタント味噌汁(醤油はあっても味噌はまれ)
とりあえず、思い付くものはそれくらいです。
ちなみに電気用品に使う変圧器は、最近のカメラ/ビデオ/携帯/パソコンには必要ないようです。グローバリゼーションな世の中に感謝しましょう。
衣類は最低限にして、必要があれば現地で購入した方が良いと思います。
しかし下着はなかなかフィットするものが見つからないかもしれないので、3着以上は用意した方がよさそうです。
そしてかばんの中がたとえスカスカでも、現地で何かと購入するだろうことを思って不安がらずに出発してください。
最後にパスポートとチケット、財布の確認だけは怠らないように・・・。
そこで最も不安になるのが「ビザ」。
旅行代理店などに代行をお願いすれば楽ですが、相応の代行手数料がかかります。また、日本で代行取得する場合は別として、現地で代行をお願いする場合には英語でやり取りすることになり、結局がんばらなければいけないなら自分で何とかした方が安上がりというもの。
運だめしも兼ねて、自分で直接トライしてみましょう。
とはいえ、観光ビザが必要な場合は限られます。
①ノービザで滞在が可能な期間(30日間が多い)を超えて滞在する場合
②ノービザ期間がなく、入国時に観光ビザが必要な国に行く場合
まずは訪問予定の国情報をインターネットで調べ、入国時にビザが必要かどうかをチェックしましょう。(国によっては、訪問者の国籍によってビザの要/不要を分けている場合がありますので、日本人にとってどうなのかをチェックして下さい。)
【入国時にビザが必要な場合(②の場合)】
その国の大使館または領事館で、渡航前にビザを申請します。
例えばインドに行く時には、事前に東京にあるインド大使館か、外国(首都ならどこでも)にあるインディアンエンバスィーを訪れ、受け付け嬢に「ビザを申請したい」と申し出ます。
恐らくその受け付け嬢は申請用紙をくれるでしょうから、きちっと記入をして、写真を貼って、指定された窓口に提出します。(ここまでは大使館のホームページから用紙をダウンロードして郵送すればOK、の国もあるかもしれません。)
窓口ではスタッフの人が申請書とパスポートをチェックし、決められた金額(ビザ代)を要求します。たとえ予想より高くても下手に文句は付けず、言われるがままに従いましょう。
っとここで、超マニアックなお得情報です。
・インドネシアに入国する場合=どこから入国するか?でビザの代金が変わります。
カリマンタン島から入国すると、ビザ代は約7000円(マレーシアにあるインドネシア領事館で取得した場合)。ところがバリ島の場合には1500円強(到着したデンパサール国際空港で取得した場合)で済むのです。
更に、デンパサール空港で取得する場合は滞在期間によってビザ代金が異なり、7日間までなら500円ほどしかかかりません。なんとなく10日間滞在するよりは7日間を濃密に楽しんだ方が良いかもしれませんね。(ちなみに15ドル払えば1ヶ月間有効です。)
・インドに入国する場合=各国にあるインド大使館によって代金が大きく異なります。
最も安いと思われるのは、スリランカにあるインド大使館で取得することです。そこではなぜか、スリランカ人/アメリカ人/日本人/その他の国籍を持つ者にカテゴライズされており、日本人はスリランカ人に次いで安い約1300円(6ヶ月間出入り自由型)。アメリカ人やその他の国の人たちは、(確か)3000円以上出さないとビザを発行してもらえないという、嬉しいような申し訳ないような、でも一体なぜ?という不思議な優越感を味わえるのです。
ちなみに日本にあるインド大使館でビザ申請する場合は、インターネット情報によれば約7000円とのこと。スリランカに全く興味ない人はともかく、近くして異なる国に寄り道してみるのもアリかと・・・思います。
(スリランカはノービザで入れます。また上記の方法を試す場合、首都のコロンボでビザを申請すると1週間待たされますが、第2の街・キャンディのインド領事館では当日発行してくれるそうです。)
【ノービザで滞在できる期間を超える場合(①の場合)】
滞在している国の入局管理局に行きます。
ここでも受け付け嬢に申請用紙をもらい、記入して写真を貼り、指定された窓口に提出します。そして要求された金額を素直に支払い、提出したパスポートを受け取る日時を聞きます。
パスポートは当日受け渡し可能なこともあれば、後日返却ということもあります。パスポートを取られた状態で数日間を過ごすのは不安なものですが、その間、パスポートを預けていることを証明する紙をくれる場合もある(できるだけもらった方がいい)ので、必要なときはそれをパスポート代わりに使うことができます。
っと、ここでもマニアックな便利情報を。
・フィリピンの入国管理局に行く場合=服装と態度、表情に注意した方が◎です。
外国人の間では非常に悪名高いフィリピン・マニラの入国管理局。短パンにサンダル姿では、警備員が中に入れてくれないことがあるそうです。というのも中の職員が極めてややこしい(偏屈らしい)ので、申請(お願い)する側の私たちは常に笑顔で穏やかにふるまうのが無難、だそうです。
ちなみに「いつも心に太陽を」とつぶやきながら私が訪れたときには、何のトラブルもなく当日中に新しいビザを取得できました。
「お客様は神様」などと本気で考えるのは日本人くらい、と心得ましょう。
以上、私が知る限りのビザ情報です。
観光ビザを自分で取得するのは確かに面倒くさいですが、やってみればそれほど難しくはありません。
各国の大使館巡りをするような気分で、果敢に挑戦してみることをお薦めします。
最後に、ビザ申請時にパスポートと顔写真を持参することをお忘れなく!
最近、部屋の大掃除を致しまして、昔のいろんな物を発掘見つけました。
なんせこんなに大規模に部屋を掃除したのは、かれこれ10年以上ぶりのことでございます。(我が部屋ながら、いろいろ事情がありまして・・・。)
それで、大昔に母親が手作りしてくれた赤いかばんを見つけました。
柔らかい布でつくった、ラップトップも優に入るかなり大きめのかばんです。
しかもほつれた部分は特になく、今でも充分使えそうな立派な代物。
これはなかなか良い発見じゃ・・・。
そう思って早速風呂場へ走り、少し黄ばんだ白地の部分をごしごしと洗いました。
けれど・・・。
長年放ったらかされた布の黄ばみが、そう簡単に取れるはずはありません。
あ~ぁ、と思ってすぐに諦め、とりあえず黄ばみは気にしないで使ってみてから考えよう、と気持ちを新たにベランダへ。
物干竿にかばんを掛けて、洗濯バサミで留めました。
そして放ったらかすこと数日間・・・。
いや、正確には、ベタベタだったかばんが乾く前に雨が振り出し、取り入れるタイミングを失ったのです。
そうこうしている間に雪が降り出し、雷が鳴り・・・、とますます激しい天候に。
そしてようやく日差しが戻った本日(日付的には昨日ですが)、ずっと案じていた赤いかばんを救済しようと、ベランダに参りました。すると・・・
なんと!白地を覆っていた黄ばみが見事に取れていたのです!!!
なんとまぁ、私は自分の目を何度も疑いました。けれど白いところは何度見ても白く、洗濯バサミで留められていた部分だけがほのかに黄色いのです。
あぁ、赤いかばんちゃん・・・。
あなたは雨雪霰雷に吹き付けられ、強風に煽られて一段と強くなったのですね。。。
ということで、今日一番のビックリギョーテンでした。
皆さん、取れない黄ばみは天に任せて、かわいい子は崖から落とす気概で臨みましょう。
終