アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

3月「アジアの力~第1弾~」展・最終!

2010-01-24 | お知らせ

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とき : 3月20・21・22日

場所: 魚志楼(坂井市三国町)=老舗の料理茶屋

内容 : 写真の展示/ビデオ上映(バングラデシュの新作あり)/アジアン雑貨販売/お呈茶(本格お抹茶が飲めます)/トークイベント(特別対談)

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昨年6月から巡回してきました「アジアの力」展。
とりあえず3月で締めることに致しました。

最終所は「三国町」。

実は「アジアの力」の前身となった「ぼくらのアジア」ビデオ上映会が一昨年12月に行われた地が三国町でして、また私のこの行い全ての発祥の地も三国町なんです。
なので最後はそこに還りたい!ということで、私の大好きな料理屋さん・魚志楼の女将さんにお願いしました。


思えば9ヶ月間、いろんな人に助けられ、またいろんな人に出会いながら巡回してきました。

本当に、私個人にとっての「行脚」だったなぁ~と振り返っています。

それで最後の締め展では、これまで使いに使いまくった写真パネルはもちろんですが、それに加えてバングラデシュで撮影した新作の写真とビデオ、あと私おススメの現地調達アジアン雑貨をドドーン!と販売しようと思います。





また、昔の遊郭の面影を残す「魚志楼」は、その佇まいを見学するだけでも大いに価値あり!と私が胸を張ってお薦めする場所。そこでお茶の先生とコラボして呈茶をお出ししたり、魚志楼さんが定期的にやっているトークイベントとコラボしたり・・・と楽しい企画も用意しています。

詳しいことは来月DMを作り次第アップしますが、今年度の締めくくりに、是非是非!初春の海風吹く三国町に足をお運びくださいませ。


もし間に合えば、オリジナルの手作り写真エッセイ集も販売(もしくは閲覧のみ)したいなぁ・・・と考えています。

読売新聞に掲載されました。私。

2010-01-22 | お知らせ
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。m(_ _)m

新年早々、私は引っ越しに追われておりました。

1月11日より、福井県民から神奈川県民になりました。
人生初の関東住まいです。

つまり「アジアの力」みたいな取材や表現を続けるためにはフリーランスで働くしか方法がなく、その仕事探しのための上京なわけです。個人でやっていく自信も何もありませんが、とにかく海外で長期取材をしたいなら、フリーになるか社長になるか・・・もしくはスポンサー(リッチな旦那)を見つけるか・・・といった道しかないですからね。

どれも手腕の要ることですが、とにかくその内のひとつに身体ごと突っ込む覚悟を、「アジアの力」展を巡回しながら決めたのであります。

とはいえ、もともと旅人の性分ですから、住んでる場所にはあまり意味がない。
それより「交通費を捻出できること」「人の輪を広げられること」「モチベーションとスキルを高められること」の方が大事です。

そんなこんな思いを読売新聞さんが去年取材してくださり、今月11日の紙面に載りました。




この取材の日、実はバングラデシュから帰国した当日でして、向こう(バングラ)でもらった風邪が発症しかかっていて結構フラフラな状態でした。案の定、次の日には高熱を出して寝込んだほどです。

なのに何だ、この笑顔は・・・。

自分の写真が嫌いな私には何とも堪え難いアップですが、この記事を見て電話をかけてきてくださった元上司には「満たされている笑顔」だと褒められました。笑

取材してくださった井ノ口さん、どうもありがとうございました。記事ともに素晴らしい・・・。

こうして、取材する身分なのに取材される、というのは面白いものです。
取材してくださる人の腕前拝見、という一面も、正直ある。
もちろん、そこから勉強させてもらってもいるわけです。こっそりと。


今、新聞やテレビの報道界にも不況の寒風が吹いて大変なようです。
予算削減、人員削減の結果、心ある良い記者ほど苦しむ羽目になっています。
良い取材というのは、決して効率優先でできるものはないですからね。(私みたいな非効率的すぎるのも問題だとは思いますが。)

心ある記者の皆さん、がんばりましょうね。
情報過多といわれる現代だけど、情報というのは文字記号の羅列ではありません。
そこには必ず、伝える側の思いと人となりが透けて見える。そこのフィルターが誠実かどうかが、記事の善し悪しを決めるんだと思います。

・・・と、そんなことを、読者側に回って改めて感じる次第。

人間くさいのがいいんです。何でも。
臭ければ臭いほどいい。
ここの新居近くにある商店街なんて、寂れた下町の生活感あふれ返る、福井にもあまりないような臭々の雰囲気です。

こういうのが落ち着く、というのは30を過ぎた証でしょうか。

でもまぁ、「アジア」ってのは「くさい」もんですから。
これを「アジくさ」といいます。


・・・ちょっとコジツケ過ぎるかな。