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11月16日(日):フィラエの着陸地点

2014年11月16日 00時36分48秒 | 天文・宇宙

降下カメラは地表がミリメートルからメートルの大きさのダストと破片で覆われていることを明らかにした。一方、フィラエの CIVA (彗星核赤外線可視光線分析器)カメラは、着陸船が岩の壁に近く、恐らくその3本の足の一つが浮いていることを示唆する第一印象のパノラマイメージを送り返した。フィラエの位置の移動を引き起こす恐れがある科学装置を起動させるべきかどうかの議論の後、 MUPUS (地表・地下科学複合目的センサー)と APXS (αプロトンX線分光計)の二つの機器が展開された。着陸船の核となる主電池は次の24時間のいつか尽きるかもしれない。毎日 1.5 時間の日光のみで着陸船が利用できる、ソーラーパネルによってフィラエを充電する二次電池は、長い間科学を行うためのエネルギー総量に影響がある。最初の着陸地点は彗星日 12.4 時間にほぼ7時間の照明を提供した。

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11月15日(土):ロゼッタの着陸船3回着陸する

2014年11月16日 00時31分54秒 | 天文・宇宙

11月12日水曜日、欧州宇宙機関のロゼッタミッションは成功裏に彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコの地表に着陸した。時速約 3.2 キロメートルの速度で降下し、「フィラエ」と呼ばれる着陸船は初めてタッチダウンし、その信号は西海岸標準時午前8時3分(日本時間11月13日午前1時3分)に受信された。部分的に点火しなかったアンカーの銛(harpoon)のために、また、地球の重力の10万分の一以下の彗星の低い重力のために、フィラエは地表でバウンドし、射程に沿って約1キロメートル彗星の地表の上に飛び上がった。最初の接触の約2時間後の西海岸標準時午前9時53分(日本時間1月13日午後0時53分)にフィラエは再び着陸した。二回目のバウンドが起き再び宙に浮いた。彗星の核とのフィラエの3回目の接触は魅力的であった。西海岸標準時午前10時(日本時間11月13日午前2時)に、ロゼッタミッションのフィラエ着陸船は、彗星に軟着陸した最初の宇宙船になった。ロゼッタのミッション・コントローラ達は、フィラエが、直径約2メートル、深さ約2メートルの穴(または亀裂)の傍らに降り立ったと考えている。着陸船は地表に固定されていないが安定しており、既にその10の装置の八つはデータを送り返し始めた。科学チームは、その次の動きに取り組んでいる。

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11月15日(土):フィラエの最初のパノラマ

2014年11月16日 00時09分23秒 | 天文・宇宙

ロゼッタの着陸船フィラエは、彗星の地表からの最初のパノラマのイメージを送り返してきた。未処理の視界では、 CIVA-P 画像処理システムで捕えられた最終的なタッチダウン地点の周囲の360度の視界を示している。フィラエの車輪の三つの足の部分がこのフレームに見ることができる。彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコの地表へのフィラエのタッチダウンの確認は、国際時間11月12日 16:03 (日本時間11月13日午前1時3分)に地球に届いた。

左のイメージは着陸後最初の撮影、右のイメージはその後のパノラマ。

 

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10月13日(木):ロゼッタの歌う彗星

2014年11月16日 00時01分33秒 | 天文・宇宙

欧州宇宙機関のロゼッタ宇宙船の機器が、彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコから不可解な「歌」を拾った。11月12日水曜日、ロゼッタは彗星67Pの地表にフィラエ着陸船を送り、彗星での初めての軟着陸を試みるだろう。この音は彗星周辺の磁場の振動であると考えられている。これらは、彗星を周っている宇宙船の五つの機器のセット、ロゼッタプラズマコンソーシアムによって拾われた。この彗星の歌は、一般的に20ヘルツから20キロヘルツの間の音を聞き取る、人間の聴力以下遥か遠くの40~50ミリヘルツで発せられているので人間の耳には聞き取れない。この音を人間に聞き取れるようにするために、ロゼッタ科学者達は、周波数を1万倍に増加させた。

音を聞くには https://soundcloud.com/esaops/a-singing-comet  から。

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