夕焼け 撮影日:2017/09/13 場所:家のベランダから
林フミ子 1919年 女学校2年
林 芙美子1903(明治36)-1951(昭和26) 作家
リンクついて問い合わせ中なので、今日はリンク抜きで行く。
林芙美子と聞くと、放浪記や浮雲より「花の命は短くて・・・」を思い浮べる。
未発表の詩の一部らしいが、それについては後程書く。
今日は芙美子の生まれるまでを書く。
年譜を調べていたら、彼女の母・林キクがどうやら芙美子そっくりなのだ。
というか芙美子の人生は母親譲り・・・と感じたのでそこから始めたい。
以下、年号は省略(ほとんど不詳のため)、密接に関係しない人物も省略。
林キクは鹿児島市で漢方薬を扱う薬種商の娘として生まれた。
年頃になり親の決めた結婚をする。
夫がキクを大事にせず、彼女も愛せない男だった。すぐ別れて実家に戻る。
兄の久吉が鹿児島古谷温泉で温泉宿を営んでいた。そこへ働きに行く。
そこは行商の長期滞在客が多く、人目を惹くキクは人気となる。
彼女は、もっと華やかな都会へ出たく、何人かの男と関係を持つ。
しかし、都会へ出る気の男は誰も無し。キクは三人の子を産むだけに終わる。
三人の子は、父親や自分の生家で引き取ってもらった。
両親は、それでもキクを結婚させたが、すぐ別れてしまう。
キク35歳、若さも色褪せて来たころ、宮田麻太郎と出会う。
彼はキクより14歳年下 、宮田の家では二人の結婚を許さなかった
しかし、宮田は下関へ行き、質流れ品を扱う店を作ることが夢。
親の反対を押し切り、二人で行商しながら下関へ向かった。
その時キクはすでに妊娠、途中の門司でフミ子を産む。
宮田は親の反対があって、子どもを認知できない。
キクはやむなく兄の久吉に頼み込み、彼の子供として籍に入れてもらった。
という話は、林芙美子の死後、明らかになったそうだ。
次回から、フミ子が生まれてからの話に移りたい。
フミ子が生まれてキクは落ち着いた、かと思いきやそうはいかなかった・・・。
最後に「女の命は・・・」の全文。
それでは明日またお会いしましょう。
[Rosey]