アジアはでっかい子宮だと思う。

~牧野佳奈子の人生日記~

「エコツーでアジアと繋がる」を考えるin琉球

2011-10-15 | ~2012年まじめ系の日記
先週(10月3~7日)はずっと、アジア6カ国の子どもと大人が集まる国際キャンプに参加していました。
今年で2回目の参加。で、今回のミッションは「活動紹介ビデオをつくること」だったので、終始ビデオカメラを持ってウロウロしていました。(なので写真が手元に全くないっ…ことに今さら気づいた次第。)

その詳細は、また後ほど。
(今月中に動画編集します)

そしてキャンプが終わってすぐ、疲れ果てた身体を引きずって向かった先は、沖縄でした。



国際キャンプを支えている各国の仲間(韓国/中国/モンゴル)と共に、別の会議に参加するため。

それは、CONE(自然体験活動推進協議会)全国フォーラムin琉球の中で行われたアジア分科会で、話し合った内容は、“遊びながら学ぶ” ことでアジアと繋がっていくためにはどうしたらいいだろう?…ということでした。


↑ 分科会の様子

この “遊びながら学ぶ” というのは、具体的にいえば「自然体験活動」とか「キャンプ」とか「エコツアー」とかなんだけど、なんだかイマイチ「バシっ」とくる言葉がないなぁ…と思うのは私だけでしょうか?
「自然体験活動」ってのが第一カタイというか、ナガイというか、確かに「自然」の中で「体験」する「活動」には違いないけれど、漢字6個もくっつけると見辛いんですけど…といつも思ってしまうんだよねぇ。(関係者の人には申し訳ありません。。)

それはともかく、「アジアとどう繋がっていくか?」ということに関していえば、いろいろな意見が出ました。

特に現実的なところでは…
・韓国の中学生は年間20時間以上のボランティア活動が義務づけられていて、その内容が進学や就職に大きく影響する。
→ そこで親たちは必至でより良いボランティア活動を探し、お金を出してでも子どもに参加させる。
→ 中身の充実したボランティア活動プログラムを企画すれば、韓国の子ども達を受入れられる。
→ たとえば沖縄だったら、海岸の清掃をしながらウミガメの産卵について学ぶ、とか。
→ 通訳には、韓国から来ている留学生とのツテを作って通訳ボランティアを募れないか?
などなど。

そして早速、沖縄で行われているエコツアーを垣間見るため、ヤンバルの森にレッツゴー。



案内人は、やんばるエコツーリズム研究所の中根さん。私もファンの一人であります。

ちなみに写真は、
「伊部岳には稀少生物のほとんどが棲んでいるほど貴重な自然が残っていますが、これはアメリカ軍による射撃演習が行われる当日に、住民が総出で山に登ってそれを阻止した結果によるものです」
…と、その記念碑を前に中根さんが説明しておられる様子。

伊部岳に棲む動植物たちは、そこがアメリカ軍の領土だったために開発から逃れられた一方で、射撃演習による焼失からは住民が体を張って守ったという深い深い歴史の賜物なのです。


↑ こちらは、やんばるくいな の保護センタ―。


↑ ウミガメが産卵する無人島までは、カヌーを漕いで行くのだそう。


↑ やんばるの森と海に囲まれた安田(あだ)集落では、見た事もない美しい蝶々をアチコチで見ることができる。


↑ 集落にあった郵便局。私が今までに見た郵便局の中で最小!


↑ お店は1軒だけ。「協同店」だけど、いわゆるCOOPではない。この店の前にあるコカコーラの自販機でジュースを買うと、いくらかの利益がやんばるくいなの保護に寄付される。


ところで、上記4人で数時間だけ名護市内を観光した時のこと。

運転も案内も「すごく親切」だけど「すごく適当」な地元タクシーの運ちゃんに、アジアの3人は大爆笑しながら口々に言っていた。
「運転しながら電話するの、本とは違反でしょ!?…全くモンゴルと一緒だよ!」
「こんなに適当なタクシー屋さん、韓国と同じだ~」
「中国もそうですよ!」

そんな沖縄が、私も大好き。

今度はゆっくり行きたいな~
(本とは住んじゃいたい勢いなんだけど…)